ただこのヒト月の間にGETした音盤の第一印象を10点満点で採点しました。
あくまでも、第一印象ですから。
'72年、レディ・ソウル=アレサ・フランクリンのゴスペル・アルバム完全版。
ゴスペルはアレサのバックボーン。素晴らしくエモーショナルな歌声を聴かせる。
ダイナミックなクワイア(聖歌隊)。コーネル・デュープリー、チャック・レイニ
ー、バーナード・パーディーの最強のリズム・セクション!!至上の音楽です。10点
Doug Sahm / The Last Real Texas Blues Band
テキサス・トルネイド=ダグ・ザームはホンモノだなあ。ここではブルースを豪快
に飛ばしてるけど、ボブ・ウィルスからTボーン・ウオーカーまで、テキサスの豊潤な
音楽が身体にいっぱいつまってるんだから。それにしてもブットイ演奏! 10点
Henry Mancini / Peter Gunn
ヘンリー・マンシーニの「ピーターガンのテーマ」です。ひたすらカッコイイよ。
'58年TVのサントラ、ウエスト・コースト・ジャズって感じ。ピアノを弾いてるのは
「スター・ウオーズ」のジョン・ウイリアムズでした。へえ〜っと。 9点
Los Lobos / This Time
ロス・ロボスの新作です。彼等、初期のイメージはタイトでパワフルなロックン・
ロール・バンド。ちょっと太めのメキシカン。なんだけど、ミッシェル・フルーム、
チャド・ブレイクと組むようになってから、サウンドが多彩に凝り凝りになってきた
みたい。ちょっと凝りすぎじゃない?でもハードボイルドな感じ、好きです。10点
G.Love & Special Sauce / Philadelphonic
ちょっとハズれた周波数って感じが好きです。デビュー・アルバムを熱狂的に受け
入れた僕でしたが、まわりの反応は冷たかったな。いくぶん聴きやすくなった本作、
やっぱりカッコイイと思います。でもブレイクはまだまだだな。 8点
V.A / Tangled Up In Blues.Songs Of Bob Dylan
ディラン作品のカバー集。集まったメンツがまったく僕の好み。タジ・マハール、
メイヴィス・ステイプル!、アイザック・ヘイズ、R.L.バーンサイド、レオン・ラッセ
ル、ザ・バンド!などなど、すごいな。しかもうれしかったのがバックにメンフィスの
ティニー・ホッジスはじめハイ・リズムのメンバーがいて、ジェームズ・コットンがハ
モニカ吹いて、ゲイトマウス・ブラウンがフィドルして、ジム・ディキンスンがピアノ
弾いてみたいに、もうまったく豪華です。こーゆうの弱いです。 10点
Tutu Jones / Blue Texas Soul
テキサスの若手ブルース・マン、96年作品。艶っぽいヴォーカル良し、シャープな
ギター良し、久しぶりに生きのいいブルースに出会った。今後も注目。 9点
Steve Ashley / Stroll On-Revisited
フェアポート・コンベンション、アルビニオン・カントリー・バンドにサポートさ
れ、スティーブ・アシュレイの凛とした歌声が気持ちいい。'70年代初期のブリティシ
ュ・フォーク・ロック。ジェントルな作品です。 8点
Cake Like / Goodbye,So What
ニール・ヤングのレーベルからのリリース、そして女性3人組ロック・バンドって
ことだけでゲット。シンプルなギター・ポップです。 7点
Medeski,Martin & Wood / Combustication
NYのニッティング・ファクトリー界隈から飛び出て来たトリオ。以前から注目して
いるんだけど、もうちょっとワイルドにあばれて欲しいな。 8点
The Dirty Dozen Brass Band / Buck Jump
ずいぶん前のこと、初めて聴いたこのブラス・バンドのぶっといニューオーリンズ・
ファンクにぶっ飛んだものだ。上記アルバムのジョン・メデスキーがプロデュースした
本作は、より多彩になった分ファンクネスは薄れた気がする。でも楽しいけど。8点
Duke Robillard / New Blues For Modern Man
レス・ポール抱えた白人ブルースマン。同様の白人ブルース系ギタリストってアメ
リカにはたくさんいるんだけど、同様にまったく物足りない。 6点
Albert Washington / Blues & Soul Man
ブルーズン・ソウル・マン '70年前後の作品。カン高いゴスペルっぽい唄い方が好
きです。ディープでファンキー。ギターもソレナリです。 8点
Freddy Robinson / Bluesology
ソウル・ジャズ系のブルース・ギター職人って感じの人です。バックにジョー・サ
ンプル、ポール・ハンフリー、ウィルトン・フェルダーなど一流ぞろい。残念。7点
今月はここまで。
月下の遊群CONTENTS