音盤 BAN BAN

  THE FIRST IMPRESSION 

 ただこのヒト月の間にGETした音盤の第一印象を10点満点で採点しました。

 あくまでも、第一印象ですから。


September. 1999

 Aretha Franklin / Amazing Grace.The Complete Recordings

   '72年、レディ・ソウル=アレサ・フランクリンのゴスペル・アルバム完全版。

  ゴスペルはアレサのバックボーン。素晴らしくエモーショナルな歌声を聴かせる。

  ダイナミックなクワイア(聖歌隊)。コーネル・デュープリー、チャック・レイニ

  ー、バーナード・パーディーの最強のリズム・セクション!!至上の音楽です。10点

 Doug Sahm / The Last Real Texas Blues Band

   テキサス・トルネイド=ダグ・ザームはホンモノだなあ。ここではブルースを豪快

  に飛ばしてるけど、ボブ・ウィルスからTボーン・ウオーカーまで、テキサスの豊潤な

  音楽が身体にいっぱいつまってるんだから。それにしてもブットイ演奏!  10点

 Henry Mancini / Peter Gunn

   ヘンリー・マンシーニの「ピーターガンのテーマ」です。ひたすらカッコイイよ。

  '58年TVのサントラ、ウエスト・コースト・ジャズって感じ。ピアノを弾いてるのは

  「スター・ウオーズ」のジョン・ウイリアムズでした。へえ〜っと。  9点

 Los Lobos / This Time

   ロス・ロボスの新作です。彼等、初期のイメージはタイトでパワフルなロックン・

  ロール・バンド。ちょっと太めのメキシカン。なんだけど、ミッシェル・フルーム、

  チャド・ブレイクと組むようになってから、サウンドが多彩に凝り凝りになってきた

  みたい。ちょっと凝りすぎじゃない?でもハードボイルドな感じ、好きです。10点

 G.Love & Special Sauce / Philadelphonic

   ちょっとハズれた周波数って感じが好きです。デビュー・アルバムを熱狂的に受け

  入れた僕でしたが、まわりの反応は冷たかったな。いくぶん聴きやすくなった本作、

  やっぱりカッコイイと思います。でもブレイクはまだまだだな。  8点

 V.A / Tangled Up In Blues.Songs Of Bob Dylan

   ディラン作品のカバー集。集まったメンツがまったく僕の好み。タジ・マハール、

  メイヴィス・ステイプル!、アイザック・ヘイズ、R.L.バーンサイド、レオン・ラッセ

  ル、ザ・バンド!などなど、すごいな。しかもうれしかったのがバックにメンフィスの

  ティニー・ホッジスはじめハイ・リズムのメンバーがいて、ジェームズ・コットンがハ

  モニカ吹いて、ゲイトマウス・ブラウンがフィドルして、ジム・ディキンスンがピアノ

  弾いてみたいに、もうまったく豪華です。こーゆうの弱いです。  10点

 Tutu Jones / Blue Texas Soul

   テキサスの若手ブルース・マン、96年作品。艶っぽいヴォーカル良し、シャープな

  ギター良し、久しぶりに生きのいいブルースに出会った。今後も注目。  9点

 Steve Ashley / Stroll On-Revisited

   フェアポート・コンベンション、アルビニオン・カントリー・バンドにサポートさ

  れ、スティーブ・アシュレイの凛とした歌声が気持ちいい。'70年代初期のブリティシ

  ュ・フォーク・ロック。ジェントルな作品です。  8点

 Cake Like / Goodbye,So What

   ニール・ヤングのレーベルからのリリース、そして女性3人組ロック・バンドって

  ことだけでゲット。シンプルなギター・ポップです。  7点

 Medeski,Martin & Wood / Combustication

   NYのニッティング・ファクトリー界隈から飛び出て来たトリオ。以前から注目して

  いるんだけど、もうちょっとワイルドにあばれて欲しいな。  8点

 The Dirty Dozen Brass Band / Buck Jump

   ずいぶん前のこと、初めて聴いたこのブラス・バンドのぶっといニューオーリンズ・

  ファンクにぶっ飛んだものだ。上記アルバムのジョン・メデスキーがプロデュースした

  本作は、より多彩になった分ファンクネスは薄れた気がする。でも楽しいけど。8点

 Duke Robillard / New Blues For Modern Man

   レス・ポール抱えた白人ブルースマン。同様の白人ブルース系ギタリストってアメ

  リカにはたくさんいるんだけど、同様にまったく物足りない。  6点

 Albert Washington / Blues & Soul Man

   ブルーズン・ソウル・マン '70年前後の作品。カン高いゴスペルっぽい唄い方が好

  きです。ディープでファンキー。ギターもソレナリです。  8点

 Freddy Robinson / Bluesology

   ソウル・ジャズ系のブルース・ギター職人って感じの人です。バックにジョー・サ

  ンプル、ポール・ハンフリー、ウィルトン・フェルダーなど一流ぞろい。残念。7点

 

    今月はここまで。

 前月のGet音盤 Jyn.  Jul. Aug.


 月下の遊群CONTENTS

 ロスタイムにご用心  酔んぐしなくちゃ意味ないね

 While My Guitar Gently Weeps