1月31日 雪/くもり  体調・ふつう

1月もようやく終わりますねえ。今のところは積雪も少なく楽ですが、2月はどうかな。
V.A「The Golden Country Hits 550 - 9」
このCBS編あたりからカントリーBOXは'60年代に入って行きます。レイ・プライスのニュー・ホンキー・トンク・カントリーな趣の " 恋はつらいね "" アザー・ウーマン " が良いね。ペダル・スティール・ギターはバディ・エモンズです。ジャージーな新しいスタイルのプレイを披露してますね。マーティ・ロビンスの " エルパソ " も好きな曲です。メキシカン・タッチの西部小唄と解説の島田耕さんが名付けてますが、まさにぴったり。ビリー・ウォーカー " チャーリーズ・シューズ " はウクレレがバックで鳴ってるポップで軽快なナンバー。そしてジョニー・キャッシュですね。惜しくも去年亡くなったアメリカン・ミュージックの巨星です。もう大好きです。サン時代から聴いてますが、カントリー・シンガーとしてはここに出てくる " フォルサム・プリズン・ブルース ""スーという名の少年 "" アイ・ウォーク・ザ・ライン "" 銃を町へもって行くな " などが代表作ですね。他にもいっぱいあるんだけど。" スーという名の少年 " は'69年のライヴ録音ですが、ディランのトーキング・ブルースと似た感じで面白い。この曲と"フォルサム・・" は刑務所の囚人達を前にしてのライヴです。けっこう盛り上がってます。ジョニー・キャッシュという歌手はどの時代でも常に異才を放っていて、まさにワン・アンド・オンリーな存在なんですね。


 1月29-30日 雪/くもり  体調・ふつう、胸やけ、目の疲れ

V.A「The Golden Country Hits 550 - 7」
ちょっと昨日の続きです。レッド・フォーリーとアーネスト・タブというスター・デュオのよる " ヒルビリー・フィーヴァーNo.2 " がヒルビリーといいながらモダンでかっこいい。ギターのハンク・ガーランドの丸いトーンのソロが良い感じです。

V.A「The Golden Country Hits 550 - 8」
キャピトル編です。やはりハンク・トンプソンが良いですね。そのホンキー・トンクな味わいとマール・トラヴィスがギターを弾いてるウエスタン・スウィング・バンド、ブラゾズ・ヴァリー・ボーイズの洒脱な演奏に気分もうきうき(ちょっとわざとらしいか)です。トミー・コリンズのバックで目立つリード・ギターを弾いてるのは、なんとバック・オウエンズなんですよ。こういう人って何でも上手いんだね。あと気に入ったのはルーヴィン・ブラザーズ。'30年代ヒルビリー・ブラザー・デュオの感じが嬉しいですね、甘口のカントリー・バラードばかり聴いた後にはなおのこと。ブルー・グラス・バンド、ジム&ジェシーはあまりハイ・ロンサムに歌わないことでカントリー寄りな感じがして、これもまた良いですね。最後がテックス・リッターが歌う " ハイ・ヌーン " 。ご存じ「真昼の決闘」の主題歌です。堂々たるというか淡々とした歌い方のなかに哀愁や郷愁といったものが感じられて、さすが大物というか顔役です。


 1月28日 晴れ  体調・ふつう

V.A「The Golden Country Hits 550 - 7」
第7集は再びMCA(デッカ他)編。キティ・ウエルズの " こんな女に誰がした " から始まります。原題は" It Wasn't God Who Made Honky Tonk Angels " 。いかにもなカントリー・ソングって感じがいいですね。ビル・モンローの " ブルー・ムーン・オブ・ケンタッキー " は'54年盤。プレスリーに触発されて2ビートで突っ走ります。最後のロレッタ・リンは大好きな歌手なんですが、キティ・ウエルズに似た感じで素朴というか真面目な歌い方が好きですね。
 今日は忙しいのでこのへんで。


 1月27日 雪  体調・ふつう

 きのう十日町では24時間に52cmの降雪があったそうですが、津南はときおり晴れ間がのぞきました。今日はけっこう積もったかな。除雪も毎日だと疲れるんだけど、今年は今のところは楽ですね。しかしまだ春は遠いしなあ。
V.A「The Golden Country Hits 550 - 6」
第6集は再びRCA編。ここではチェット・アトキンス活躍のカントリー・ポップ=ナッシュビル・サウンドがRCAカントリーを彩った時代の名曲がどどっと登場します。誰でも知ってる " テネシー・ワルツ " を作者ピー・ウィー・キングのヴァージョンでお届け。" たそがれのワルツ=知りたくないの " はエディー・アーノルドが歌っています。オールドタイム・バンジョーを奏でる愉快なキャラで人気のグランパ・ジョーンズのこれまたお馴染みの" ヨール・カム " 。本盤の多くの曲で演奏しているのはRCAカントリー・オールスターズでメンバーはチェット・アトキンス(g)、ジェスロ・バーンズ(マンドリン)、バッド・アイザックス(スティール・ギター)、デイル・ポッター(フィドル)、アーニー・ニュートン(b)。ポップからカントリーからジャズからなんでもやれてしまう職人集団ですね。本盤の最後を飾るのはハンク・スノウが歌うJ・ロジャース・ソング " 君とギター " " エニー・オールド・タイム " の2曲。管楽器の入った洒落たアレンジが良い感じ。スノウの渋い歌声も哀愁があって良いですね。そしてなによりJ・ロジャースは偉大です!" エニー・オールド・タイム " はマリア・マルダーも歌っていました。大好きな歌です。


 1月26日 雪/晴れ  体調・ふつう、読書とMacのせいで目が疲れる

 ローランドのアコギ用アンプAC-60は良いよ。小さいけどしっかりと鳴ります。ミキサーへステレオでライン・アウトできるからライヴでの使い勝手も良いみたい。
V.A「The Golden Country Hits 550 - 5」
第5集は再びCBS編です。レイ・プライスが歌う " クレイジー・アームス " は好きな歌です。解説によると'56年のヒット曲なんですね。プレスリーがブレイクし、俺が生まれた年ですぜ。この盤には知った人や曲が少なくて、レイ・プライス、レフティ・フリゼル、マーティ・ロビンスくらいです。マーティ・ロビンスは "ミスター・ティアドロップス " (お涙さん)と呼ばれていたんですね。たしかに切々と泣き出しそうなくらいに歌っています。本盤にはこうした甘口なカントリー・バラードと正調ホンキー・トンクの2種類で編集されてるみたいですが、それぞれの歌手の歌い方もバックの演奏も似ていて、個性よりレコード会社のヒット狙いの方針が優先されているのかなあって感じですね。


 1月25日 雪  体調・ふつう、今日も食べ過ぎで胃がおもい

 女子マラソン、27キロ、千葉がスパートをかけた時の面構えが良かった。でも終始冷静な顔してた坂本が勝つなって思っていたらやっぱり優勝したね。レース後インタビューの受け答えに好感度二重丸!今日から坂本ファンです俺。
V.A「The Golden Country Hits 550 - 4」
第4集はナッシュビル・ウエスト〜カリフォルニア・サウンドのキャピトル・レコード編です。これは俺の嬉しいツボをつくなあ!後年この地からカントリー・ロックが産声をあげるんだけど、その土壌がここにあるんですね。
 ここでは花形ギタリストが登場しますね。レス・ポール、ジミー・ブライアント、マール・トラヴィス、ペダル・スティールのスピーディ・ウエスト。みんな素晴らしいね。感激したのがロイ・エイカフ " ピンと針 " で歌心溢れるドブロ・ソロを聴かせるブラザー・オズワルド!もうビンビン刺激されました。マール・トラヴィス絡みのウエスタン・スウィングはどれも革新的で凄く良いけど、彼がメンバーとして参加しているハンク・トンプソンの曲もロッキン&スウィンギンでかっこいいよ!
 ウディ・ガスリーの従兄弟ジャック・ガスリーが歌うジミー・ロジャース・ソング " サボテンの花が咲く頃 " にホロリとしたり、" デキシー・キャノン・ボール " のオールド・タイム・ヒルビリー・ドブロに酔いしれたり、ロイ・エイカフ " 夜汽車はメンフィスへ " で歌にあわせて♪ハレルヤ〜♪と口ずさんでみたり。このキャピトル編には大満足ですよ。


 1月24日 晴れ  体調・ふつう、食べ過ぎで胃がおもい

 天気が良い。雪が眩しくてきれいだ。
V.A「The Golden Country Hits 550 - 3」
隠匿カントリーBOX第3集はデッカ・レコード編です。この中で一番有名な曲はジミー・デイヴィスが歌う " ユー・アー・マイ・サンシャイン " でしょうね。これは彼が'40年に作った曲ですが、これが選挙のキャンペーン・ソングとして使われたことでポピュラーになったのだそうです。誰の選挙かって?ジミー・デイヴィス本人のですよ。彼はルイジアナ州知事でもあったのです。ちなみに彼は黒人差別主義者としても有名でした。アーネスト・タブは有名な賛美歌 " 友なるイエスは " を歌っています。テネシー、ケンタッキー一帯はバイブル・ベルトと呼ばれるほど信仰心の厚い地域だそうです。だからブルーグラスにはゴスペル・ソングも多いしカントリー歌手もよく歌ってますね。ゴキゲンなヒルビリー・ブギー " チャタヌガ・シューシャイン・ボーイ " をヒットさせたのはレッド・フォーリー。しかしまあこのデッカ編は甘めな曲が多くてちょっと退屈でしたね。


 1月23日 大雪  体調・ふつう

 大寒波がやってきました。慣れてるとはいえああいやだっちゅうの。娘は集団下校になったそうで、でなきゃ車で迎えに行けたのにな。
Saunders King「S.K.Blues」
今日もPヴァインです。アルバムのサブ・タイトル " サンフランシスコ・ブルース・ギター・キング " が示すとおりサンフランシスコを中心に活躍したギタリスト&シンガー、サンダース・キングの'40〜'50年代録音集。ブルースといってもスモール・コンボによるジャズときにジャイヴな趣の音楽です。彼のアイドルはチャーリー・クリスチャンとカウント・ベイシーだってことだし、よりジャズに惹かれていたんでしょうね。ギター・スタイルはTボーン・ウォーカー〜チャーリー・クリスチャンといった感じで洗練されたプレイが楽しめます。エリントン・バンドのバーニィ・ビガードが加わった曲なんかジャズそのものだしね。ジャンプ・ブルースからバップへ至るブルース〜ジャズ・コンボの姿が生き生きとして捉えられている嬉しい音盤です。ちなみに彼の娘さんはカルロス・サンタナ婦人だそうです。


 1月22日 雪/晴れ  体調・ふつう

 大寒波なのにこっちは青空ものぞきましたよ。娘のスキー授業があるんだけど、晴れてよかったな。
Barbara Lynn「Movin' On A Groove」
これもPヴァインの新譜です。しかもリイシューでなくて新録ものです。このところR&Bの大物ベテラン・シンガー達が新作をリリースしてますね、ソロモン・バークとかアル・グリーンとか。バークのはバックがタイトすぎて味わいが感じられなくて残念だったけど、このバーバラ・リンは良いですよ〜!本人にまったく衰えが感じられないし、バックのまったりした演奏がじつに歌とフィットしてます。彼女は'60年代からテキサスを中心に活躍してきた人で、そのせいかソウル・バラードを歌ってもディープになりすぎないとこが好きなんですね。Tボーン・ウォーカーやゲイトマウス・ブラウンやボブ・ウイルスが活躍したお国だからね、ベタっとしたところがないんです。ブルースがまたいい味だしてます。スリム・ハーポの曲などルイジアナ臭プンプンのイカしたブルースを久しぶりに聴きましたよ。だからあらためてタイトル曲 " Movin' On A Groove " の新しさが際だって聴こえるんだよね。これってかっこいいもん。シュガー・ベイブがやりそうな感じだし。はいもちろん大満足ですよ!


 1月21日 晴れ  体調・ふつう、目の疲れ、乾燥肌でかゆい

 昨日のポーグスだけど、好きなバンドだったのでライヴLDを持ってます。見るとね〜これがね〜凶暴なんですよ(笑)ヴォーカルのシェインが。ツバがとんできそうだし。
Seldon Powell「Messin' With Seldon Powell」
今日Pヴァインから届いた新着音盤です。聴きたかった理由はバーナード・パーディとコーネル・デュプリーが参加しているからですね。これはパーディ自身が関わったレーベル、プリティ・パーディ・プロダクションから'73年にリリースされたアルバムで、俺にとって理想的なファンク・ジャズです。良いですよ、もう " アフロ・ジャズ " 1曲だけでもこれを買った価値があるよね。パーディ(ds)とゴードン・エドワーズ (b)のファンク・ビートに煽られてデユプリーが颯爽と弾くギターのかっこよさ!!!もうたまんないね。セルダン・パウエルというサックス吹きは、聴き手をノセるのが上手い人で、キャリアも凄い。だってラッキー・ミリンダー楽団にいたってことだし、その後はNYでジャズに明け暮れアルバート・アイラーの「ニュー・グラス」にも参加しているし、ジャズが食えなくなった'70年代以降はスタジオ・ワークをばんばんやってきた人だ。じつは俺知らなかったんだけどね。ヴァン・モリソンやジョン・レノンのアルバムにも参加しているそうだし。これは店のBGMにも使える心地よい音盤ですよ〜!


 1月20日 晴れ  体調・ふつう

 漫画「20世紀少年」でケンジが " ほうきギター " を弾いてる絵が大好きなので勝手に借用してシールを作ったよ。自分のギターに貼ろうかと思ってね。
The Pogues「If I Should Fall From Grace With God」
ピーター・バラカンさんの「ロックの英詞を読む」を読んでいたら、ポーグスの" Fairytale of New York " の詞について熱く書いてあって無性に聴きたくなりました。久しぶりに聴いたんだけど、これってすごく良いアルバムだよね。'87年作、プロデュースはスティーヴ・リリーホワイト。パンクとアイリッシュ・フォークが良い感じで混ざり合った素晴らしい音楽ですよ。バンドの中心人物は歯並びの悪い(笑)シェイン・マガウワン。パンク出身の酔っぱらいです。でも良い曲をたくさん作りました。その代表曲が " Fairytale of New York " です。詞の内容は"おとぎ話"とはかけ離れた男女のつらい話なんです。デュエットで歌われシェインの相手はカースティ・マッコール。つらいながらも最後にちょっと救いがあるかな?って感じのドラマチックな歌ですね。シェインのもぐもぐした歌い方は英国人のピーターさんでも何を歌っているかほとんど聴き取れないそうです。


 1月19日 くもり/雨  体調・ふつう

 また一週間が始まりました。ああ〜早起きの日々が。
V.A「The Golden Country Hits 550 - 1」
順番が逆になりましたがこれが第1集。ジミー・ロジャースにカーター・ファミリーというヒルビリーの2大スターを含むカントリーの宝庫RCA編です。嬉しい曲はパッツィ・モンタナでお馴染みの " カウボーイの恋人になりたいの " かな。ここではロザリー・アレンが可憐に歌っています。ロザリーとエルトン・ブリットによるヨーデル・デュエット曲 " テネシー・ヨーデル・ポルカ " が素晴らしい楽しい。ハンク・スノウ " フール・サッチ・アズ・アイ " は深〜い寂しげな歌声が男を感じさせます。聴けば誰でも知っている(かな?)カウボーイ・ソング " ライダース。イン・ザ・スカイ " ここではそのオリジナル・レコーディング、'49年サンズ・オブ・ザ・パオイニアズが浪々と歌います。
 カーター・ファミリーはそのデビュー曲、'27年の " 柳の下に埋めておくれ " 。悲しい曲をテンポよく明るく歌いとばします。偉大なグループですよ。メイベル・カーターのギター奏法はカーター・ファミリー・ピッキングと呼ばれているんですが、俺がギター買ってごく初期の段階で練習したのがこのカーター・ファミリー・ピッキングだったんです。だからすごく思い入れがある。
 それでもダントツにイケてるのがジミー・ロジャースですね。'27年録音、アメリカン・ミュージック史上に燦然と輝く" Tフォー・テキサス(ブルー・ヨーデルNo.1)" このブルース・フィーリングこそアメリカン・ミュージックの豊饒さの証しだったように思う。この歌からはプレスリーだってビートルズだってディランだって聴こえてくる。最高です。


 1月18日 晴れ  体調・ふつう、肩こり目の疲れ、奥歯がいたい

 娘の友達さりちゃんが遊びにきているので居間をとられた。コタツに入れない。
V.A「The Golden Country Hits 550 - 2」
このカントリーBOXはレコード会社別に編集されていて第2集はCBS編で'36-'51年録音のヒット曲集です。スタンリー・ブラザーズ、フラット&スクラッグス、ビル・モンロー、ロイ・エイカフなど好物だらけの中でもとくにレフティ・フリゼルとボブ・ウイルスは大好きです。ボブ・ウイルス&テキサス・プレイボーイズの " ニュー・サン・アントニオ・ローズ " " スティール・ギター・ラグ " といったウエスタン・スウィング・サウンドは古き良き時代のカントリー・ポップの桃源郷です。なんで日本人の俺がカントリーを聴いて郷愁を感じるのかは謎ですが。


 1月17日 晴れ  体調・ふつう、肩こり目の疲れ

V.A「The Golden Country Hits 550 - 2」
またまた隠匿BOX物の登場。このカントリーBOXは10年以上前に購入したもので大好きな箱です。ロイ・エイカフから始まります。彼の" グレイト・スペックルド・バード " は大好きな曲です。大好きと言えば次に登場のビル・モンロー" ケンタッキー・ワルツ " だって好きだし、この音盤には好きな曲がいっぱい詰まってるんですよ。明日も聴こう!つづく。


 1月16日 雪  体調・ふつう、肩こり

 あいかわらずよく降ります。あまり積もらないから助かるけどね。こんな雪降りの中でも娘は道草が楽しいらしく友達との雪遊びでなかなか家に帰り着きません(笑)。
山口五郎「日本の伝統音楽、巨匠の至芸 尺八」
繊細でじつにきれいな音です。あまりに自然な響きに感動しました。今までに聴いたことのある尺八の音色とぜんぜん違う気がします。人間国宝山口五郎、琴古流尺八だそうです。只今勉強中なのでヘンなことは書けません。やっぱ店番しながら聴いちゃいけませんね。反省。


 1月15日 雪  体調・ふつう、ちょっと胃が重い

 今日は小正月。「女正月って言うんだよ」と娘が教えてくれました。
V.A「Cult GS BOX Vol.6 Soft Rock-Lounge」
ずっと聴いてきたGS BOXもこの第6集でおしまいです。ラインナップはフィフィ・ザ・フリー、ザ・ハーフ・ブリード、ザ・ゴールデン・カップス、荻野達也とバニーズ、ザ・リリーズ、P.S.ヴィーナスまでがソフト・ロック。ラウンジはミッキー・カーチスとザ・サムライズ、井上宗孝とシャープ・ファイヴ、ジャッキー吉川とブルー・コメッツ、ザ・スパイダース、ザ・ハプニングス・フォー、ズー・ニー・ヴー、寺内タケシとブルー・ジーンズ、寺内タケシとバニーズ。
 荻野達也とバニーズのアレンジは渋谷毅さんですね。シャレたポップスですね。ソフト・ロック編はA&Mポップスに近い感じがします。ポップスになったわりにはあまり聴かれてなかったように思います。ラウンジ編はすごく面白いね。サムライズ " 太陽のパタヤ " は本気モードのエキゾチック・サウンド。シャープ・ファイヴは2枚看板三根と古屋のプレイが冴えてるモッドな作品。ブルコメもジャズ屋あがりの本領発揮。ラウンジイなジャズ・ロックです。ハプニングス・フォーはクニ河内作のブーガルー。オルガンでなくピアノでやってるんだけどゴキゲンな曲です。やはり実力派。スパイダースはなんとスペース・ロック?スティール・ギターが妖しい " トワイライト・ゾーン " です。これもイケてます。そして寺内タケシは " 安里屋ユンタ " と " モーニン " なんでもやります、なんでもできます、エレキの王様寺内タケシ!!!楽しいです。


 1月14日 雪  体調・ふつう、

 今日も荒れ模様。吹雪いてますよ。夜は小学生の「鳥追い」に参加です。
V.A「Cult GS BOX Vol.5 Psychedelic-On Stage」
この盤は良いよ。GSの隠された(笑)ロック・バンドとしての実力がわかります。牙をむくGSって感じ。ラインナップはモップス、ブルコメ、ムスタング、ザ・ビーバーズ、パワーハウス、ゲイリー・ウォーカー&ザ・カーナビーツ、ザ・スパイダース、ザ・ゴールデン・カップス、ザ・テンプターズ、ザ・スウィング・ウエスト、バニーズ、ザ・ランチャーズ、ザ・ワイルド・ワンズ、ザ・タイガース、オックスです。テンプターズがまたJ.L.フッカーのブルースをやってますが、ここまで本格的にやってたなんて凄い!ワイルドワンズがジャズのニューハードと" サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ "をやってたなんて初めて知った。しかも演奏がジャズ・ロックでこれまた凄い!スパイダースは必殺 " なればいい " かまやつひろし師は偉大です。アイドルGSのオックスはライヴで " ガール・フレンド " 。会場全員で大合唱!これぞGS絶頂期のライヴってもんでしょう。
 それでは「鳥追い」に行って来ます。


 1月13日 晴れ/くもり/雪  体調・ふつう、

 夕方から荒れ模様。小正月は大雪だとか。まあよくあることさ。
V.A「Cult GS BOX Vol.5 Psychedelic-On Stage」
いきなりモップス鈴木ヒロミツの語りナンバーで頭がヘロヘロに。2曲目、ブルコメの俺達がサイキドリック(三原綱木風)をやればこんなもんさって感じの"サイケデリック・マン"。・・・
 な〜んか面白い曲がいっぱいありますが、今日はいそがしくって明日につづくです。


 1月12日 晴れ  体調・ふつう、

 今日は良い天気。家の裏の雪原で娘とスキーのお稽古を1時間。うちではこれを「たいサ」と呼んでいます。貝沢家体育サークル。
V.A「Cult GS BOX Vol.4 Classica-Fairyland」
クラシカとお伽の国というカテゴリー。なんだろ?ラインナップはアダムス、ザ・ピーコックス、ザ・フィンガーズ、ザ・テンプターズ、ザ・ビーバーズ、ザ・ランチャーズ、ザ・ハプニングス・フォー、ザ・フローラル、ザ・タイガース、スケルトンズ、ザ・サニー・ファイヴ、テリーズ、ザ・スピッツ、ジ・アップル、ザ・ジェット・ブラザーズ。ここではファズ・ギターのような野蛮(笑)な音は鳴っていませんね。白馬の乗った王子様の世界でしょうかね。当時GSって少女達へのアピールが必要不可欠でそれがレコード会社からの要請であったわけだから、こんな甘っちょろい(男から見れば)歌も多かったんだよね。でもね今聴くと収穫もちょっとだけ、タイガースの " 730日目の朝 " はGSオペラ(!!!)だそうで、加橋かつみと岸辺修三の掛け合いが見事なロック・オペラとなっています。しかしね♪〜お花畑のなかで僕と恋をしよう〜♪ってこんな感じの歌ばっかりで、ああつらくなってきた。


 1月11日 くもり/晴れ/雪  体調・ふつう、乾燥肌かゆい

V.A「Cult GS BOX Vol.3 Cult-Folk Rock」
第3集はカルト&フォーク・ロック編。聴きだしたらヘナ〜って身体から力が抜けました(笑)。カルト編がザ・レンジャーズ、ザ・ライオンズ、ザ・ボルテイジ、ザ・リンド&リンダース、ザ・タックスマン、ザ・ホワイト・キックス、ザ・リード、ザ・ピーコックス、ザ・ダイナマイツ。フォーク・ロック編がザ・ワイルド・ワンズ、ザ・ダーツ、ザ・ルート・ファイヴ、ブラック・ストーンズ、宮ユキオとニュー・ジャガーズ、ザ・サベージ、フォー・ナイン・エース、ザ・マイクス。と、いっぱい詰め込まれていますよ。いろんな意味でじつに味わいがあります。サベージでは寺尾聡がほのぼのと歌ってますよ。やはりワイルド・ワンズは良いですね。米西海岸風のしっかりとしたフォーク&サイケデリック・ロックです。作曲とギターは加瀬邦彦。才能豊かな人です。植田芳暁の歌声は昔から好きだったな。


 1月10日 晴れ  体調・ふつう

 3連休だぜ!うれしいな。娘を連れて(連れられて?)スキーで遊んだ。3時まで遊んで帰ってきました。久しぶりなんで疲れました。
V.A「Cult GS BOX Vol.2 Dance-R'n'B」
ザ・カーナビーツ、 ザ・リンド&リンダース、ザ・スパイダース、ザ・タイガース、ザ・ヤンガーズ、ザ・ホワイト・キックス、ザ・ゴールデン・カップス、ズー・ニー・ヴー、デ・スーナーズ、ジャッキー吉川とブルーコメッツ、ザ・ボルテイジ、ザ・モージョ、ザ・テンプターズという面々によるダンス・チューン。かっこいいな兄貴達って感じです。'69年テンプターズのメンフィス録音てのがあって、もちろん日本人初なんですが、ショーケンのバックがなんとデキシー・フライヤーズ!なんです。しぶい本場モンの演奏ですよ。ブルコメの三原綱木が歌うO・レディングの"キャント・ターン・ユー・ルーズ " のノリのいいこと!ブルコメはほんとに巧いバンドです。あとズー・ニー・ブーのR&Bがいいね。もちろんカーナビーツとカップスからはロックの匂いがプンプンだし、スパイダースの " ヘイ・ボーイ" ではすでに"かまやつ節"が炸裂。かまやつひろし師を俺は「ロック仙人」と呼んでます。


 1月9日 雪/くもり/晴れ  体調・ふつう

V.A「Cult GS BOX Vol.1 Garage」
さて登場するはザ・ダイナマイツ、ザ・フェニックス、ムスタング、アウト・キャスト、ザ・スパイダース、ザ・ヤンガーズ、ザ・ナポレオン、ザ・カーナビーツ、テリーズ、ザ・サマーズ、ザ・ヴァン・ドックス、ザ・プレイボーイ、ザ・スウィング・ウエスト、ジャッキー吉川とブルーコメッツ、ザ・クーガース、ザ・テンプターズ、ズー・ニー・ヴー、ザ・ジャガーズ、ザ・ルビーズ、郷田哲也とサン・フラワーズ。ふぅ〜いっぱいだこと。知ってるGSは10組。一言で言って「凄い(笑いもまじります)!」ここに歌謡GSやフォークGSはありません。まったくもってロックです。テンプターズがやってるJ.L.フッカーの" ブーン・ブーン " なんか聴いてると、やはりGSの人達も英米ロックの影響を正しく受けていたんだなって思います。いい曲が多いし演奏もきまってるし、'60年代後半にパッとにぎやかに花開いたグループ・サウンズ、これは酔えますよ。


 1月8日 雪  体調・ふつう

 昨日は1日中二日酔いで仕事こなすのがやっとって感じでした。
 娘は今日から三学期。また早起きの日々が始まりました。薄暗い雪道を、しかも吹雪の中を登校する小学生はかわいそうだな。

V.A「Cult GS BOX Vol.1 Garage」
数年前に買ってあったグループサウンズの6枚組Boxを楽しむことにします。1曲目がザ・ダイナマイツ " トンネル天国 " ですよ!Vol.1にはこのテイストが充満してます。ジャパニーズ・ガレージ・ロックですね。俺はいちおうGSファンだったですよ(笑)小学生の高学年の頃だから。ただごく普通のGSファンだったから、このBoxに納められたグループの半分も知りません。お楽しみはこれからだ!ってことで明日につづく。


 1月6日 雪/くもり  体調・ふつう

 今日も棚卸し。早く終わらせたいのでスピーディーな音楽にしました。
Speedy West & Jimmy Bryant「Stratosphere Boogie」
速いリックの応酬を聴きながら仕事がはかどります(笑)、いやブライアントの早業にちょっと頭がクラクラします。ペダルスティールのスピーディー・ウエストとテレキャスターのジミー・ブライアントによる'50年代作品集。素晴らしい!カントリー・スウィング・ジャズな音楽です。" Old Joe Clark "" Arkansas Traveler " は俺もマンドリンで練習した馴染みの曲ですが、高速でありながら余裕の指さばきはさすがです。けっさくなのは中ジャケ写真にブライアントと共に写っているスポーツカー。「Vox Wagon」という名前からもわかるように楽器メーカーVoxのギターというかベースをあしらったデザインのスポーツカーなんです。これは凄い!今日はこんなとこで。


 1月5日 雪/小雨/くもり  体調・ふつう

 棚卸し&年末調整書類作成と忙しい。さてなに聴こうかと、軽快快調な感じでツル〜ンと楽しめるやつってことで部屋から選んできました。
Chet Atkins「Pickin' on Country」
廉価版CDのせいかデータが書かれていないけど、RCA録音絶頂期の頃の作品集だと思う。チェットの音楽ってイージーリスニングに聴き流すこともできるんだけど、ギター・プレイに興味を持っている人だったら、エッ!?アレッ!?ナニッ!?って感じでリピートしたくなるプレイが満載なんだよね。シンクロナイズド・スイミングみたいなもんで表れてる部分は美しく流麗だけど、見えてない部分がバタバタと力強いといった感じで。サム・ピック付けてのカントリー系フィンガー・ピッキング奏法なんだけど、これが複雑なんだよね。何度か挑戦してみたんだけど、頭から煙りが出そうになったよ。あれを涼しい顔してやってるチェット・アトキンスはまさにマスター・オブ・エレクトリック・ギターリストなんだよね。ではまた。


 1月3-4日 晴れ/くもり  体調・ふつう、ちょっと胃重い

 正月休みです。いろいろと聴いてますが、仕事に遊びにと忙しく書いてる時間がありません。


 1月2日 くもり  体調・ふつう

 娘が初めてノルディック・スキーを練習。靴のはき方、スキーの運び方、スキーのはき方から始めなきゃならないんだから大変。案の定転んでばっか。しかもなかなか起きあがれない。それでも楽しそうだったけどね。
レオンハルト&クイケン「バッハ/音楽の捧げもの」
昨日からの流れでお正月モードです。今日から商売開始、店で流してるんだけど、インパクトにかけるな。バッハをこんな風に扱ってはいけなかったかも。初売り出しの音楽に。
Cannonball Adderley「Somethin' Else」
ジャズを好きになった10代後半の頃に、栄一先輩(笑)の部屋で聴かされて大好きになった音盤に「ボヘミア・アフター・ダーク」ってのがあって、ケニー・クラーク(ds)を中心としたセッションだったと思うけど、ファンキーでバッブで格好良かった。そこで凄いソロを吹いていたのがキャノンボール・アダレイなんですね。そのキヤノンボールの定盤といわれるのがこれ。若い頃は、このマイルスの吹く " 枯葉 " をヤワでいやだな、とかほざいていたもんだが、近頃は脱力系マイルスがけっこうと好きだったりします。ドラムはアート・ブレイキー、推進力があるね。'50年代のジャズは良いね。で、こういうのばっか聴いてるとレスター・ボウイとかアルバート・アイラーなんかを聴きたくなるんだけど。


 1月1日 雨/晴れ  体調・ふつう

 正月だから何を聴こうかなって考えてみました。久しぶりに自分の部屋で聴いてます。掃除しながら (^_^;
レオンハルト&クイケン「バッハ/ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集」
これ好きなんですよ。バッハのチェロ・ソナタとしての方が一般的?だとおもうけど、ここで聴かれる古楽器による演奏を聴いて以来こちらを贔屓にしています。チェンバロのグスタフ・レオンハルトとクイケン兄弟によるアルバムはほかにもバッハの「音楽の捧げもの」など数枚もっていますが、どれも素晴らしいです。楽器の響きは穏やかなのにその音楽は鮮麗でその場の空気がピシッと澄んでくるようなそんな音楽って正月にふさわしいよね。

上原真佐喜「箏曲/六段の調べ」
せっかくの正月だから、これも聴かないとね。一昨年だったか『日本の伝統音楽〜巨匠の至芸』という箱物(桐箱入り)を買いまして時折楽しんでいます。特に岡本文弥さんには入れ込んで聴いていますよ。こうした音楽を勉強としてではなく楽しめるようになったことが嬉しいです。

浜田真理子「Love song」
自室のオーディオで大きな良い音で聴いてみると、またまたググッとくるんですよ浜田真理子の歌は。とくに「ラストダンス〜」では船戸さんの弾くコンバスが威力を発揮します。ミニコンポとかじゃここまで鳴らないから。浜田真理子の歌声はいいなあ。


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 1999.
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月下の遊群CONTENTS
 
ロスタイムにご用心  酔んぐしなくちゃ意味ないね While My Guitar Gently Weeps