12月31日 曇り/雪  体調・ふつう

 寒い大晦日です。道路つるんつるん。いつも通りの商売やりながら、新年を迎える支度をしなくちゃならないので家族全員忙しい。娘もなます作り手伝っています。雪が積もりそう。年越し読書は矢作俊彦『ロング・グッドバイ』。今年も100冊突破ならず。残念!
ムーンライダーズ『Amateur Academy
          20th Anniversary Edition』
'84年のムーンライダーズ。ボーナス・トラックは'84年渋谷公会堂ライブ音源など。このライブは行ってますね。松葉杖ついて出かけて行ったのを思い出しました。久しぶりに聴いてみて、このアルバムには'80年代っぽいクロさがあるのに気づいたね。テクノ系ブラック・ミュージックっていうか。もちろん、あたりまえな影響なんて感じさせないとこが彼等らしいけど。また思い出したんだけど、このアルバムってライダーズにしてはメジャーな宣伝をうっていたんだよね。レコード店で大きなポスターも目にしたし。その甲斐があり、オリコン・チャートにも登場したっていうし。♪どうしてそんなに窮屈な下着つけるの?僕の思惑がそれてしまうよ〜、♪森でワイン堕落したいや〜、♪君と出会ったその日から鳥のような気分で心の中身を空から眺める 君が好き〜、♪そして僕は青いシャツ選んでそして貴方は花のようにうつろに〜、どの曲も一緒に口ずさんでしまえるな。大好きなアルバムだし品質が(笑)とっても高いよ。2004年音盤日記の納めがムーンライダーズで大満足です。では良いお年を。ってただの明日じゃん!


 12月30日 雪  体調・ちょっと二日酔い

 すっかり冬って感じ。昨夜は忘年会でした。二次会はうちの車庫二階。ノラ・ジョーンズと浜田真理子のDVDを見ながら深夜プラス1まで飲んでました。
U2『How To Dismantle An Atomic Bomb』
このU2は良いね。プロデュースは久々のスティーヴ・リリーホワイト。4ピース・ロック・バンドによる正攻法の潔さを感じます。相変わらずエッジのギターが素晴らしい。凄く刺激されます。翳りのあるメロディとボノの歌声、重く安定したボトム。まったくスキなしだな。ときおり出来過ぎで息苦しさを憶えたU2だけど、このアルバムはスカーンと爽快です。


 12月29日 曇り/晴れ  体調・ふつう

 東京は雪が降ってます。TVで見た感じでは白く積もっているみたい。こっちは今久しぶりにお日様が出ています。夜には雪だそうだけど。夜は「月下の遊群忘年会」です。月が出てたらいいな。
サケロック『慰安旅行』
アタマのクラーベが聴こえてきた時には、なるほど細野『泰安洋行』の世界なのねと思いました。その観光音楽的要素を純粋培養したようなインスト音楽って感じかな。これを若い人4人組が遣ってるですね。もちろん日本の。ちょっとずつ違うんだけど、パスカルズとかロンサムストリングスとか、こうしたバンドが今の日本にあるってのが面白い。トロンボーンの音色はいい味を持っているね。のんびりゆったりそしてちょっととぼけた感じがして、その曲の雰囲気を左右する音色ですね。トロンボーンにスティールギターが絡みそこにマンドリンがチロチロ鳴っているなんて、ほんと俺好みだな。まろやかでファンキーなビートも良いしね。


 12月27-28日 雪  体調・ふつう

 降り続くねえ雪が。天気予報にお日様がないよ。ふと思い出してLLビーンのブーツに革のクリームを塗り込んだ。さてあとは・・・なんだ?雪への備え。
 しかしなあ、役所ってのはムカツクなあ。たった今役場から保健所関係の書類がきたんだよ。うちは地区の連絡員をしているから。これから1月4日までに、各会員に地震被害状況報告書類を配って回収して役場に持ってこいってことなんだよ。じょうだんじゃねえよ!こんな時期に。あんたら仕事納めで正月休みだろ。俺達は元日1日休むだけでずっと仕事だって〜の。バカにすんな!ほ〜ら、パティ・スミスも怒ってるよ。
Patti Smith『Trampin'』
パンク唱法ってあるよね。パティ・スミスがその第一人者だもんね。バラードを歌っても凛としてパンク。で、とっても優しいんだね。優しいと感じるのは俺達の見方だからだよ。「正義は死なないのだ!」byケンジ。フジロックのパティ・スミスはアグレッシヴで超かっこよかった。レニー・ケイもいかしてたね。ロックやる奴はスリムでなきゃね。って?俺の体型が情けないぞ。


 12月25-26日 晴れ/曇り  体調・ふつう

 小2の娘はサンタさんを信じています。朝起きて枕元にあったプレゼントをみつけて大喜び。サンタ冥利に尽きますね。今年は『クリスマスの12日』という素晴らしい紙工作のしかけ絵本をプレゼントに選びました。俺が欲しかったんだけどね。この二日間は防雪ネット貼りに追われました。もっと早い時期にやっとけば良かったんだけどね。足下には雪が積もっているし寒いし、疲れました。
Tom Waits『Real Gone』
2曲目の怪奇でジャンクなマンボを聴いてると、ああトム・ウェイツとマーク・リーボウがやってるなってニヤリとできる。歌がサウンドと一体となった濃密感というかガシャガシャ感はキライではないし、トム・ウェイツだったらこれもアリだなとは感じましたが、初期のような歌世界が聴きたいなって気もしましたね。ちょっと忙しくてキチンと聴いていられなかったから、そのうちジックリとつき合いますよ。マーク・リーボウは相変わらず良いね。


 12月23-24日 雪/曇り  体調・ふつう

 ようやく愛車トヨタ・ノアのタイヤを冬用に替えました。商売用の車とカミさんの車は既にスノー・タイヤに替えてあったから、我が家の全車(笑)雪道仕様となりました。さてクリスマス・イヴですね。鳥を食べてワインを飲んでケーキを食べてサンタになって、まあこんなスケジュールだろうな。スリルがない!ははは・・・。
Richard Thompson『The Chrono Show』
ヒロオさんに紹介されたRT音盤。ライヴ・アンソロジーでしょうか。データがわからない(見つけられない)のでいつ頃かはっきりしませんが(ヒロさん教えてください)、アコギ弾き語りによるライヴ音源です。自主レーベルからのリリースですが、なかなか活動旺盛なようでなによりです。相変わらずシブイです。シブうま!1曲だけ息子テディ・トンプソンとのデュオがあります。また日本に来ないかなあ。麻田さんとこでも呼んでくれないかなあ。たのんます。


 12月22日 雪  体調・ふつう

 朝から雪です。昨夜から降り続いています。外は雪景色になりました。鷺沢萠さんの『ウエルカム・ホーム!』読了。「ーもういいんだよ。よく帰ったね。お帰りなさい。」という一節にちょっと涙ぐみました。ようやく帰るべき家を見つけたヒロインがここ(物語)にはいるんですね。この本の発行日は今年3月20日。亡くなったのが4月。彼女は帰るべき家を見つけたのだろうか。寂しいかぎりです。
The Three Keys.Bon Bon & His Buddies
  『The 3 Keys/Bon Bon 1932-42』
これもジャイヴ系ですね。ピアノ、ギター、ベースのトリオで、演奏、歌、コーラスともに実に達者です。録音はニューヨーク、'32-42年。Bon Bon Tunnellの歌声はスムーズで良いね。後期のクルーナー・ヴォイスは白人シンガーのように甘いね。きっと人気者だったに違いない。ギターのSlim Furness の単弦奏法がまたスウィンギーでいかしてます。Bon Bon & His Buddies ではホーンが入りよりゴージャスな感じ。ギターはEddie Durham で、エレキ・ギターを弾いてるように聴こえるけど、どうなのかな。味のあるプレイを聴かせてくれますよ。


 12月21日 雨/みぞれ/雪  体調・ふつう

 冬至で初雪です。水っぽい雪だけど、うっすら白く積もってます。昨日読み終わった矢作俊彦の『ららら科学の子』は読後感良好でした。一応物語りは読み終わった時に終いなんだけど、読んだ人それぞれの心の中で続きの物語があれこれと始まってる、そんな感じ、そんな気がしました。次に読み始めたのが鷺沢萠『ウエルカム・ホーム!』。『ららら・・・』とともに昨年話題となった本ですね。読みたい!読みたい!と思いながら後回しにされてた本です。鷺沢さんは今年の4月に自ら命を断ちました。36才でした。まさか『ウエルカム・ホーム!』が遺作になろうとは思いもしませんでした。残念!です。
Norridge Mayhams & The Blue Chips
  『Complete Recorded Works』
録音は'36年ニューヨーク。ジャイヴ〜アーリー・ジャズ〜ブルースなバンドです。垢抜けた" 街の実力派バンド " って感じです。初めて聴きました。有名なバンドだったのかな。昨日今日と忙しく(めずらしく)、じっくりと聴いてる時間がありませんでした。雪も降ってきたしなあ。タイヤ替えてないしなあ。


 12月19日 晴れ  体調・ふつう

 良いお天気です。両親は降雪に備えてお墓の片付けに行きました。娘とカミさんは十日町へ買い物。俺ひとり侘びしくシャンソン聴きながらお店番です。そうそう携帯電話を買い換えました。初めてのカメラ付き。機能がたくさん付いていて、これで遊んでるだけで暇つぶしになりますね。
V.A『私は私 このまんまなの〜プレヴェールのうた』
ジャック・プレヴェールといえば脚本家としてマルセル・カルネ監督と作った映画『天井桟敷の人々』を思い出します。映画も良かったけど、これが第二次大戦ドイツ占領下で作られた(たしか南フランスの何処かで撮影されていたんですね)、その状況下でこれだけの映画を作ったプレヴェールとカルネに尊敬と愛着を感じていました。本盤タイトルはこの『天井桟敷の人々』の中のセリフからとられたものです。この二人の映画に『夜の門』てのがあって、これに若きイヴ・モンタンが主演していて、ここで初めて「枯葉」が歌われたんですね。その場面を昔TVの深夜映画で見ましたよ。このアルバムはプレヴェール詩によるシャンソン集で、多くの曲はジョセフ・コスマの手によるものです。コスマはユダヤ系ハンガリー人で、ドイツでナチスから逃れパリにやって来たとライナーにあります。歌い手はイヴ・モンタン、ジュリエット・グレコ、エディット・ピアフ、コラ・ヴォケールなど。みいんな良い曲ですよ。ジャケットの奈良美智による女の子がまた良い。


 12月17日 みぞれ/雨/曇り/晴れ  体調・ふつう

 坂口安吾『二流の人』の中で、戦国の世、師弟関係にあったという上杉謙信〜直江兼続〜真田幸村の三人について「正義を酒の肴の骨の髄まで戦争狂、当時もっとも純潔な戦争デカダン派」とあって、そうそう俺もそんな風に思ってたなと、ちょっと嬉しかった。
 今日は天気予報では雪になりそうってことだったけど、運良く雪はまだ降れません(笑)でしたね。早朝ちょっと雪らしいのも降ったけど、初雪とは言えないよな。
V.A『私は私 このまんまなの〜プレヴェールのうた』
詩人ジャック・プレヴェールの詩によるシャンソン名曲コンピュレ盤です。暇な店内にお似合いでした、なんて。あしたにつづく。


 12月15日 晴れ  体調・ふつう

 晴天が続くなあ。俺的には雪なんか降らなくたっていいんだけど、それだとやはり異常だし。毎年積雪1メートルが理想だな。
Country All Stars『Jazz From The Hills』
ジェスロ・バーンズのスウィンギーなマンドリンが大好きです。そのジェスロをリーダーとしたナッシュビルのカントリー・オールスターズのよる名盤。メンバーはいつもの相棒ホーマー・ヘインズ、そしてチェット・アトキンスのギター、ジェリー・バードのスティール・ギター、デイル・ポッターのフィドル、チャールズ・グリーンのベースなど。録音は'52-'56年。ジェスロとチェットの華麗な指さばきを御覧あれってやつですね。もちろんジェリーのスティールもアグレッシヴなプレイを披露していて良いですよ。チェットのプレイは、自身のソロ・アルバムより弾きまくってる感じで、ギター好きとしてはホント嬉しい。


 12月14日 晴れ  体調・ふつう

 坂口安吾が読みたくなって「不連続殺人事件」「白痴・二流の人」を買ってきて読みました。面白い人だよね。「風博士」なんてフザケテルよね。でも「風博士」は昭和6年の作で、安吾って泣きながらふざけてるって感じもするね。若〜い頃「堕落論」を読んで、面白くなかったのでそのまんまだったけど、今なら面白く読めるかな。
くるり『アンテナ』
ずっと車載してました。運転に合うんだよね。つまりお気に入りの1枚ってこと。くるりのアルバムは期待を込めてけっこう聴いてます。でも以前はその若さゆえの生真面目さみたいなものに、ちょっとニガテかなって勝手に怯んでいたりしてたんだけど、このアルバムはすんなり楽しめました。1曲目はサムシング?2曲目はレノン?と面白がったり、3曲目のオリエンタルな感じのイントロを一緒に口ずさんだり、骨のあるロック・サウンドにのって首をぐいぐい動かしたり、じつに気持ちの良い音楽が詰まっています。詞がいいというか言葉の使い方も上手くなった気もするな。つかみが上手いよね。こうゆうバンドは売れます。ああもう売れてるバンドなんだよね。


 12月11-12日 晴れ  体調・ふつう

 目の前に村の神社があります。そこに立派にそびえ立つモミの木があります。毎日見ているモミの木なのですが、諸般の事情で伐採されることとなり、昨日神主さんの御祓いを受け切られてしまいました。樹齢は100年位だそうです。姿の綺麗な木だっただけに悲しいですね。今日はこれから清津峡温泉で忘年会です。今年最初の(そして最後の?)忘年会です。じゃあいってきます。
UA『LA』
今年のライブ・ツアー" SUNツアー"音源のCD化ですね。まるでフリー・ジャズしてますね。メンバーは内橋和久、鈴木正人、外山明、菊地成孔、清水一登、佐々木史郎といった、なんでもできる人達。歌に寄り添うというより各自歌も含め全員が対峙しているようなテンションの高い音楽です。高度に登り詰めて窮屈な感じもするけど。もっとシンプルで不器用な音楽が聴きたくなったな。


 12月10日 晴れ  体調・ふつう

 今日も天気良し。日向にいると暖かい。村人の表情も明るいね。このまま雪が降らないと嬉しいけど、それじゃホントに異常だしな。
Henry Mancini & His Orchestra
  『Midnight,Moonlight & Magic』
The Very Best Of ヘンリー・マンシーニです。店内で聴いていてああ年末だなあと感じてしまうのはどうしてなんだろ?ひとつはドリーミーなストリングスやコーラスのせいかな。ピンク・パンサー、シャレード、ムーン・リバー、ピーター・ガン、酒とバラの日々、刑事コロンボ、など誰もが聴いたことのある有名曲が並んでいます。曲想から使用楽器までじつに多彩でまったく飽きさせません。グレン・ミラー楽団でピアニスト兼アレンジャーをやっていたこともあり、ジャズの使い方はお手の物。耳馴染みなのに曲名を知らなかった「子象の行進」「パイ合戦ポルカ」といったユーモラスな曲に、あっこれもマンシーニだったか、と納得。


 12月8-9日 晴れ  体調・ふつう

 北朝鮮の金体制が卑劣の塊であるのは言うまでもない。そこで思うのだが、経済制裁なんかしたって効き目がないんじゃないかと。北の支配者は党と軍の幹部連中さえ食えていればよくて、国民が飢えても俺達の支配が続けばそれでいいと考えているんじゃないのか。日本の北に対する外交も手詰まりな感じで、ほんとは中国から北の体制に圧力をかけて欲しいところだけど、その中国と日本は冷えた関係だし、小泉は中国に頭を下げて頼む位なら、この拉致問題の解決が長引くのは仕方ないと考えているのかもしれない。・・・なんて、いろいろと想像してみた。
カーネーション『Super Zoo ! 』
21年目のカーネーション、絶好調です。前作を買いそびれた(絶対買う!)し、今のトリオになった彼等を聴くのは初めて。年間のベスト盤に押したい程の出来の良さですよ。それにしても直枝政太郎(今は政広かな)のすくすくと成長する様は眩しいくらいだ。デビューから21年だもんね。センスの良さはデビュー当時から感じていたけど、これ程のメロディー・メイカーにして歌い手だったとは、ああ油断してました(笑)。ちょっとセンチな詞もグッドですよ。トリオになってライブをばんばんやってるせいか、バンドのサウンドが良く練れている上に勢いがあるね。ムーンライダーズやメトロトロン周辺にいたバンドだったからずっと見守って(へんかな?ははは)いただけに、本作の充実ぶりがほんとに嬉しいよ。


 12月6-7日 雨/曇り/晴れ  体調・ふつう

 大野とかいう防衛庁長官のサマワ視察茶番劇に呆れてばかりはいられない。思うに、サマワ自衛隊が攻撃され否応もなく戦闘状態となることを望んでいる日本人がいるのじゃないだろうか。戦闘で犠牲者が出ることで世論は沸騰、そして「やられたら、やりかえせ」の声が大きくなる。あっというまに軍隊のできあがり。国防のための国民の義務とやらが声高に叫ばれ「非国民」なんて言葉まで復活して。ああおそろしや。そういやあ橋本派がやたら叩かれているけど、まるで小泉援護だね。米国が裏で操ってたりしてね。ああおそろしや。自民党若手ぼんぼん議員達(ほとんど二世議員)は"国策"という言葉が好きで「国策に従うのが国民の義務」と本気で考える政治家が増えてくるのかも。書いていてイヤ〜な気分になってきたな。
Delmore Brothers『Freight Train Boogie』
有名なブラザー・デュオです。ヒルビリーでちょっとクロっぽい。ハープが入ってるせいかな。テナー・ギター(かな?)によるコンスタント・ベースはロカビリー〜ロックンロールにそのまんまつながるね。ブギーなんてかっこいいよ。聴く前はモンロー・ブラザーズみたいにマウンテンぽいのかと思ったら、垢抜けた感じでジャイヴやスウィングの趣もあります。'46〜52年のキング録音です。


 12月5日 晴れたり曇ったり/雨+強風  体調・ふつう

 荒れっことの天気。でも気温は高い。十日町へ行って来たけど、まだ地震の傷跡が至る所にあって、取り壊し中やサニーシートに覆われた家が目に付きました。
John Lennon『Acoustic』
ジョン・レノンのデモ曲集です。ビートルズ関係に疎いので、このアルバムも「ラヴ」「イマジン」の2曲が入ってなければ、誰のかな?って思ってしまいそう。そしてコイツなかなか凄いじゃんとか。昨日、ジョンは「ツイスト&シャウト」だR&Rだと言っておきながら、このアコギ弾き語りで美メロなジョンが今日の俺にはピッタリな感じ(笑)。だって良い曲ばっかなんだもん。しかもギターが巧い(あたりまえか!)。輸入盤で買ったんですが、スリーヴの歌詞にコードが添えられていてカポの指定があって、しかもご丁寧にコード・ダイアグラムまで載っています。さあおじさん達、押入からギター取りだして歌ってみないかい?ってことかい。


 12月3-4日 晴れ/曇り  体調・ふつう

 昨夜はDVD『ライヴ・エイド』をちょっと見てました。'85年だったんですね。「ウイ・アー・ザ・ワールド」がやたら懐かしかった。あのビデオクリップのやつね。昨夜見た中で印象の残ってるのはコステロが " 北イングランドのフォークを歌うよ " と言って歌い始めた「オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ」。主催者のボブ・ゲルドフがこのDVD化を許可した背景には、エチオピアとその周辺地域があれから20年経ったのに、いまだに飢餓の状況が改善されていないことを憂いてのことだそうです。世界の人々個々の平和を希求する思いとは別に政治の世界は動いているようで残念というか非常に遺憾です。
John Lennon『Rock 'N' Roll』
いつの頃からかジョン・レノン=イマジンになってないか?穏やかなラヴ&ピースのジョン。でも俺の中でのジョンは「ツイスト&シャウト」だな。ロックン・ロールのジョン・レノン。といってこのアルバムはぜんぜん愛聴していなかった。と言うより興味が薄かったんだねジョンに。で、再発されたのを良い機会ととらえ、楽しく聴いています。適度にヤサグレた感じがロックン・ロールっぽくて良いよね。大好きなバディ・ホリーの「ペギー・スー」をほぼ原曲どおりのビートでやってるけど、このかっこいいビートを作り出したオリジネイターはエライねまったく。


 12月1日 晴れ/曇り/雨  体調・ふつう

 12月ですねえいよいよ。天気が良いから気分も良いです。でもお昼過ぎから下り気味の空模様。帰ってきた娘とクリスマス・ツリーを出して飾りました。
V.A『Country Music For Kids』
さあ12月1発目はアルバート・リーの軽快なギターに乗ってマール・ハガードが歌います。文句なし!このアルバムは'92年にディズニー社からリリースされたもので、超豪華ラインナップによる歌と演奏が素晴らしいんです。何故か年末になると聴きたくなるアルバムです。楽しく暖かい雰囲気を持ったアルバムだからね。演奏陣にアルバート・リー(ギター)、アール・スクラッグス(バンジョー)、デヴィッド・グリスマン(マンドリン)、バイロン・バーライン(フィドル)、トム・ブラムリー(ペダル・スティール)、ウイリー・オーネラス(ドラムス)、ビル・ブライスン(ベース)など。ヴォーカルにはマール・ハガード、ハーブ・ペダーセン、パティ・ラヴレス、メリー・チェピン・カーペンター、クリス・ヒルマン、グレン・キャンベル、エミルー・ハリス、バック・オウエンズ、ジェイ・レヴィ、オーク・リッジ・ボーイズ。プロデュースはジェイ・レヴィとハーブ・ペダーセン。ハガード、オウエンズという西海岸カントリーの両雄に挟まれた形のキャンベルだけど、その堂々としたジェントルな歌声は、ひとつの正統を実感させてくれます。でもこのアルバム1番のお気に入りはいかしたカントリー・リックを披露しているアルバート・リーですね。


前月の音盤日記(白地は音盤BANBAN)
 
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月下の遊群CONTENTS
 
ロスタイムにご用心  酔んぐしなくちゃ意味ないね While My Guitar Gently Weeps