●2005●

 8月31日 晴れ/曇り  体調・ふつう

 あんたもイカンザキ!小泉100%支持するだって!?平和が党是の公明党、国家神道の元に弾圧された過去を持つ創価学会。だったらイラク派兵も靖国神社参拝も断固反対するのが神崎さんと公明党の立場じゃないのか。それとも党是変更「与党でなきゃいや!」になったのかな?
Frank Zappa『One Size Fits All』
 フランク・ザッパ'75年の大傑作。名義は再びザッパ&マザーズ・オブ・インヴェンション。ハードな演奏に乗って歌われるコーラスがドゥワップな感じだったり、どんな難曲でも常に娯楽を忘れないのがザッパです。ギター・ソロも充実しているし、聴きどころ満載。メンバーはザッパ、ジョージ・デューク、ルース・アンダーウッド、ナポレオン・マーフィー・ブロック、チェスター・トンプソン、トム・ファウラーという鉄壁の布陣。俺はこの頃のザッパ・バンドが一番好きだな。ザッパ若き日のギター・ヒーロー、ジョニー・ギター・ワトソンがコーラスで、また旧友ビーフハート隊長がハーモニカでゲスト参加しているのも嬉しいね。


 8月29-30日 晴れ/曇り  体調・ふつう

 さあて選挙だねえ。自由民主党=不自由非民主党だったりして。小さな政府はいいとして、いばる政府とか恐い政府はイヤだな。
Frank Zappa『Roxy & Elsewhre』
 '73年12月ハリウッド・ロキシーのライブ音源を中心とした音盤。名義はザッパ/マザーズ。これは大好きなザッパ&マザーズです。ラストでザッパがメンバー紹介、ブルース・ファウラー、トロンボーン!ナポレオン・マーフィー・ブロック、テナー・サックスとリード・ヴォーカル!ルース・アンダーウッド、パーカッション!ラルフ・ハンフリー、ドラムス!チェスター・トンプソン、ドラムス!トム・ファウラー、ベース!そしてジョージ・デューク、キーボード!...。もちろんザッパのギターとヴォーカル。目眩く演奏に凄い!凄い!凄い!を連発。ジャズ、前衛、R&B、ロックなどが渾然一体となったザッパ・ミュージックを一糸乱れぬ緻密な演奏で表現。これがライブかよ〜!と感嘆しちゃいます。御大のギターも表情豊か。しかしねえ、大山甲日の解説文はひとりよがりな感じで苦手だな。


 8月28日 晴れ/曇り  体調・ふつう

 朝6時、道普請の下見。お盆の豪雨のせいであちこちに小さな土砂崩れがあった。今日は娘の夏休み最終日、ずっと梅雨の長雨状態だったようなパッとしない夏だったな。
Richard Thompson『Front Parlour Ballads』
 RTの新作はアコースティック・ギターがメインの演奏だけど、エレキと奏法上の違いがあまり無い人なので、またアコギ弾き語りライブに接したりしているので違和感はまったく無いですね。その渋く淡々とした歌い方やちょっと悲しげな楽曲は、昔からそれほどの変化があるわけでなし、RTはやっぱりRTなんだと信頼して聴いています。新譜が日本盤でリリースってことが嬉しくて、値段が高いのに日本盤を買いました。久しぶりに訳詞を読んでみたけど、難しい、わからん。もちょっとちがった訳し方があるんじゃないかな。ニュアンスを汲んでさ。翻訳で重要なのは日本語力だって雑誌で読んだばかりだから、この訳詞には不満です。
 RTですが、来年来日なんて噂があります!うわ〜!!、hiroさ〜ん!!!


 8月26日 晴れ/曇り/雨/曇り  体調・ふつう

 劇場型犯罪vs劇場型捜査。雫井脩介『犯人に告ぐ』読了。読み進むうちにどんどんと引き込まれ深夜0時過ぎても止められずに2時過ぎてついにクライマックス。刑事達のキャラ立ちが見事。犯人その人のキャラが一番薄いってのも特筆もの。凄いの読んで満腹です。そういえば劇場型政治に劇場型選挙に激情型総理大臣。俺達日本人の産物だよね。悲し。
Richard Thompson『Front Parlour Ballads』
 RTの新作アコースティック・ソロ・アルバム。激シブかと思いきや、すんなりと聴きやすく心地よい出来上がり。MM誌評の " 中高年層の希望の星リチャード・トンプソン " はちょっとなあ(苦笑)。たしかに相変わらず凛々しく雄々しいRTではありますが。明日も聴きます。


 8月24-25日 晴れ/曇り/雨/曇り  体調・ふつう

 昨日朝NHKで「日本一の長寿バンド!沖縄"白百合クラブ " 平均年齢72歳が歌って踊る懐かしい昭和歌謡、原点は戦争」ってのを見て感動しました。サトウキビ畑で仕事をしながらオジイが歌いオバアが合いの手で「安里屋ユンタ」を歌っている光景がまぶしく感じられた。歌が生活と密着している島。やっぱ日本とは違うんだなと思ったよ。
Frank Zappa『Apostrophe/Overnight Sensation』
 これは一般的に聴きやすいザッパとされています。が、ザッパじたいが一般的じゃないので、うっかり他人に薦めてはいけません(笑)。聴きやすいってのは歌物中心でコンパクトな仕上がりな曲が多いってことなんですね。'73/'74年アルバムが2in1でCD化。コンパクトな楽曲とはいえジョージ・デューク、ジャン=リュック・ポンティ達による熟達な演奏が凄い。もちろんアレンジが凄いってことなんだけど。ここではザッパがメイン・ヴォーカルとしてクールに決めてるし、そのギターは官能的に、時に激情しウネリまくってますよ。ここからザッパの'70年代が始まる!のかな?


 8月22-23日 晴れ/雨/曇り  体調・ふつう

 川上健一の新作『四月になれば彼女は』読了。十和田青春グラフィティだねえ。青春が多感なのはわかるけど、これ程盛りだくさんな1日にしなくても良かったと思った。(オッサンのヒガミかな?)ホンダのスーパーカブの後ろに彼女を乗せたり、3人乗りしたり、なんかいい時代だったよなあ。
Janis Joplin『Pearl - Legacy Edition』
 これ程の生気に満ちた歌声の、どこに死の影を見いだせというのか。元祖にして最高の女性ロック・シンガー、ジャニス・ジョプリンの有名すぎる遺作『パール』。'70年10月、アルバム制作の途中に謎の死。主を失いバンドの演奏だけが収められた曲が「行きながらブルースに葬られ」だなんて、まさに伝説の始まりじゃないか。「ミー・アンド・ボビー・マギー」を聴くといつも泣きたくなる。悲しい自由に乾杯だ。アカペラの「ベンツが欲しい」、ニュー・ソウルを感じさせた「ハーフ・ムーン」「トラスト・ミー」、いつ聴いてもゾクっとする「ムーヴ・オーバー」ユニゾンのかっこよさ、「クライ・ベイビー」の圧倒的なノドぢから、まさにロックの金字塔。
 レガシー・エディションとして'70年フェスティバル・エクスプレス・ツアーのベスト・テイクが収録されていて、新バンドのフル・ティルト・ブギと" これから " を感じさせる勢いのある演奏が聴かれる。まさに " これから " だったはずなのに・・・。


 8月20-21日 晴れ/雨/晴れ  体調・ふつう

 昨日は塩沢の今泉博物館で『川端誠 絵本原画展』を鑑賞。紙粘土による半立体の「鳥の島」の原画に感動。絵本では気付かない緻密な造形が素晴らしかった。ゴム版画に着色した「十二支のお節料理」原画の版画ならではの線と面との味わいが楽しめた。川端さんは県内高田の生まれだそうだ。今日は近所の" なじょもん " で『イワン・ラツコビッチ・クロアタ展-クロアチアのガラス絵とグラフィックの世界』を鑑賞。不思議な奥行きを感じさせるガラス絵に感動。絵の中で物語が喚起されるからかな?細いペンによる素描は俺の好きなベン・シャーンに似てヒューマンな視線が感じられてとても良かった。充実の二日間。仕事の合間だけどね。
Frank Zappa『Grand Wazoo』
 エレクトリック・チェンバー・ミュージックというかザッパ流ビッグ・バンド・ジャズ・ロックです。緻密で難度の高い演奏にもかかわらず楽しく聴かせてくれる。まったく素晴らしい。文句なし。なにも書けない、暑いし(笑)。カル・シェンケルによるジャケ画が最高!ザッパのジャケの中で一番好きかな。大軍が睨み合ってるんだけど、持ってる武器が全部楽器なんだよ、それで飛び交ってるのが音符!ね、いいでしょ(笑)。超働き者ザッパ、'72年作品。


 8月19日 晴れ  体調・ふつう

 奥田英朗は読み出したら止まらない、ジェットコースターのように乗ったとたんに一気に持って行かれる、とても面白い小説を書く作家だ。とくにキャラクター作りが上手い。あっという間に物語の世界に引き込まれてしまう。元過激派の父親に翻弄される少年の物語『サウスバウンド』。子供達の会話も笑わせてくれる痛快小説でした。作中の「大人は正義より、自分の利益をゆうせんします。大人は基本的におくびょうでずるいのです。」を読んで国会のセンセイ方が真っ先に思い浮かびました。まったくあいつらセンセイ方には正義なんてものはないな。物語終わりあたりで母親が言う台詞「世間なんて小さいの。世間は歴史も作らないし、人も救わない。正義でもないし、基準でもない。世間なんて戦わない人を慰めるだけのものなのよ」。俺、こんなに強くなれるかな、なりたいけど。
Frank Zappa『Waka/Jawaka』
 『サウスバウンド』の元過激派闘士上原一郎とザッパは反権力で硬骨漢なとこが似ている。とにかくオカミってやつがが嫌いなのだな。さて'72年の本作、インスト中心の超強力な演奏が楽しめます。サル・マルケスというトランペッターが大活躍ですが、俺の知らない人だな。『ホット・ラッツ』の流れをくむブラス・ロックっぽい感じがかっこいい。常連エインズレー・ダンバー、ジョージ・デュークに混じって"スニーキー"ピートのペダルスティール・ソロがあったりでバラエティーに富んだアルバムです。まあいつものことなんだけどね。まったくザッパは飽きさせない。


 8月16-17日 雨/曇り/晴れ  体調・ふつう

 15日夜は友人達と十日町で飲んで深夜2時豪雨の中帰宅。16日早朝6時にムラ区長から出動命令(って程じゃないけど)。土嚢積み作業で二日酔いも吹っ飛ぶ。しかし寝不足ど疲れな1日。16日は朝から久々の快晴。奥田英朗『サウスバウンド』の困った左翼オヤジにニヤニヤ。
鈴木祥子『I Was There, I'm Here』
 本秀康のイラスト・ジャケがグッドです。2002年に行ったデビュー15周年記念LIVEのセレクション盤。基本的には弾き語りで、曲によってゲストが登場ってスタイルです。ピアノの弾き語りを聴いてるとローラ・ニーロ、キャロル・キングといった偉大な先達が思い起こされます。楽曲のクオリティが高いのでなおのこと。ラスト3曲にGRACE(ds)とかわいしのぶ(b)が参加して、3人娘でロックンロール。ロックな鈴木祥子もすごく良いです。イッツ・ソー・グッド・トゥ、スィー・ユー・アゲインだぜ!とか叫んだり(笑)。カラっと男前な女性って感じですか?前に友部さんがWEB日記で彼女のことを「大きな瞳で大きな声でよく喋りよく笑う」てなことを書いてましたね。四十路の鈴木祥子、大いに注目したいけど、レコードやライブ活動はどうなんだろ?そういえば彼女、京都に移り住んだんだっけ?


 8月14-15日 曇り/晴れ/雨  体調・ふつう

 異常に短いセンテンス。フラッシュバックのように言葉が次々と現れる。戸惑った。戸惑いながらも惹きつけられた。ジェイムズ・エルロイ『ホワイト・ジャズ』。後半、物語が収束して行く時のチリチリした高揚感。凄い小説だった。読み終えてフゥーってため息ついた。
Frank Zappa『Just Another Band From L.A.』
鈴木祥子『Love, painful love』
 昨日の店内はずっと鈴木祥子が流れていました。好きになっちゃった。もっと注目されていいシンガー・ソングライターだよね。数年前、渋谷クアトロで行われた「カントリー・ロッキン・トラストLIVE」で彼女の歌う姿をみてたんだけど、その時はちょっと歌っただけで印象に残る程じゃなかった。彼女、友部さんとも共演しているし、機会があったらLIVE行ってみたい。
 さて、ザッパとマザーズの'72年作。これは苦手なやつだな。芝居仕立てなんだよ。台詞が長い。英語がわからない。インスト・パートが短い。てことで、このアルバムは以前も1回聴いただけで棚にしまわれたままでした。これもザッパです。
 やっぱ鈴木祥子を聴こうかな。このアルバムの赤裸々っぽさがいいね。なんかこうグゥッと...きてますきてますきてますきてますきてます。


 8月12-13日 雨/曇り/ときに大雨  体調・ふつう

 この夏の天気も異常だね。津南はそれほどじゃないけど県内はずっと大雨/雷の警報か注意報が発令されていた。雨のため朝のラジオ体操なんか休みばっかりで、なんか盛り上がらないねえ。もうお盆だというのにさ。
Frank Zappa『Fillmore East, June 1971』
 マザーズ名義、「ハッピー・トゥギャザー」で有名(?笑)な'71年作。強力ヴォーカル・コンビ、フロー&エディの加入でヴォーカル物(語り物)とインスト物の割合が程良い感じ。「僕の住んでいた小さな家」「ピーチズ・エン・レガリア」のようなインスト曲はプログレとも後のフュージョンとも違う、ザッパとしか言いようがない音楽だな。忙しいからこのへんで。


 8月10-11日 晴れ/曇り  体調・ふつう

 DVD『フェスティバル・エクスプレス』を見て大感激。感想は後でここに書きます。" ロンサム"リチャード・マニュエルに泣けました。泣けたといえば為末の銅!世界陸上400障害。日本人が陸上のトラック種目で、ファイナルに残るのも大変なのに堂々の3位だよ。レース後の喜びの表情が素晴らしかった。
Bud Powell『The Amazing Vol.3 - BUD !』
 こうゆうジャズを聴いてると、俺って大人になったなあと思います。もう初老なのにね(笑)。新譜CDを買えないという俺の窮状をみかねてA1さんが持ってきてくれました。A1さんにしては普通のモダン・ジャズですね。'57年のバド・パウエル、文句ないでしょう。破れかぶれなジャズがけっこう好きなんだけど、こんな暑い日の我が店内で聴くには、ちょっとクールなバドは最適ですね。チェンバースとテイラーのリズム隊も爽快だし。夏風邪ひいたような音色のカーティス・フラーのトロンボーンだってわるくない。ただ、バドの『アメイジング』といったら1-2集が良すぎるので、この第3集は分が悪い。バドのピアノ、スローなプレイになると師匠(かな?)のモンクに似たとこがあるね。


 8月9日 晴れ  体調・ふつう

 平成の大迷惑男小泉純一郎がまたやった。衆院解散じゃなくて内閣総辞職がスジってもんだろ。オノレの美学に酔いしれたアノ顔(ツラ)見てるだけで不愉快だ。
Frank Zappa『Chunga's Revenge』
 いよいよ'70年代のザッパを聴きます。「Twenty Small Cigars」の美しさはどうだ!ジャージーでエレガント、こんなザッパもご用意できますのよ、と鼻高々。イアン・アンダーウッド、ジョージ・デューク、マックス・ベネット、エインズレー・ダンバーなどの腕達者を揃え、豪快なミクスチュアー・ロックを披露。ジョージ・デュークによる" 口まねドラム " 、こんな芸、ジョージにとっては恥ずかしい過去かも(笑)。このアルバムから元タートルズのフロ&エディが参加してますね。コーラスが楽しいよ。ザッパのギターが雄弁明快。


 8月8日 晴れ  体調・ふつう

 昨夜のサッカー東アジア選手権日本vs韓国戦、もう引き分けでいいやと目を離していたら1-0でロスタイムに入っているではないか。勝ったねえ日本。苦しい大会だったけど、サブ・メンバーの奮起で結果的には準優勝だからね。そうそう昨夜のゲーム、国歌斉唱の「君が代」が凄かった。テルミンかと思ったよ。唯我独尊なソプラノだなあと感心いたしました。
Frank Zappa『いたち野郎 』
 マザーズ・オブ・インヴェンション名義のラスト・アルバム。'70年のリリースだけど、これは'60年代後半M.O.Iのライヴとスタジオの編集物。『いたち野郎』って邦題は大傑作だね。原題『Weasels Ripped My Flesh』(いたちが俺の肉を殺ぐ)。ネオン・パークのジャケ画も凄いよ。いたち式電気カミソリだ!ネオン・パークってリトル・フィートのジャケ画で有名だけど、このアルバムで後にリトル・フィートを結成するローウェル・ジョージとロイ・エストラーダがM.O.Iメンバーとしてプレイしてますね。まあローウェルのがヴォーカルと呼べるかどうか(笑)。しかしまあ凄い演奏を繰り広げてますよ、この時代にね。ロック・フリージャズ・ノイズその他もろもろ。この先'70-'80年代とザッパを聴いていくつもりだけど、ああなんか恐くなってきたなあ(苦笑)。新譜買うお金がないからなあ。う〜ん。


 8月7日 晴れ  体調・ふつう

 3-4日と草津温泉で遊んで、5-6日は祖父ちゃん祖母ちゃんが同級会(ふたりは同級生なんです)で湯沢温泉、そして6-7日が子供会キャンプ。忙しい1週間でした。
Frank Zappa『Freak Out ! 』
 マザーズ・オブ・インヴェンションの有名すぎる'66年作デビュー・アルバム。このタイトルとサイケで不貞不貞しいジャケのせいで警戒されがちなアルバムだけど、これは歌物中心で聴きやすいアルバムなんです。R&R、R&B、ドゥワップなどに影響された楽曲は聴きやすい、けど意味がわからない(苦笑)。そのサウンドと演奏力を楽しめる作品に比べて、歌中心の作品はその詞がわからない、訳詞があってもそのニュアンスがつかめないから残念な思いをすることが多いんだよね。ザッパはかなり辛辣に猥雑に社会を挑発する詞を書いているんだけど、訳詞じたい難解で読むのがめんどうになるし。まあここは'60年代南カリフォルニア・サウンドを気楽に楽しみましょう。「ハングリー・フリークス・ダディ」でツカミはOK。頭脳警察のバンド名の由来となった「フー・アー・ザ・ブレイン・ポリス」、アーシーなザッパ流ブルース「トラブル・カミン・エブリデイ」などまったくイイ感じだよ。あと、ザッパ・サウンドに欠かせない(?かな)マリンバ・鉄琴がお茶目です。


 8月3-4日 晴れ/曇り/雨/晴れ  体調・ふつう

草津温泉へ行って来たとです。
 家族で群馬県草津温泉へ行って来ました。車で長野県側から志賀高原を越え、3時間で草津温泉。泊まった旅館は「草津ホテル」。とても感じの良い日本旅館でした。この旅館を選んだ理由のひとつに「片岡鶴太郎美術館」があります。草津ホテル運営の美術館です。うちの娘はシブ好み(笑)で、タッキーより鶴さま。なんでかわからんが、鶴太郎さんが大好きなんですね。それで、鶴太郎さんの書画を鑑賞できるこの美術館そしてこの旅館となったわけです。鶴太郎さんの作品を見た感想ですが、「達者だなあ」とは思いました。「強さ」が欲しい気もしました。ちょうどこの夜は草津温泉の祭りで、部屋の窓から湯畑で上がる花火を見ることができました。
 読もうと持っていった本は2日で読み切れると判断した角田光代『キッドナップ・ツアー』。ぴったり読了。小学5年生の娘の視点で書かれた面白い(ちょっとほろ苦い)話。俺が小3娘の父親なもんだから、この父親のことが気になったけど、詳しくは説明されない。社会的ダメ人間ながら他人に親しまれる性格の男。解説は重松清で、最後に「本書は、親であることの窮屈さに苦しんでいるオトナにこそ必要な物語なのかもしれない」。う〜ん、さすが重松清。そう読んだか。
 旅の車中音楽は、ラブジョイと鈴木祥子。爽やかな高原の夏空をイメージ。


 8月2日 晴れ/曇り  体調・ふつう

 朝から夏らしい空模様。蝉の鳴き声のうるさいことったら。夏真っ盛りなんだねえ。
ふちがみとふなと『ヒーのワルツ』
 ふちふなの歌って正しい日本のフォークソングじゃないのかな。のあたりで続くとなったのだな。流行歌とはちがった場所で生き生きと今を歌う清々しさ。それでフォークソングを感じたのかな。日本で「懐かしの・・」とかで語られるフォークソングは概ね抒情歌謡曲ですから。どうでもいいか(苦笑)。『ヒーのワルツ』はじつに良いんだよ。昨日はカバー曲が楽しいって書いた。じつは純子さんによるオリジナル曲が充実してるんだよ。「田舎道」から「静かな夜」「古本屋のうた」「愛さずにいられない」「家路」「泣く女」と、このオリジナル・ラインナップの出来が粒ぞろい。得難い個性のふちふなさんです。


 8月1日 晴れ/曇り  体調・ふつう

 しゃきっとしない夏だけど暑いことは暑い。店内のこのeMacの前は特に暑い。
ふちがみとふなと『ヒーのワルツ』
 なんとも独特な歌世界。相変わらずな " ふちふな " さんの新作である。渕上純子と船戸博史。歌とコントラバス。いい歌がいっぱいある。♪ものすごく悪い人を好きになった ものすごくその人を好きになった〜「私に起こると思わなかったこと」なんかじつに良いね。バートン・クレーンのコミカルな歌も楽しい。なんとグラハム・ナッシュの「ティーチ・ユア・チルドレン」を歌ってる。もちろん日本語で。ふちふなの歌って正しい日本のフォークソングじゃないのかな。もちろん今を生きてるフォークソング。暑くてモーローとしてきたので明日につづく。


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月下の遊群CONTENTS
 
ロスタイムにご用心  酔んぐしなくちゃ意味ないね While My Guitar Gently Weeps