●2005●

 9月28-29日 晴れ 体調・ふつう

 朝元気で登校したはずの娘だったが、お昼前小学校から熱があるので迎えに来て下さいと連絡があり連れ帰った。早退した娘だけど、食欲はあるし熱も上がる気配がないので今のところ安心。
Eddie Chamblee『The Complete Recordings 1947-1952』
 シカゴのホンク・テナー、エディ・チャンプリーです。エリントンの「イン・ア・センチメンタル・ムード」とか演奏してますがジャンプ・ブルース系で本領発揮、場末なイナタい感じがなんとも楽しい。本盤の目玉(?)は数曲でスティール・ギターが入ってることですね。これがまたワイルドで(笑)、テクニックは無いようだけど、この " なんでもあり " な感じが物好きには受けそうですね。


 9月27日 晴れ 体調・ふつう

 藤原伊織『シリウスの道』読了。それぞれが思い通りに行かなかったような結末なのに読後感良好。必殺仕事人(笑)小説として非常に面白かった。お次はウィリアム・K・クルーガー『月下の狙撃者』。自宅裏では稲刈り真っ盛りです。
Brandon Ross『Costume』
 お気に入りの1枚。今年のジャズ系では一番聴いてる。まあジャズと呼ぶのも違う気がするけど。新しい感覚だよね。大ファンだからブランドン・ロスの写真が店内に貼ってあるよ。これ、静かな音楽なんですね。静かだけど躍動してる。心地よい緊張感に包まれてる素晴らしいアルバムです。ベースのツトム・タケイシも要注目のプレイヤーですよ。


 9月25-26日 晴れ 体調・ふつう

 国の期間限定特命(笑)調査員になった。今回で3度目。シークレットやイリーガルな任務でなくて残念(んなワケない)。昨日から紙バッグ提げてお仕事開始です。
Wild Bill Davis『April in Paris』
 おっいなせな歌声と思ったらルイ・ジョーダン!そうかビル・デイビスはルイのバンド、ティンパニー・ファイブのオルガニストだったのか!他にビル・ジェニングスのギターも鳴ってますよ。このルイとの演奏が'50年。御大デューク・エリントンとの共演が1曲あり'51年。ここではギタリスト、ジョン・コリンズが品のあるいかしたプレイを聴かせます。わざわざ品のあると書いたのは、ビル・デイビスとビル・ジェニングスのプレイはワイルドがウリだからね。ジャズよりはゴスペルやR&Bに寄ったプレイって感じかな。そのデイビスとジェニングスの'52-'53年録音が本盤のメインとしてたっぷり収録。ワイルド・プレイだけじゃなくムーディーでラウンジイな曲もいかしてますよ。トリオでコーラスや掛け合いの入ったジャイヴ風な曲もいい感じ。ず〜っと来て'72年録音のギタリスト、フロイド・スミスもなかなか良い。オルガンとギターって相性良いんだね。


 9月24日 曇り 体調・ふつう

 ムラの秋祭りも終わり、疲れと寂しさでため息ついたりぼ〜っとしたり(苦笑)。今年は町内の村祭りに雨降りが多かったので心配していたら、卯之木祭りは両日とも好天に恵まれました。評議委員として祭り神事と再建なった鳥居の「くぐり初め式」に参列し、そして子供神輿とからす踊りにも参加し、例年になく盛りだくさんなムラ祭りでありました。
浜田真理子『romance』
 23日横浜で彼女のLIVEがあったんですよね。上に書いたようにムラ祭りがあって行けませんでした(泣)。まあしかたないよな。今日は祭りの後の脱力感なので、ぼーっとして聴いていても心地よいと言う(俺が言うw)浜田真理子を選びました。外は曇り空、寂しい店内に流れる彼女の歌声とピアノにやさしく励まされて、なんとか仕事をこなしています(ほんとかよ〜!)
 彼女の歌が心地よく沁み込んでくるわけは、その歌い方に作為がないからです。のどがきれいに開ききった歌声だから気持ち良く聴こえるし、こちらの耳まで素直になってしまいます。だからかなあ、彼女のソロLIVEが好きなのは。幾度か共演者を伴ったLIVEにも行ったけど、なにか物足りなさを感じていました。" ぴあのひとつ こえひとり " の浜田真理子が一番好きですね。


 9月21-22日 曇り 体調・ふつう

 卯之木の秋祭り。早朝傘鉾の飾り付けをして、夕方その傘鉾を神社境内に運びます。明日朝は再建なった鳥居のくぐり初め式。雨よ降らないで!
The Ray Ellington Quartet『That's Nice』
 この『That's Nice』、以前から愛聴してたレイ・エリントンのよりもっと良いね。イギリスのナット・キング・コールって感じで大好きなバンドです。歌は御大コールに及ばないけど演奏はこっちの方が好きになったな。特にギターのJudd Proctorが素晴らしい。他カルテットのメンバーはDick Kats(p)、Peter McGurk(b)、バンマスRay Ellington(vo.ds)。録音は'59年。このバンドは'50年代イギリスBBCラジオの人気者だったそうで、スウィンギーな演奏とジャイヴな雰囲気がしゃれていてかっこいい。何も知らずに聴けばアメリカのジャズ・バンド、でもこいつはイギリスのバンドで、同じ時代に日本にも達者なジャズ・マンが少なからずいたわけで、つまりなんだなあ(笑)ジャズは世界を巡っとるわけです。ただ当時、日本のジャズ・マンやジャズ・ファンには、ここで聴かれるようなジャイヴな感じは馴染まなかったのかな?日本のジャズ・ファンでジャイヴやジャンプやブルースを好きな人って少ないもんね。


 9月20日 雨/曇り 体調・ふつう

 どうも毎食食べ過ぎる。イカンと思いながらもつい食べ過ぎる。
Henri Texier『Remparts D'argile』
 午前10時のコーヒータイムに音盤友達A1氏が持参。アンリ・テキシエールは60年代前半から前衛ベーシトとして活動していたフランス人だそうだ。息子セバスティアン(sax)とトニー・ラベッソン(ds)のトリオによる2000年録音。ジャケットやライナー・写真などから想像するに、アルジェリア〜チュニジア〜サハラのイメージを想起できる音楽のようだ。躍動感と哀感を併せ持つこのサックスは素晴らしい。ドラムとコントラバスは大地の躍動を感じさせる。こうした手垢に染まらない前向きなジャズがより多くの人達に聴かれたら良いのにね。


 9月19日 雨/曇り 体調・ふつう

 宮部みゆき『孤宿の人』読了。さすが宮部さん、上下巻ぐいぐい読ませられた。面白かった、けど、人を死なせすぎて読後感がいまいち。さあてお次はビル・クロウ著、村上春樹訳『ジャズ・アネクドーツ』と藤原伊織『シリウスの道』の同時進行でいきまっしょう。
Bill Jennings『Stompin' With Bill』
 マダム・ギターのお次はオヤジ・ギター(笑)。'50年年代初期の録音。ビルのリーダー・セッション4曲他タイニー・グライムス、レイ・ブライアント・トリオが収録されています。ルイ・ジョーダン&ヒズ・ティンパニ・ファイヴやクリス・パウエル&ザ・ブルー・フレームスのメンバーだったりで、俺もけっこう耳にしている好きなギター弾きなんですね。そのギター・プレイはワイルド&ジャンピン。シングル・トーンもコード弾きも歪んでいて、サックス・ブロウにも負けていませんよ。そしてこれも大好きタイニー・グライムス。しゃれてるよね。この加減が良いんですよ。弾き過ぎない、速すぎないこの加減ね。


 9月17-18日 晴れ 体調・ふつう

 昨日は十日町クロステンで開かれた「十日町市中魚沼郡児童生徒発明工夫模型・生物標本展」を鑑賞。もちろんうちの娘の作品が選ばれて展示されてるからなんですが。じっと作品鑑賞をしていると、どこか新聞社の記者らしき人が写真をパチリ。むこうが狙っていた絵の中に収まってしまったんですねきっと。そして今朝、祖母ちゃんが目敏く見つけましたよ新潟日報。その写真が掲載されていました。丸顔のトンボみたいな俺でした。
 今夜は十五夜ですね。娘とカミさんが団子作りをしています。
マダム・ギター長見順『超スローブルース』
 かつて噂の" 竜巻のジュン " 様ですね。初めて聴くことができましたよ。しかしなんですなあ、脱力系ブルースですなあ。いきなり♪サラリイ〜マンになったのね〜 とか♪パパさん あなたわたしのパパさん〜 だもんね(笑)。テキサス系いなたいギターもユーモラスに響いちゃって、なんとも不思議なブルースです。嬉しいんですよ、喜んでるんですよ、もちろん。GRACE(ds)かわいしのぶ(b)とのパワートリオによる撃音「舟歌」が痛快です。「舟歌」って八代亜紀さんのアレね。その他の曲でドラム叩いてる岡地曙裕さんとはご夫婦だったよね?ちょっとエロい独特な歌唱とアジなギター・プレイが良い雰囲気で、こうゆう人はライブで堪能したいなあ。


 9月15日 晴れたり降ったり曇ったり 体調・ふつう

 急に寒くなったせいで朝から鼻炎です。ずっと鼻かんでる。鼻の穴がいたい。びぇ〜ん。行きつけの床屋のパンクな二代目友邦君に髪を切ってもらった。この二代目君、茶髪モヒカン唇にピアス。若いって素晴らしい。でもすでに一児の父でもある。若いのにご苦労さん(笑)。
サザンオールスターズ『Bohbo No.5』
 娘が「サザンの" 神の島遥か国 " が聴きたい」って言うもんだから買ってきました。小学校のお昼休みリクエスト・タイム(みたいな?)に流れていて気に入ったそうです。「サザンなんて俺と同じ歳のオヤジだぜ」と娘に言うと、「ふ〜ん、でも面白いじゃん」と言うわけで、子供達から見たらサザンも面白いオジサン達の仲間入りなんですねえ。曲はどうしようもなくサザン調です。サザンにはまったく興味がない俺にとっては、相変わらずやってんだね、としか思えません。べつの聴いて嫌いでもないんだけどね。桑田佳祐って " 毒のない不真面目さ " なんだなと、それが人気の一因だって気がしてるんだけど。曲は歌謡曲(良い意味で)だもんね。サウンドやそのプロモーションは裕福だし。まあいいか。


 9月12-13日 晴れたり降ったり曇ったり 体調・ふつう

 いいのかなあ、あんなアブナイ怪物生み出しちゃって。負けた民主党はきっぱり政策転換して高福祉の大きな政府を目指すとか社会民主主義にカジを切った方が自民との違いが際立って良いと思うんだけどね。
 京都のHOT DISC土山さんからゲイトマウス・ブラウンの訃報が届きました。ハリケーン"カトリーナ"のせいでルイジアナからテキサスへ避難していた矢先の病死だったようです。リトル・ミルトンに続き、偉大なブルース・マンが次々と亡くなって行くのは淋しい限りです。合掌。
Frank Zappa『Zappa in New York』
 テリー・ボジオ、エディ・ジョブソン、パトリック・オハーン、ルース・アンダーウッド、レイ・ホワイトにブレッカー兄弟達ホーン・セクションを加えたバンドでの'76年ライブ。リリースは'77年。ロック寄りなサウンドですね。CD2枚組はやはり満腹だな。濃いい緻密な演奏の合間に「ビッグ・レッグ・エマ」のような歌モノが聴こえてくるとホッとするね。そしてザッパ流ワルツ「ソファ」から超難曲「ブラック・ページ#2」「拷問は果てしなく」とつながるあたりを一番聴いていたかな。いつもながら凄い演奏力だよね。鬼のようなリハーサルやるんだろうな。


 9月10日 晴れ/雨に雷 体調・ふつう

 9月の第2土日は秋祭りのピークです。なのにひどいお天気。長野県境の上郷地区では竜巻と見紛う程の大風が吹いたそうで、けっこう被害が出たようです。
V.A.『The Masters of Stratocaster』
 今日は息抜きにこれです。といって毎日根を詰めて聴いてるわけじゃないんだけどね。フェンダー・ストラトキャスターの生誕50周年記念コンピュレーション盤です。'04年盤だからストラト君は俺より2歳年上なんだな。俺より現役感溢れてるじゃん。ちぇっ(笑)。クラプトンを始めストラト・マスター大集合ですが、ジミ・ヘンがいないってのが残念だなあ。レコード会社の関係だからしかたないけど。でもローウエル・ジョージ、ボニー・レイット、ライ・クーダー、ジョン・ホールが入っているから好感度大なコンピュレーションです。


 9月9日 晴れ 体調・ふつう

 新潟日報TV芸能のコラム、「眼鏡をかけた地味な男が歌えば、バンドはブレークする」という書き出しでサンボマスターが取り上げられていた。たしかに山口隆はかっこわるい。その上異常なハイテンションだ。聴衆をアジりまくる。凄い人気者でバンドは大ブレークだ。
 「はっきりしてるからわかりやすい」から好かれている(らしい)小泉さん。で皆さん、わかったことってなによ?と思う今日この頃だ。
Al Kooper『Black Coffee』
 アル・クーパーのロック史上における戦歴は凄いよね。ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」でオルガンを弾き、あの歴史的ニューポート・フォーク・フェスティヴァルでディラン初のエレクトリック・バンドにも参加。ブルース・プロジェクトはアメリカにおける白人ブルースロック・バンドの先駆的な存在だったし、ブラッド・スウェット&ティアーズはブラス・ロックの先駆けだった。スーパー・セッション・ブームを興し、ジミ・ヘンドリックスの名作『エレクトリック・レディランド』、ローリング・ストーンズの名作『レット・イット・ブリード』に参加、レーナード・スキナードをプロデュースしサザン・ロックに火を付けたのもアル・クーパーだった。'60〜'70年代、ロックが一番熱かった時代の重要人物だった。でもプレイヤーとしてよりプロデューサー・仕掛け人的な人なので地味な印象がありましたね。
 この新作、昨日今日と店内オンエアー(笑)。バークレー音楽院の先生達を中心としたザ・ファンキー・ファカルティをバックにした演奏も良いけど、アルの多重録音による数曲に惹かれるものを感じました。特にギターとマンドリンは良い味を曲中に染み込ませていて流石のプレイです。


 9月8日 雨/曇り/晴れ 体調・ふつう

 去年の中越地震で壊れてしまった神社の鳥居が、本日新しい鳥居に生まれ変わりました。「くぐり初め式」は23日秋祭りの朝。自宅店舗前の神社の毎日眺めていた鳥居だけに、ようやく再建なって一安心。
Al Kooper『Black Coffee』
 アル・クーパー程の大ベテランが、こうした現役感溢れる新作を発表してくれることはとても嬉しい。渋くいぶし銀でしかも溌剌としたアルバムだ。雑誌の記事によると、彼はバークレー音楽院で教鞭をとっていたが'01年に視力の大半を失い教壇を去り、また脳腫瘍のため闘病生活を余儀なくされていたそうだ。そんなアル・クーパーが見事復活し届けてくれたアルバムなので感慨ひとしおってとこだね。復活のきっかけとなったのは、日本の音楽ファンからの熱いリスペクトだったそうだ。えらいぞ日本の音楽ファン(笑)。


 9月5-6日 雨/曇り 体調・ふつう

 エリック・ガルシア『鉤爪の収穫』読了。LAの探偵ヴィンセント・ルビオが活躍する恐竜ハードボイルドのシリーズ3作目。読み始め、今回はハードボイルド・コメディかな?と思わせる軽めな立ち上がりでちょっと肩すかし食らったけど、終盤はお見事。推理に活劇に恋と友情、もちろん出会いと別れ。盛り込み方は定型ながらも相変わらず面白い物語でした。ハーブ中毒のルビオとアル中探偵マット・スカダー(by ローレンス・ブロック)がダブって見える場面には作者の遊び心を感じました。
Zappa & Beefheart & Mothers『Zoot Allures』
 イケメン3人(テリー・ボジオ、エディ・ジョブソンとパトリック・オハーン)従えて人気ロック・バンドで売れてやる!ってアルバムに見えるけどそうじゃないんだよね。ジャケット見るとそんな風な'76年作品。このアルバム、日本のザッパ・ファンにとっては贔屓にしたい1枚ですね。同年大阪公演からの「ブラック・ナプキンズ」が収録されているし、ジャケットには朱の"雑葉"ハンコ印に"不乱苦雑派"の文字、まさに「日本へ行って来たよ〜」のノリが感じられて嬉しいよね。しか〜し、この'76年来日公演へ行かなかった俺、一生の不覚!さてこのアルバム、短めな曲が並び演奏もザッパにしてはシンプルです。「ブラック・ナプキンズ」「ズート・アリュアーズ」など、ザッパのギターが好きな俺にとっては満足の1枚ですよ。


 9月4日 曇り 体調・ふつう

 9月の第一日曜日午前中はムラの道普請。用水路に入って土砂と格闘。パワ〜プレイです(笑)
Zappa & Beefheart & Mothers『Bongo Fury』
 なんとも不貞不貞しい二人の男がデンと収まったジャケットが印象的な'75年作。俺が生まれた'56年にこの二人は出会ったんだそうだ。ランカスターという田舎町のハイスクールで出会ったR&B狂の二人、じきにジャズやストラビンスキーなど多様な音楽を聴き漁っていた二人だったそうな。ちょうど『鉤爪の収穫』(エリック・ガルシア)という恐竜探偵ハードボイルドを読んでるところで、このザッパ&ビーフハート・コンビの音楽がBGMとしていいんだわぁ〜。「お前らヒトじゃないな!?」と言われ、ニヤッと不敵に笑い鉤爪を剥き出すザッパとビーフハート。凄く似合いそうだよな(笑)。さてマザーズはというと、ルース・アンダーウッドとチェスター・トンプソンが抜けて、替わりのドラマーにあの若武者テリー・ボジオが参加。溌剌としたロック寄りなドラミングで新風を吹き込んでいますよ。快楽的怒濤の変拍子とビーフハートのダミ声とザッパの粘着質ギターが独自の世界を作ってこれまた傑作です。


 9月2-3日 晴れ 体調・ふつう

 5W〜15Wのフル・チューブ・ギター・アンプが欲しくて調べてみました。アンプをフルテンでドライヴさせてみたいんですよ。そんな音が欲しくて調べてみたら、なんとこれは贅沢品の世界でした。こんなちっこいローパワー・アンプが10万〜30万もするのがザラで、クラスAでハンド・ワイアリングなど贅沢に作られたモノが多いんですね。それで断念アンプ購入。
因幡修次『死を喰べつくしてから生きようか』
 出雲の荒ぶる魂による、目眩く平成琵琶法師の比類無き世界、というキャッチフレーズを付けられた新作には、英国公演記念盤とある。因幡氏大活躍でなによりです。サングラス外した顔初めて見ました。ナイーブそうな瞳じゃないですか(笑)。「おらあ、どうなっちまったんだ〜」って感じのジャケ裏の写真が可笑しいね。以前に比べてマイルドになりましたか?歌謡性が増したというか。フーチー・クーチー・マンのようなワン・コード・ブルース、ブルース・ハープが吠えるまくる「なぁ加藤」が凄いね。ラストの曲には隠しトラック(かな?)として浜田真理子、齋藤潔との共演「ジャズしましょ」が収録され、これがまたオツなナンバーで良いですよ。


 9月1日 晴れ 体調・ふつう

 9月になっちゃったねえ。空はすっかり秋晴れです。と思ってたら、日中どんどん気温上昇。う〜ん暑い。
Frank Zappa『One Size Fits All』
 ザッパのアルバムというと、凄腕なメンバーを集め、猛練習をしてツアーの出て、完璧なライブと録音を残し、そのテープをスタジオに持ち帰り、編集の鬼と化したザッパにより完璧な音楽として作り直され、それが音盤化されたもの、そんなイメージがある。このアルバム1曲目の「インカ・ローズ」は'74年7月LAのTV局でのライブ音源をベーシック・トラックとして、同年9月ヘルシンキ・ライブのギター・ソロが挿入されている。完璧を目指す編集の鬼ザッパのこうしたスタジオ・ワークはこの頃からヒートアップしてきたのかな?
 「タイムマシンで行く懐かしのライブ・ツアー」なんてものがあったら、俺は真っ先にこの'74年ザッパ&マザーズ・オブ・インヴェンションのライブを見に行きたいね。それからデュエイン・オールマンがいた頃のフィルモアのオールマン・ブラザーズかな。


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月下の遊群CONTENTS
 
ロスタイムにご用心  酔んぐしなくちゃ意味ないね While My Guitar Gently Weeps