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2月28日 晴れ 体調・ふつう |
2月が終わる。早かった!1月が長く辛かったからよけいに2月の短さが嬉しい。トリノ・オリンピックも終わったね。閉会式で担がれて満面の笑みで手を振る荒川がいて、一人で帰国した村主がいて、村主は勝負師だからね、いいじゃんこれでと思ったよ。 |
2月27日 小雪/ 体調・ふつう |
スペイン・リーグで「最も危険なダービー」と呼ばれているのがアンダルシア地方セビリアを本拠とするセビージャFCとレアル・ベティスのゲーム。最初のダービーは1916年だそうだ。この2つのクラブ、セビージャは裕福なブルジョワで民主党支持、ベティスは貧困なワーキング・クラスで労働社会党支持、というような色分けがなされているらしい。野沢尚『龍時02-03』に書いてあるんだけどね。サッカーが町の文化と繋がっている。こうしたヨーロッパにはよくある市民と地元クラブ・チームとの深い関係っていうの、日本じゃ考えられないよね。想像できないよね。ヨーロッパにあるサッカーへの熱狂、羨ましいような恐いような。 |
2月25-26日 小雨/曇り 体調・ふつう |
野沢尚『龍時02-03』はサッカーを愛するすべての人達に読んで欲しい小説です。去年『龍時03-04』を読んで、作者のサッカーに対する愛情と物語の面白さに魅せられました。そして残念なことに、作者野沢が亡くなったことで、龍時が日本代表としてW杯で戦うという物語を読むことができなくなりました。でもね、作者が亡くなった今でも龍時はスペインで戦ってるんだよね。『龍時』の愛読者それぞれが龍時の戦いを思い描いて行けるわけだからね。 |
2月24日 曇り/晴れ 体調・ふつう |
素晴らしい一日。荒川静香が金メダルに輝き、風のハルカが誕生日だった朝、俺は50歳になったのだ(ふっふっふ)。荒川静香は美しかったな(うっとり)優雅な演技には大人の色香が漂っていたね。 |
2月23日 曇り/雨 体調・ふつう |
民主党は情けない、不様だ。与党はあんなで野党がこんなで国民はなんとなくスサんでいて、日本はいったいどうなるんだろ。 |
2月22日 晴れ 体調・ふつう |
泣けた泣けた。『アジアンタムブルー』にもらい泣き。"
水溜まりの写真 "
に惹かれました。イメージ湧いてくるんだよね。ラスト近く、...「私は幸せだ」。彼女の短すぎる人生で見つけた、それが最後の水溜まりだったのかもしれません。...良い物語でした。解説文は無く、すんなりと物語の余韻に浸ることができました。 |
2月21日 曇り/晴れ 体調・ふつう |
読みたいと思っていた大崎善生『アジアンタムブルー』。本屋さんにあったので買ってきて読み始めた。喪失、エロス、'70sロック...さてどうくるか? |
2月20日 曇り/雨 体調・ふつう |
月曜日は香取慎吾の西遊記。堺正章の西遊記の方が面白かったな。 |
2月19日 晴れ 体調・ふつう |
日曜日だけど町小学生のスキー大会のため娘は学校です。でも選手じゃないから半日で帰ってきました。天気予報から雪マークが消えて、春が見えてきた感じです。 |
2月16-18日 雨/雪/晴れ 体調・ふつう、ちょっと二日酔い |
荒山徹『十兵衛両断』はとんでもなく面白い。柳生一族vs朝鮮半島からきた妖術師。奇想天外ぶっとびな伝記小説です。 |
2月14-15日 曇り/雨 体調・ふつう |
...くすぶったような快感が私を襲う。だが、快感は花開かない。行き止まりの袋小路に追いやられ、それはやがて悲しみに取って代わる。...小池真理子『恋』より。セピア色の悲しい恋物語が終章のマルメロ登場で鮮やかに色づきます。ああそうだったのか!とため息が。 |
2月13日 晴れ 体調・ふつう |
快晴そして寒い。イトー楽器のおばさんが亡くなられたという知らせが届いた。二十歳の頃からだから30年お付き合いさせていただいた。最初に買ったのはグレコのテレキャスターとヤマハのアンプで、面識のない長髪髭面の津南から来た青年に快く月賦させてくれた伊東のおばさんだった。娘の誕生祝いにはカワイのトイピアノをプレゼントしてくれた。この正月には年賀状もいただいていたのに。笑顔の素敵なおばさんでした。ご冥福をお祈りいたします。 |
2月12日 雪/曇り/晴れ/雪 体調・ふつう |
小池真理子『恋』もやはり回想する形のようです。時代は'70年、浅間山荘事件のちょうどあのころ。さてどんなお話しか。 |
2月11日 晴れ/曇り 体調・ふつう |
杜の都の激しく狂おしい恋をセピア色で語る恋愛小説。小池真理子『無伴奏』を読んだ。'60年代後半の若者文化が懐かしく想い出される。学生運動、反戦フォーク集会、制服廃止闘争、ジャズ喫茶、バロック喫茶...。内容に比して穏やかに感じられるのは一人称で回想という形がとられているためかな。大人の小説ですね。次は『恋』に行きましょう。 |
2月10日 晴れ 体調・ふつう |
快晴!でもすごく寒い。こんな日にノルッデイック授業だった娘に「寒くなかった?」って訊いたら「ぜんぜん」だってさ。子供の方が強いね。というか年々寒さに弱くなってる俺。 |
2月8-9日 曇り/雪 体調・ふつう |
今朝の積雪は20センチくらい。重い雪だった。朝の雪かきがこの程度だとまだ楽だけどねえ。ちょっと思い出したいことがあって「渡辺武信詩集」を読んでいる。19歳の時に買った詩集。友部さんが言っていたけど、'60年代から'70年代中頃までは詩集がよく売れてた時代なんだそうだ。たしかに俺が詩集を買っていたのも二十歳前後のあの時期だったな。 |
2月6日 晴れ/曇り 体調・ふつう |
瀬尾まいこ『優しい音楽』を読みました。前に読んだ『幸福な食卓』が好感度抜群だったし、これも期待どおりの良いお話しでした。『優しい...』も『幸福な...』と同様に食卓小説なんですね。とにかく食卓に集うわけです。で音楽はどうなんだ、と読み進んでいくと、きちんとキレイに音楽でオチをつけてます。瀬尾さん巧い。座布団三枚。音楽が「ティアーズ・イン・ヘブン」てのがなるほどーだよね。女子大生の父だったら俺くらいの歳で、だったらクラプトン知ってるしギターが弾けてもいいし、ポピュラーな存在だから20代が知っていても不思議じゃないし、しかもこのお話しにピッタリなんだよね。感心しきり。座布団もう二枚! |
2月4日 雪/曇り 体調・ふつう |
節分寒波に襲われながらも今日は立春。一歩ずつ春に近づいてる。『バッテリーⅣ』読了。この第4巻はバッテリーの危機なんですね。中一のバッテリー巧と豪を中心に、チームメイト、ライバルといった野球仲間達を爽やかに活写。仲間小説って良いね。 |
2月2日 曇り/雪 体調・ふつう |
田原総一朗・岡本行夫『「外交」とは何か、「国益」とは何か』を読んだ。岡本は知っての通り政府の外交顧問・補佐官をやってる人で田原はニュートラルを意識した現実主義者(と思っているけど)。だから反政府的な発言は聞かれない。小気味よく小泉首相を叱って欲しいところだけど残念(苦笑)。中国に対する認識は興味深かった。例えば...「日本では、中国の脅威は労働集約的なローエンドな産業だ、なにしろ人件費が安いからこれは日本の脅威だという話しになっている。しかし...本当は、最先端のハイエンドのところで、中国は日本を圧倒する可能性がおおいにある。」というお二人のお話し。たしかにシリコンバレーにはインド人と中国人が凄く多いということだし、なんせ今の中国の若い政治指導者達の大半は理工系だってことだしね。 |
2月1日 曇り/雪 体調・ふつう |
2月になった。あとひと月のシンボウです。娘が熱心に読んでいた矢沢あいの『下弦の月』全3巻を楽しく読みました。ラストにもうひと工夫欲しいなって気もしたけどそれは欲張りってもんで。恩田陸が書きそうなお話しというか、小説として読んでみたい気がしましたね。 |
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