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10月30-31日 晴れ 体調・ふつう |
松之山大棟山美術博物館の「坂口安吾生誕百年記念写真展」に行ってきました。この博物館、もとは松之山の旧家村山家邸宅、所謂豪農の館でして先祖伝来のお宝が展示してあります。そのうえ坂口安吾の姉の嫁ぎ先として安吾も度々訪れた家なのでゆかりの書画も残されています。写真展やお宝も良かったけど、古くて威厳のある旧家の邸宅そのものが好きなんですよ。金田一さんが登場しそうだね(笑)。宇江佐真理『聞き屋与平-江戸夜咄草』と吉田修一『初恋温泉』読了。現代ミステリ3連ちゃんで胃もたれ(笑)なのでサラっとした読み物。『聞き屋与平』は良い味出てました。与平のかみさんと3人の息子の嫁さんが揃ってキリっとして魅力的。続編はおかみさん主役で『聞き屋おせき』でお願いします。与平の老いていく日常がせつない小説でもありました。『初恋温泉』も
胃もたれなしの短編集。もすこし食べたいってとこでお膳を片付けられた、けど美味しかった、てな感じでしたね。 |
10月28-29日 晴れ 体調・ふつう |
大沢在昌『狼花-新宿鮫\』読了。この大沢には疲れました〜。説明が多すぎて最後まで物語りに乗れなかった。魅力在る登場人物を配置しながら魅力満開まで行けないのは、いちいち長い説明が入るからと思う。苦悩する鮫島。国家・組織・権力に対し個人はいかに対峙できるのか。大きく重く深いテーマに挑んだのだろうか?苦悩する大沢在昌...なのか?。 |
10月27日 曇り/晴れ 体調・ふつう |
東野圭吾『赤い指』読了。ヒューマン・ドラマだなあ。深層心理まで潜りこんでミステリーを組み立てる巧さ鮮やかさは相変わらず。チリンという鈴の鳴る音に東野圭吾を感じます。 |
10月25-26日 雨/曇り 体調・ふつう |
居間にこたつ出現し嗚呼冬近し。永瀬隼介『踊る天使』読了。業火を背負った二人の男をめぐる新宿歌舞伎町ミステリー。あの歌舞伎町雑居ビル火災を物語に取り込み、火災現場のリアルな描写は読んでいるこっちが熱苦しくなる程。手紙文による回想で事件の背景を語り、その構成の巧さに唸った。ちなみにこれを読むとサン=テグジュペリの『夜間飛行』を読みたくなります。えっ!?(笑) |
10月24日 雨/曇り 体調・ふつう |
佐藤多佳子『一瞬の風になれ
1.イチニツイテ』読了。大学生の箱根駅伝に続いて今度は高校陸上部の物語。佐藤さんは作品毎に趣向を変えて楽しませてくれる大好きな作家です。続編を早く読みたいねえ。 |
10月23日 晴れ 体調・ふつう |
三浦しをん『風が強く吹いている』読了。物語の中の一年間にこっちもきちんと付き添った感じで、読み終わりには、一年前は...とか回想したり(笑)。シロウト同然の大学生達が箱根駅伝に挑むという、ありえないのかもしれないお話し。メンバー10人、ひとりひとりの思いを綴ることで、爽やかな青春小説となっておりました。 |
10月21-22日 曇り/晴れ 体調・ふつう |
三浦しをん『風が強く吹いている』も後半に。ついに箱根駅伝がスタートしたよ。え〜結末はどうなるんだ?今日はお祖母ちゃん連れて小学校の文化祭(今は文化祭という名称じゃないんだよね)。孫娘の歌い踊る姿に涙ぐむお祖母ちゃん。次は初開催の「卯の木文化祭」。ムラの文化祭です。おらムラんしょはたいしたもんだと感心しきり。 |
10月20日 曇り/雨 体調・ふつう |
宮部みゆき『名もなき毒』読了。読み始めてあれっこの人達..以前会ったことがあるぞ?そうか『誰か』の続編なんだなこれは。探偵みたいなことをしているだけのサラリーマン杉山三郎。冴えてるのか冴えてないのか判らないこの三郎氏あっての物語。むかついて殴りたくなる毒女原田いずみのような悪役は宮部さんの得意とするところ。俺的には『ぼんくら』『日暮らし』の続編が読みたいところです。 |
10月19日 晴れ 体調・ふつう |
朝が寒いもんだから3枚くらい重ね着していると、どんどん暖かくなってきてお昼にはシャツ1枚でOK。これでまた夜になればコタツが欲しいなと思ったりするんだよね。 |
10月18日 晴れ 体調・ふつう |
浅田次郎『地下鉄(メトロ)に乗って』読了。映画見る前に読んでしまえ、と駆け込み読書(笑)。父と息子の葛藤劇なんですね。その仕掛けに地下鉄そしてタイムスリップ。俺も若い頃は考えたことなかったけど、この頃父親にどんな青春があったのか、どんなヤツだったのか、きっと俺の知らない青年の顔があったはず、とか想いをはせる事がある。知らないのに懐かしいのは何故なんだろと思ったり。それはともかくこの物語、みち子が可哀想すぎるよ。 |
10月17日 晴れ 体調・ふつう |
『いけちゃんとぼく』は西原理恵子初めての絵本らしい。笑わせて、油断させといて、そして愛しい気持ちがストンと心の底に落ちてくる。♪単純に
簡単に 唐突に あっけなく〜愛を感じるかもしれない〜♪
ってふちがみとふなとさんの「お店やさん」みたいだね。 |
10月16日 雨/曇り/晴れ 体調・ふつう |
川端裕人『銀河のワールドカップ』読了。日本の小学校6年生少年少女8人が、なんとレアル・マドリッドの主力8人とミニ・サッカーで戦うという物語。ありえない設定なのにウソ臭さを感じさせない面白さ!サッカーへの愛が伝わってきました。嬉しかった! |
10月15日 晴れ 体調・ふつう |
昨日は二日酔い+寝不足で辛かった。なので昨夜は休肝日。本日は朝から快調です。早朝6時から沿道のゴミ拾いボランティア、そして神社境内でPTA仕事。三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』読了。面白かった。TVドラマ向きな小説だね。主役脇役ともにキャラ立ちいいから。主役コンビにイケメン使えるからほんとドラマになるかも。行天役はオダギリジョーがいいな。 |
10月12-13日 晴れ 体調・ふつう |
昨日も今日も天気が良くて暖かい。なのに店番しかすることがない!もったいないなあと思う。 |
10月10-11日 晴れ/曇り 体調・ふつう |
昨日は天晴れな秋晴れの中、小学校のマラソン大会でした。娘は2キロ・コースを一生懸命走りました。諸田玲子『木もれ陽の街で』読了。『あくじゃれ』の諸田さん、本作の舞台は戦後27年頃の東京西荻。良家のウブなお嬢様の恋愛話し。与謝野晶子の歌を巧に用い、古風で上品な趣のある物語。現代でもなく時代劇でもなく、ちょっと昔の東京と日本人を描いた物語に好感がもてました。 |
10月9日 晴れ 体調・ふつう |
秋晴れです。安倍首相の中韓訪問と、それに合わせたかのような北朝鮮の核実験。やっかいな隣人との付き合いには隣組との連携が大切。若さの安倍さん、大人の外交を期待してますよ。 |
10月8日 雨/曇り 体調・ふつう |
天気は大荒れ。町内駅伝大会なのにね。風雨の中をランナー達が駆けて行きました。がんばれ〜! |
10月6-7日 雨 体調・ふつう |
荻原浩『僕たちの戦争』読了。巧いな〜読ませるな〜のパラレル・ワールド物。ラストが非常にもったいぶってる。オチがはっきりしないんだもんね。こっちが勝手に想像するしかない結末。まあこれもいいかな。 |
10月5日 曇り 体調・ふつう |
オシム・ジャパンのメンバーと安倍内閣のメンバーって似たとこがあると気付いた。新鮮なんだけど頼りない感じ。まだ評価するには早いかな。でもサッカーはともかく、政治にはそんなに甘いこと言ってらんないよね。田舎は寂れる一方なんだから。 |
10月4日 晴れ 体調・ふつう |
万城目学『鴨川ホルモー』読了。なんじゃこりゃ〜な怪作...なのか〜?は、でした、怪作(笑)。でも真っ当な青春小説だったりします。これ読んでると、ああ俺も京都で学生時代を送りたかったという想いに駆られました。青春は二度と来ない。残念! |
10月3日 曇り/晴れ 体調・ふつう |
『鴨川ホルモー』読んでます。なんじゃこりゃ〜な怪作...なのか〜? |
10月2日 雨/曇り 体調・ふつう |
マイクル・コリータ『さよならを告げた夜』読了。主人公はクリーヴランドの私立探偵。相棒がいてパートナーの女性がいて、大富豪がいてマフィアのボスがいて、そして魅惑的な女性がいて。いかにもハメット、チャンドラーの後継者である。まだ20代の若い後継者。だからか、どこか爽やか。ワイズ・クラックが少なく進行がスピーディー。とても面白かった。探偵リンカーン・ペリーの物語、第二作も早く読みたい。 |
10月1日 曇り 体調・ふつう |
10月になりました。冬が足音がどこからかに聞こえるような...。気のせいか?それとも恐怖心?まあその前に食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、新酒の秋を存分に楽しんでおこう。 |
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