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11月30日 雨/曇り/雨 体調・ふつう |
小川洋子『ミーナの行進』読了。"
ちっちゃくて、目と髪が栗色で、芦屋で本当に一番利発な少女ミーナ
"(小六)とわたし朋子(中一)とポチ子(偶蹄目カバ科コビトカバ属)、そしてミーナの家族の物語。カバをこんなに愛おしく感じたのは初めてで、おしまいにはちょっと涙が...。小さなマッチ箱の絵から生まれる壮大な空想の物語がとても良かった。挿画(装幀も寺田順三)も物語にピッタリで、カバーを外すとカバカバカバ...だし(笑)、とても素敵な1冊でした。 |
11月28-29日 雨/曇り/雨 体調・ふつう |
27日新潟日報「日報抄」によると、財政破綻した夕張市に対し総務省は、一般行政職員を三分の一に削減し給与は三割カット、さらに市民には市民税や公共料金のアップ、11あった小中学校をそれぞれ1校に統合、さらに図書館や市民会館大ホールなど使用休止、もちろん補助金も大幅に減額と容赦ない。こんな情け容赦のない命令じゃ夕張市民は立ち直る元気も出ないだろうに...。それならば国の財政破綻の責任は誰が取るのか。一般財源に対する債務残高の割合が、夕張市9.6倍に比べ国は18.5倍の借金を抱えているという。本来なら霞ヶ関の官僚群が真っ先に責任を取って最低生活の範を示すべきなのに、アイツ等ときたら天下り先確保と既得権益確保に余念がない。この先、国の放漫財政のツケは国民への増税と行政サービスの低下となって押し寄せて来るに違いない。国民が堪え忍ぶ「美しい国」なんかに誇りを持てるわけがない。 |
11月27日 雨/曇り 体調・ふつう |
天気が悪いと朝起きても真っ暗だわ。 |
11月25-26日 晴れ 体調・ふつう |
沢木耕太郎『無名』読了。沢木が尊敬し愛しそして畏れた自分の父親を書いた。その最期を看取り、そして父の人生に想いをはせる。俺はどうだろうかと思う。生まれてからずっと一緒に暮らし一緒に仕事をしている両親について、なにか特別な思いを持つのは難しい気がしている。いまは二人とも元気だからなのかもしれないが。 |
11月24日 雨/曇り 体調・ふつう |
「涙じゃないよと 言いたいけれど こらえても こらえても まつ毛がぬれる |
11月23日 晴れ/曇り 体調・ふつう |
北方謙三『水滸伝1』読了。待ちに待った北方水滸伝の文庫化。宋江、晁蓋、魯智深、林冲、盧俊義、史進など、懐かしい顔ぶれ。と言っても以前読んだのは横山水滸伝なんだけどね(笑)。 |
11月22日 晴れ/曇り/雨 体調・ふつう |
天気がどんどん崩れてきて...大荒れで...雪までも?冬に向かう今の時期って諦めの境地。で雪が降り積もってしまえば、居直りの境地。 |
11月21日 晴れ 体調・ふつう |
娘と眼科に行く。めがねっ娘の誕生です。 |
11月19-20日 晴れ/曇り/雨 体調・ふつう |
カルロス・ルイス・サフォン『風の影』上下巻読了。満腹です。読書の醍醐味を味わいました。作者サフォンはバルセロナ生まれ、物語の舞台もバルセロナ。バルセロナと言えば今ならサッカーのロナウジーニョのいるFCバルセロナだけど、この街はスペイン内戦の傷跡が人々の心に深く残る街でもあります。オーウェルの『カタロニア讃歌』を読んだ人なら、この正義や大義が一晩で逆転してしまうような精神的にも耐え難い内戦が、カタロニアの人々に根深く影を落としていることを知ってしまったはずです。『風の影』はこの内戦の前・中・後のそれぞれの時代を背景に、10才の少年が「忘れられた本の墓場」で手に取った1冊の物語と幻の作家の謎を追うミステリーであり、そこに恋愛、友情、悪漢、風俗など様々な物語が巧妙に織り込まれていて、読む者をぐいぐいと物語の迷宮に引き込んで行きます。ああ面白かった!しばし脱力(笑)。 |
11月17-18日 雨/曇り/晴れ 体調・ふつう |
カルロス・ルイス・サフォン『風の影』上巻をようやく読了。評判通りの面白さです。バルセロナの迷宮へ潜り込んでしまったぜ。 |
11月16日 雨/曇り/雨 体調・ふつう |
教育基本法改正だぁ!?真に再教育されるべきは政治家と官僚と社長さん達と思うが、違うかね!教育委員会は上ばっか見てないで、しっかり子供達の顔をのぞき込んで仕事をして欲しい。学校の先生は、「イジメはある」という前提で子供達と接して欲しい。スポ小のコーチを10年やっていて感じたのは、子供達は無邪気さの中にイジメの芽を持っているってこと。そして親に必要なのは、愛と誠(笑)と勇気かな。 |
11月14-15日 雨/曇り/晴れ 体調・ふつう |
お昼ちょっと前にビリビリッと部屋が揺れた。恐っ。即TVで確認したら、十日町震度2だった。ちょっとの揺れでもビクッとしちゃう。地震の恐怖が身体に染みついているんだよね。 |
11月13日 晴れ 体調・ふつう |
昨日の大荒れ天気がウソのような晩秋の青空。今年はどこへ出かけても紅葉がきれいです。赤系が鮮やかなせいだね。野沢菜の漬け込みも始まりました。雪降り前はみんなが忙しい。 |
11月12日 みぞれ/あられ/雨/晴れ/雨あられ... 体調・ふつう |
雪おろしが鳴った。昨日から泊まりで松之山温泉で家族忘年会。シンシア・カドハタ『草花とよばれた少女』松之山で読了。主人公スミコはカリフォルニアの花農家で育った少女。日米開戦、アメリカ日系人の強制収容と収容所の様子がスミコの視線をとおして語られています。先の見えない希望の持てないような状況の中、それでもどこか温かくユーモアを忘れない、そんな人々に囲まれた日々を澄んだ眼差しで描いています。原題は「weedflower」野に咲く花です。今年の100冊目に読もうと取って置いた本です。とっても良かった。 |
11月8-9日 晴れ 体調・ふつう |
森絵都『DIVE!!』上下巻読了。文庫本解説は上巻あさのあつこ、下巻佐藤多佳子だ。素晴らしきトライアングル!。佐藤多佳子は書いている。「私は好きな本が終わってしまったことが悲しくて、自分勝手に"続編"を書いたりしていた。...好きな本の世界の中には、いつまでも、いつまでもいたいものだ。」と。俺だって『DIVE!!』のこの後の書かれていない物語とずっと付き添って行きたいと思ったよ。登場人物がみんな生き生きとしていて、いろんな苦難葛藤もあるんだけど、ほのぼのと幸せに笑える物語だから。そしてこれが今年の99冊目なんだよね。100冊目はどれにしようかな。本を読む幸せ(笑)。 |
11月7日 晴れ/雨/曇り 体調・下痢ぎみ(苦笑) |
5.6日と能登半島輪島を観光。輪島は高校3年の時に友達と旅の途中に寄った町。その時、岩場に囲まれた海水のプールで競泳をしたのが懐かしい想い出。あの頃は貧乏旅行だったから民宿やユースホステルに泊まった。今回は旅館もご馳走も立派だったけど、あの頃の気儘な楽しさは二度と味わえないだろうね。フォーク・ギターなんか持っちゃって旅してた(笑)。「朝市に行ったら輪島塗のギター・ケースがあったぞ!」と友達に言われ本気にしたりね(回想)。あれから30数年ぶりの輪島と能登の旅。二日間の暴飲暴食のせいか腹の調子が悪い。 |
11月3-4日 晴れ 体調・ふつう |
「
人生は、世界は、リレーそのものだな。バトンを渡して、人とつながっていける。一人だけではできない。だけど、自分が走るその時は、まったく一人きりだ。誰も助けてくれない。助けられない。誰も替わってくれない。替われない。この孤独を俺はもっと見つめないといけない。俺は、俺をもっと見つめないといけない。そこは、言葉のない世界なんだ...たぶん。」(佐藤多佳子『一瞬の風になれ
3.ドン』より)佐藤多佳子『一瞬の風になれ
2.ヨウイ』『一瞬の風になれ
3.ドン』読了。爽やかな高揚感。読んでいる間ず〜っと良い気分。高校生スプリンターの、そして400mリレーの情景が鮮やか。よくぞ書いてくれた。 |
11月1-2日 雨/曇り/晴れ/曇り 体調・ふつう |
11月だねえ。今年の秋は比較的暖かい日が続いていたんだけど朝晩は寒くなってきた。今朝の早朝読書では今秋初のストーブ点火。鼻水が止まらないぞ。 |
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