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7月31日 曇り/晴れ 体調・ふつう |
夏の日差しに打たれるのは久しぶりだな。只今藤沢周平『漆の実のみのる国』を読んでいます。貧窮にあえぐ米沢藩の財政再建に乗り出した上杉鷹山のお話し。再建は思うように進まず、その成果が出たのは鷹山の後々の代になってからだったという史実は知っているものの、後世名君と讃えられた鷹山と重臣達の志の高さに触れてみたいと思います。 |
7月29-30日 雨/曇り 体調・ふつう |
またまた日記さぼってしまった。昨日は一日中二日酔いだったしなあ。大沢在昌『砂の狩人』上下巻読了。『新宿鮫』の近作でも感じたんだけど、これもくどいね。言い訳がましい感じで、そのせいで物語が長ったらしい。だからといってツマラナイわけじゃないんだけどね。 |
7月26-27日 雨/曇り/晴れ 体調・ふつう |
夏休みの朝はラジオ体操ですねえ。今朝も娘にお供して参加してきました。小学生に混じって保育園児もお父さんお母さんに連れられて参加しています。想えば娘を初めてラジオ体操に連れて行ったのも保育園児の時だったな。 |
7月25日 晴れ/曇り/雨 体調・ふつう |
友人が経営している清津峡温泉の清津館(十日町市)でもキャンセルが相次いでいるという。所謂風評被害。津南・十日町地域は中越沖地震の本震にはヒヤッとする揺れは感じたものの、その後の余震はほとんどこちらまで届かない程だし被害もなかったし、まったく普通の生活ができている。それでも東京から眺めれば新潟県全域が危険地域に見えるらしい。新潟県の観光地はどこも大変だそうだ。 |
7月23-24日 曇り/晴れ 体調・ふつう |
24日、久しぶりの青空だ。やっぱり夏は暑い暑いとヒイヒイしていたいね。仕事上がりのビールも旨いし(笑)。でも月曜火曜は休肝日、ううう.......。 |
7月22日 曇り/雨 体調・ふつう |
昨夜のアジア・カップ準々決勝、日本vsオーストラリア戦の高原のゴールにしびれた!日本にようやく登場したワールド・クラスのストライカー高原。プレイの逞しさにドイツで揉まれ続けた成果が出てますねえ。嬉しいよお〜。小野も負けるなよ〜。 |
7月20日 曇り/雨 体調・ふつう |
カズオ・イシグロ『わたしを離さないで Never
Let Me
Go』読了。あまりに良い小説を読むと感想とかなにも書きたくなくなるね。もったいなくて(笑)。静かにしかし確実に身体に入り込んで来る小説でした。イギリスの寄宿学校で学び暮らす少年少女達の物語と思い読み始めました。でも様子が違うことに気づいて来ます。ミステリーでありSFでありそして人間そのものを見つめざるをえない小説です。彼女達の運命を知った時から、その切実な一刻一刻に寄り添わねばなりません。読み終えたばかりでまだ呆然と遠くを眺めています。 |
7月18-19日 曇り/晴れ 体調・ふつう |
原子力発電所の隠蔽体質って国策民営体質から来てると思うので、当然政府の責任も重いわけです。その政府自民党の隠蔽体質も相変わらずで、赤城大臣のバンソウコウのコト、誰かこっそり教えてくれないかな(笑)。 |
7月17日 曇り/雨 体調・ふつう |
昨日の地震は中越沖地震と名付けられた大地震だった。夜の地震特番では地震学者が今回の地震のメカニズムとやらを説明していた。「新潟県にはおわかりのように3本のシワが平行に走っておりまして、この一帯は特に地震が起きやすい地形なんですね。」なんですねっておい!俺ん家はまさにそのシワとシワの間にあるんだぜ!え〜いもう神頼みしかないのか?くわばらくわばら(は雷除けか?)。 |
7月15-16日 雨/曇り 体調・ふつう |
14日夜、BSで五つの赤い風船結成40周年記念ライヴをやっていた。植木いじりが似合いそうな好々爺な感じの西岡たかし、そして結成時からの相棒中川イサト、新メンバーの青木まり子と竹田裕美子がステージにいた。「遠い世界に」は高校の頃よくみんなで歌った。'60年代後期にできた曲でもちろん西岡の作詞作曲。'60年代のあの頃若者達はごく普通に
" ぼくたち "" 俺達 "
とか使って話していたと思う。同世代で連帯してる気持ちを持てた時代だった気がする。でも高校3年の時に読んだ 柴田翔『贈る言葉』(1966年作)の中に今でも憶えている場面があって、それは主人公の大学生が大学構内で「全学の学友諸君ー」とスピーカーが呼びかけるのを聞いて、「学友って厭な言葉だな」とつぶやく場面。苛立ちと屈折、諦観や虚無といった空気もあの時代にはあったと思う。そして'70年代が青春だった俺達は
" しらけ世代 "
と呼ばれたんだっけ。俺は'60年代の残り香を嗅いでいたし「遠い世界に」とか「戦争を知らない子供達」は今でも大好きだ。そして「結婚しようよ」と「神田川」はどうにも好きになれない。 |
7月14日 曇り/雨 体調・ふつう |
俄バンジョー熱に冒され、その昔手に入れたギター・バンジョーを取りだし弾いてみた。が、弾けなかった(笑)。以前弾いたときに弦やチューニングをいろいろ試してみたせいで弦の張り方が変則だった。いやはや...。 |
7月12-13日 曇り/雨 体調・ふつう |
佐藤友哉『1000の小説とバックベアード』読了。作者から放たれるイメージの流れに付き合わされ振り回された感じで、小説として好みじゃないし楽しくなかった。まあ俺には合わなかったということです。 |
7月11日 曇り/雨/曇り 体調・ふつう |
このところ毎晩ボブ・ディランのDVD『ドント・ルック・バック』をコマ切れに(笑)見ている。映画は見たことがあったので新鮮な驚きがあるわけじゃないけど、やはり若いディランはかっこいい。そしてすごくナマイキ。 |
7月9-10日 曇り/小雨/曇り 体調・ふつう |
北方謙三『水滸伝
九』読了。豹子頭林冲危機一髪。首領晁蓋自ら騎馬隊を率いて出陣。敵方青蓮寺もさらに強力に。物語の強力な推進力に乗せられっぱなし。次巻はいよいよ連環馬の呼延灼将軍登場か!? |
7月5-6日 曇り/雨/晴れ 体調・ふつう |
" 腹いっぱいの愛を "
じゃなくて " 腹八分目の愛を "
。川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』読了。究極の女たらしニシノ君の14歳から50代中頃の亡くなるまでを、彼とつきあった10人の女性による10篇の短編小説集。読み終わって気づくのは、ニシノ君は
" 究極の都合の良い腹八分目男 "
だったんじゃないか?ということ。女達は冷静にニシノ君との距離や愛の深さを測っていたりするのに比べ、ニシノ君は愛そのものの在処がわからず苦しみながらも、二股三股(もっと?)をかけて恋愛を重ねる。葬式のあと彼女同士がはち合わせ、「西野を愛するのは、せんないことだったけど、楽しいことでもあったからね。甲斐のある苦役だったわよ」と言われたりする。素敵な恋愛小説でしたよ。 |
7月3-4日 曇り/雨 体調・ふつう |
「もはや戦後ではない」と経済白書に明記され流行語ともなった昭和31年に俺は生まれた。高校生の頃はギターを抱えて高らかに「戦争を知らない子供達」を歌った。おれはバリバリの
" 戦争を知らない戦後っ子"
だ。俺より1歳半だけ年上の安倍晋三だが、特権階級意識の強い彼は俺とはまったく異なった戦後風景を見て育ったのだろう。彼は戦後が嫌いだ。彼の唱える戦後レジーム
(終戦以来続いている政治体制)からの脱却とは、今の日本を「戦後」ではなく「戦前」に変えようというものだ。俺は日本が孫子の代まで戦後であって欲しいと願う。だから俺は安倍晋三が大っ嫌いだしアメリカ傀儡の自民党も大っ嫌いだ。 |
7月1-2日 晴れ/曇り/雨 体調・ふつう |
ボリス・アクーニン『リヴァイアサン号殺人事件』読了。舞台が19世紀末ってことでヴィンテージ・ミステリーの趣がありますが、でも作風になにか新しさも感じさせるミステリーでした。作者のボリス・アクーニンはロシアの人気作家で'56年生まれ。俺と同い年。このアクーニンという作家はもともと日本文学者であり日本の文化にも精通しているんだとか。アクーニンというペンネームは日本語の「悪人」からとったそうだ。いやとにかく面白かった。ついでに松本大洋『竹光侍
二』も読了。凄い絵だなあと毎度感嘆。刀の國房がひよひよひよと笑い、また次回。ははは楽しみ楽しみ。 |
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