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10月29-30日 晴れ/曇り 体調・ふつう |
清津峡の紅葉を窓越しに眺めながら松井今朝子『銀座開花事件帖』読了。主人公久保田宗八郎30歳、元幕臣次男坊、けっこう屈折した性格なれどそこが母性本能をくすぐるのか女性にもてる。明治7年、生まれたばかりの東京という時代背景と舞台としての赤煉瓦の銀座がいい。 |
10月27-28日 雨/晴れ 体調・ふつう |
町議選投票日です。町議ともなると個人的に知っている候補も多いので思いは複雑。自立したというか合併したくなかった町長に従った形の津南町。明るい展望が描けない中、町会議員になろうという人達にはより広い視野でこの町の将来を議論し形にして欲しいと願う。ご苦労様です。 |
10月26日 曇り/雨 体調・ふつう |
北方謙三『水滸伝十三巻』読了。読み始めたら一気呵成、面白いなあ。梁山泊軍本隊を率いた呼延灼、関勝、穆弘の戦いぶり、朱仝決死の奮戦など戦闘シーンはダイナミックでスリリングで当然面白い。けど今回は武松、李逵コンビが宋江の父を訪ね一緒に暮らし農耕を助ける、じつは敵から守る役目があったわけですが、このコンビの優しさと豪快な強さが際立つ一篇が、大きくうねる物語の中で程良いアクセントになっておりました。 |
10月24日 晴れ 体調・ふつう |
銀林みのる『鉄塔 武蔵野線』読了。こんな小説初めて読んだ。鉄塔小説!(笑)。夏休みの2日間、二人の少年、5年生の美晴と3年生のアキラが鉄塔武蔵野線の81号から1号までを遡る冒険物語。ただ鉄塔を辿るだけ?と思うのは大人の見方で、少年ふたりにとっては未知なコトに対するワクワク感、親に内緒で知らない土地へ向かうドキドキ感などとても大冒険なわけです。にわか鉄塔マニアになった気分で面白かった。 |
10月21-22日 曇り/晴れ 体調・ふつう |
●『うた会 ふちがみとふなと』会場 津南町卯の木「なじょもん」 |
10月19日 曇り/雨 体調・ふつう |
碍子連V吊男性型鉄塔、碍子連U吊女性型鉄塔、赤白巨大鉄塔、鋼管鉄塔と等辺山型鋼鉄塔、帽子を被った形の料理長型鉄塔などなど、これら数々の鉄塔が我が家の窓から一望できるんだな、と今朝知った。昨夜から銀林みのる『鉄塔 武蔵野線』を読んでいるせいだ。この地域は信濃川とその支流の中津川と清津川の囲まれていて水力発電所が多いせいで鉄塔も多い。その上アノ柏崎刈羽原発の送電線も山を越えて関東に向かっている。鉄塔は子供の頃から身近で普通なモノとしてソノ辺に立っていた。その形の差異を気にしたことはなかったけど、今朝眺めて見たら、その形が様々なのに驚いてしまった。しかもその異物感が面白い。本来田園風景とは合わないモノだろうから。鉄塔は俺のすぐそこにいるのだ(笑)。 |
10月17-18日 曇り/晴れ 体調・ふつう |
川上弘美『大好きな本』もうじき読了。書評集なので気になる本からつまみ食いのように読んでました。主にトイレで(笑)。川上さんほどの小説家ともなると俺の10倍は敏感なんだな感受性が。そおか、そおゆうふうに感じることもできるわけか。と感心したり、わからんなあ〜と素直に思ったり。 |
10月15-16日 曇り/晴れ/曇り 体調・ふつう |
アーロン・エルキンズ『水底の骨』読了。スケルトン探偵ギデオンのシリーズですね。俺がこのシリーズ読むのは3作目だけど本作は12作目だそうです。ギデオンの本職は探偵じゃなくて人類学者。つまり残された骨から謎を解くというミステリイです。腕っぷしに頼らないミステリイはどこか上品です。 |
10月14日 晴れ 体調・ふつう |
昨夜はねえ..ほんとうなら横浜で浜田真理子さんのライブのはずだったけど、仕事を抜けられなくて行けなかったすよ。ああ残念!かわりにヒロさんとビール飲みながらバンド練習。21日に行う「うた会 ふちがみとふなと」で開演前の音楽をやるのですよ。本来はエレキでロックなんだけど、今回はドラム・ベース抜きのアコギ2人組でやります。オールド・ロックをアンプラグドでやりますんでヨロシク!って誰に言ってんだか(笑)。 |
10月12-13日 雨/曇り/晴れ 体調・ふつう |
今年は9月に入ってからも暑い日が続いたせいか紅葉は遅くなりそう。冬まで遅いってことはないだろうから、短い秋になるかもしれないな。 |
10月9-10日 晴れ 体調・ふつう |
河治和香『侠風むすめ 〜
国芳一門浮世絵草紙』読了。江戸末期に活躍した浮世絵師歌川国芳とその娘登鯉(とり)そしてふたり取り巻く人達の物語。国芳の反骨ぶりとお侠な登鯉がとても魅力的で是非続編を期待したい。 |
10月6-7日 晴れ 体調・ふつう |
北方謙三『水滸伝 十二』読了。晁蓋亡き後の梁山泊、盧俊義にも危機が...、北の将軍大刀関勝が梁山泊に出陣...、物語のうねりが大きいよ。丁寧な登場人物の内面描写と物語の大きなストーリーを見事に両立させた北方水滸伝は凄面白い読み物だ。 |
10月4-5日 曇り/雨/晴れ 体調・ふつう |
絲山秋子『逃亡くそたわけ』読了。博多の精神病院を脱走した21歳の女花ちゃんと24歳の男なごやん2人組のまさにロード・ムービー。乗ってる車が
" 広島のメルセデス "
マツダ・ルーチェ(笑)。病気を抱えての逃亡しているわけだから切なさ怖さも当然漂ってるんだけど、どこかあっけらかんと笑えてしまうのは九州が舞台だからか?全編主人公の博多弁がびゅんびゅん飛んでくる。新潟弁や東北弁じゃこうは行かないね。面白かった〜。 |
10月3日 晴れ 体調・ふつう |
宇江佐真理『卵のふわふわ』読了。副題「八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし」。主人公は八丁堀同心の妻で、その舅が腹空かせの食べ物好き。なので各章の題が「秘伝 黄身返し卵」とか「美艶 淡雪豆腐」そして「安堵 卵のふわふわ」など食べ物の名前です。でも美食小説ではありません。食べ物も質素です。捕り物付き江戸人情家族小説でしょうかね。 |
10月2日 曇り 体調・ふつう |
えーと、本日よりBフレッツです。光ですヒ・カ・リ。なんせ今までISDNだったからなあ。革命的な速さを期待していたんですよ。繋がってみてわかったのは、革命的ではないにせよ今までより速いってことですね。なにかもっと速くする方法があるのかな? |
前月の音盤日記(白地は音盤BANBAN) |
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