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1月30-31日 晴れ/雪 体調・普通 アマゾン禁止令発令中! |
今朝、TVの芸能ニュースで山下達郎の話題が写真を伴って映し出された。「え〜これが山下達郎!?やだぁイメージくずれる〜」とうちの娘。ちぇ、まったく失礼な娘だ。頭髪が後退してるくらいで男の価値を下げるんじゃない!ぱしっ! |
1月28-29日 晴れ/小雪/小雨 体調・普通 アマゾン禁止令発令中! |
山本幸久『渋谷に里帰り』読了。相変わらず面白くてぐんぐん読んでしまった。お仕事&青春小説として『凸凹デイズ』と背中合わせの小説ですね。渋谷か〜回想〜十代の終わり'74〜'76年頃の渋谷は俺が一番親しんだ街でした。(小説は今の渋谷が舞台ですよ)道玄坂のヤマハと宇田川町のシスコと公園通りのディスクユニオン、そのまま原宿まで歩いてメロディハウスそして表参道のキディランド、青山通り歩いて渋谷に戻る、これが俺の渋谷デイズでしたね。シュガーベイブや渡辺香津美のライブをタダで楽しんだのも渋谷だったし、なんか懐かしいな。それでこの『渋谷に里帰り』だけど、NHK出版なんですね。だからTV化されたらいいね。人物造形が上手くTV向きな小説だと思うし。 |
1月27日 雪/曇り 体調・ほぼ普通 アマゾン禁止令発令中! |
ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』読了。(たとえば、会話がひとつもないような探偵小説をいったい誰が読みたがるだろうか?)と後書きでナボコフ自身が書いてますね。たしかに探偵小説を含めエンターテイメント小説を中心に読んでいる俺のようなお手軽読書派にとって会話の少ない小説は苦手なんです。この『ロリータ』も読み始めから中程までツラかった〜。第二部、ロード・ノベルというかロード・ムービーとして物語がイメージ出来てきてからようやく面白味を覚えました。巨匠というのは表現が豊かというより豊か過ぎて溢れ出てくる人なんでしょうね。ちょっと言葉の奔流に溺れそうになりました。というかまあほとんど溺れていて、ようやく岸にたどり着いた読書でしたねえ。 |
1月25-26日 雪 体調・首を激しく回すと痛い アマゾン禁止令発令中! |
除雪で重いスノーダンプ振り回したり堅い雪にガツンガツンとやってた時に肩というか首の付け根の筋か筋肉をヤッタらしく、昨日から首の回りが悪い。 |
1月24日 雪/大荒れ 体調・ふつう アマゾン禁止令発令中! |
朝から久しぶりの大荒れで吹雪いてます。今のところ降雪量はそれほどじゃないかな。でも夕方までに一度雪かきをしないとね。吹雪に立ち向かう俺(笑)。ナボコフの『ロリータ』は...うっううっ...妄想の奔流というかとにかく饒舌。まあ面白いけど...うへぇ長いなあ。世紀の名作とか呼ばれる小説には過去に何冊か挫折してるけど、コレはラストまでいけそうだね。 |
1月21-22日 曇り/晴れ 体調・ふつう アマゾン禁止令発令中! |
『テヘランでロリータを読む』という本が読みたくて探してたらその前に文庫本の『ロリータ』があったので買ってきて読み始めた。久しぶりに字がめいっぱい詰まった小説に向かいます。 |
1月18-19日 雪 時々 曇り 体調・ふつう アマゾン禁止令発令中! |
小正月も過ぎて当店は一年中で一番暇な時期になります。雪のドカ降りもなく積雪はまだ1mまでいってないし今のところ楽な冬です。気も弛みがちでこの日記もさぼりぎみ。 |
1月15-16日 雪 時々 曇り 体調・ふつう アマゾン禁止令発令中! |
島本理生『クローバー』読了。とっても面白かった。以前読んだシリアスな『ナラタージュ』とは表情が違ってこちらはユーモアと明るさがある。作者に言わせると恋愛・青春小説というより
" モラトリアムとその終わりの物語 "
だそうだ。ふり返って思うに、(とりあえず俺の)青春なんてかっこわるかったな。恥ずかしくみっともないアレヤコレヤはたくさん思い出せるよ。でもあの時期がなけりゃ今の自分はないと思えるし。え〜い青春のばかやろ〜(笑) |
1月13-14日 雪 時々 曇り 体調・ふつう アマゾン禁止令発令中! |
まったくオカミはけしからんね。俺達子供の頃からいやそれより昔から14日は鳥追いで15日小正月は松焼きと決まっていたもんだ。それをオカミがいじったもんだから小正月行事は日にちがバラバラになっちゃった。まったく余計なことしやがって。小正月15日を再び祝日に戻して欲しいものだ。 |
1月11-12日 曇り/雨/みぞれ 体調・ふつう アマゾン禁止令発令中! |
1月11日は父の命日。一年前の夜に父は突然逝ってしまった。一年経ってみて、バタバタと忙しかった記憶があり、そしていつの頃からか父のいない生活に慣れてきていた。親が先に逝くということは人生のバトンタッチなのだ。そう思って周りを見れば20代でバトンタッチした友人も数人いる。つくづく親に楽をさせてもらったと思う。感謝そして合掌。 |
1月10日 晴れ/曇り 体調・ふつう アマゾン禁止令発令中! |
上橋菜穂子『精霊の守り人』読了。「今でも絵地図の入った本が好きだ」と俺が思ってたことを文庫本解説の恩田陸が書いていたよ。これは異世界ファンタジーです。絵地図を眺めてその世界を想像するところからスタート。そういえば小野不由美『図南の翼〜十二国記』も児童文学の扱いだったため知らずにいて損をした気分だったけど、この『精霊の守り人』も今まで知らずにいてもったいないことをしました。こんな面白い本がシリーズで出ていたなんてね。ヒロインのバルサの造形がいいなあ。女30歳、短槍操る用心棒稼業、大柄ではないが筋肉引き締まった柔軟な身体つき、長い脂っけのない黒髪をうなじでたばね、化粧ひとつしていない顔は日に焼けてすでに小じわがみえる、黒い瞳には驚くほど強い精気がある、アゴはがっしりしている、容易に手玉に取れぬ女である、など...。そんなバルサが皇国の皇子を助けての冒険譚だ。ストーリーの面白さだけでなくアクションシーンの描写が素晴らしいよ。さあて続編どんどん読むぞ! |
1月8-9日 曇り/晴れ/雨 体調・ふつう アマゾン禁止令発令中! |
海野弘『陰謀の世界史」読了。フリーメイソン、ユダヤ、ロスチャイルド、CIA、KGB、モサド、ヴァチカン、マフィア、ナチ・第四帝国、エイリアン・UFO...これらなくして陰謀謀略小説は始まらないってほどの有名どころが登場。本書は陰謀史観=コンスピラシー・セオリーについての本なのです。コンスピラシーの本場はアメリカだとあります。アメリカでは陰謀史観が大衆文化となっているんだとか。身の回りに起こる不思議なできごとはきっと誰かの陰謀に違いない、と考えることの好きな国民らしいです。そういえばこの前新聞に「06年のギャラップ社の世論調査で、米国人のほぼ半数が「人類は過去1万年以内に神によって現在の姿に創造された」と回答した。」というのが載ってました。キリスト教の影響なんでしょうかね。宗教に限らず、何処の国の建国神話もじつに手前勝手に出来ているようです。「はじまりがあって今があるのでなく、今から逆にはじまりがつくりだされる」からでしょうかね。 |
1月7日 曇り/晴れ 体調・ふつう アマゾン禁止令発令中! |
月日の経つのは早いもので元日からあっという間に1週間で平成もあっという間に20年だ。この時間の流れをもうすこし緩やかゆったりにしたいと思うのだがどうしたらよいのやら。そうそう大晦日の紅白、何も期待しないで酒飲みながら惰性で見ていましたら...最後の4曲にやられてしまった。歌の力にぞくぞくって身震いして聴き惚れた。「あの鐘を鳴らすのはあなた」「北の蛍」「津軽海峡冬景色」「契り」。昭和の歌謡曲、阿久悠の世界でした。 |
1月3-4日 雪/曇り 体調・ふつう アマゾン禁止令発令中! |
カトウコトノ『将国のアルタイル』講談社月刊シリウス連載中。1月号は巻頭カラー!やったね〜。'07年9月から連載開始したファンタジーな漫画でまだ物語が動き出したばかり。先が楽しみです。カトウさんは俺の知り合い加藤さんの娘さん。加藤さんは友部正人の大ファンで、十日町でのライブには毎回来てくれます。それも職場のある新潟市から。一度小さな娘さんを連れて来たことがあり、その娘さんがカトウコトノさんとなったのですね。立派です。ぱちぱちぱち |
1月1-2日 雪/曇り 体調・ふつう アマゾン禁止令発令中! |
小池真理子『望みは何と訊かれたら』読了。本書の初めに英詩の一節があり、唄ったマレーネ・ディートリッヒとシャーロット・ランプリングの名前、そして映画『The
Night
Porter』が記されていた。映画は邦題『愛の嵐』でレザー・ディスクで持っているけど、でも内容もその歌も忘れてしまったので、ちょっとネットで調べてみたらこの詩の訳が載っていた。切なく素敵なので引用します。(匿名でした) この小説は以前読んだ『恋』『無伴奏』に連なる作品です。小池さん自らの青春とも重なる時代'70年代前半とそれを回想する現在が舞台。学生運動、過激派、闘争、愛と退廃を絡め、あの時代に生きたひとりの女性を描きます。どうしてもこれを書きたかった小池さんの熱さに圧倒される思いです。ヴァニラ・ファッジの「キープ・ミー・ハンギング・オン」が
" 俺を解き放ってくれ!"
と歌い、それを聴きながら男女は二人だけで繭の中に籠もる。ほんとに欲しいものは何?と訊かれたら....。 |
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