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7月30-31日 雨/曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
北方謙三『楊令伝
十』読了。おっともう店を閉める時間だ。 |
7月27-28日 曇り/雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
新潟県立近代美術館で「ネオテニー・ジャパン」を鑑賞。この現代アート展についての主催者からの説明では「...「neoteny=幼形成熟の意」をキーワードに、90年代以降の日本の現代美術にみられる特徴―幼さ、カワイイ、こどものような感性、マンガ、
アニメ、オタク、サブカルチャー、内向的、物語性、ファンタジー、過剰さ、日常への視線、技術の習熟、細密描写、巧みなビジュアル表現
など、日本の現実や若者の心象風景とリンクした世代のアーティストたちが生み出してきた新たな世界を多角的に読み解きます。」とありました。知っていた作家は奈良美智と村上隆くらいでしたが、いくつかの作品には見覚えのあるものもあり、とにかくとても楽しく刺激的なアート展でした。ちょっと感じたのは漫画家大友克洋との類似性。その細密な描写によるスペクタクルや飛翔する想像力の表現など。つまり大友のマンガは高度にアート性を発散させていたと後年気付いたんだけど、今回の現代アート展を見て思ったのは、世界に冠たる日本マンガ/アニメと日本現代アートは、娯楽と芸術という棲み分けがありながら(あるのかどうか?)、その垣根はとても低いということ。芸術も芸能も越境してこそ花開く、ですかね。 |
7月26日 曇り/雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
梅雨の長雨...晴れないねえ。いつまで続くんだろ。この天候のせいかどうか、近辺の農家や家庭菜園ではキュウリのできがやたら良いみたいで、我が家にもあちこちからキュウリが届く。オクラとかも欲しいんだけどなあ...(笑)。 |
7月25日 曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
ホンダのスーパー・カブを車庫から引っぱり出した。約1年ぶり。ぜんぜん乗ってないせいでエンジンの調子が悪かった。父が生きていた頃は、毎日畑とか林へ乗って行っていたので調子が悪いなんてことはなかったが、やはり使っていないとだめなもんだな。おっとエンジンの下からオイル漏れしてる。 |
7月24日 曇り/雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
おでん屋で父ヒロシと男がビールを飲みながら... |
7月22-23日 曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
れいの皆既日食、NHKで中継していた硫黄島を見ていたけど、あの幻想的に発光する水平線に目を奪われた。シュールな絵画を見ているような光景。あれをナマで見ていた人達がマジうらやましい。ほんと現場で見てたら人生が変わったかも(笑)。 |
7月21日 雨/曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
どうも湿っぽくていけない....。すかっと青空、ほしいねえ。 |
7月19-20日 曇り/雨/晴れ/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
「僕らがやってることは、部品作ったり、畑を耕したりっていうことととジャンルは違いますけど、ものを作る現場、制作部なんです。でも、そうじゃない形で、お金を投資して利益を得るシステムがある。それは全然否定しないですけど、ただ、その影響は僕らにもかぶってくる。その現実や社会の構造も知らずに、愛とか夢を歌う時代はとっくに過ぎ去っていて、そうゆうこともきちんとわかりながら、愛や、夢や、希望や、自由や、っていうことを歌ったり感じたりしなければいけないっていうのが、僕の30代中盤からのソングライティングで気をつけていることです。」と福山雅治は語る。福山はそのアイドルっぽいルックスで、たしかに芸能界のアイドルとしての側面を持つ超人気者だけど、かれはずっと(ギターを抱えた)シンガー・ソングライターでもあったってことが重要だと最近感じている。『月刊カドカワ
総力特集 福山雅治』読了。 |
7月17-18日 曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
難波弘之、井上貴子編『証言!日本のロック70's』読了。70年代の日本のロックを語るトークショーの記録です。レギュラー・スピーカーにPANTA、難波弘之、ダディ竹千代。ゲスト・スピーカーに土屋昌巳、山本恭司、岡井大二。そして司会が井上貴子。井上以外は知る人ぞ知る日本のロッカーな方々ですね。井上貴子という人は東京芸大出の大学教授ですが、なんとダディ竹千代&東京おとぼけCatsに在籍していたというから面白い人ですね。70年代のロックは俺にとっても原点なわけで、だからここで語られていることはよくわかるし肯けることだらけで嬉しくなる。そもそも70年代の日本ロックって「ど」マイナーな世界で、そんな頃急に大売れしだしたフォークへの反感はみんなけっこう持っていたんだよね。「許せるフォークと許せないフォーク」の章で難波が言ってる「フォークの皮をかぶった演歌(アリスやさだまさし)はだめっ」って気持ちはよくわかる。ついでに「ロックの皮をかぶった演歌→チャゲアス、アルフィー、B'z」ってのももっともだよな。俺なんかXジャパンの正体はウルサイ松山千春だと思ってるから(笑)。アリスやさだまさしのような売れセン・フォークについて俺なりに補足すると、彼等の歌に感動できたとしてもそれは演歌/歌謡曲的感動なんだよね。彼等は歌謡界からデビューしてもよかったわけだ。それをフォークのスタイルを真似て演歌/歌謡曲を歌い、しかも大ヒットする、このことが卑怯に思えて非常に面白くないわけだ。ああなんか血圧上がりそうだからこのへんにしとこうかな。 |
7月15-16日 晴れ/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
15日は人間ドックだった。とりあえずの結果は一年前と変わらず、つまり「太め維持」。もっと運動して!食事を減らして!間食はやめて!と言い渡され、神妙な態度で肯く私であった。"
年に一日だけ神妙な日 " の俺(笑)。 |
7月11-12日 雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
平岡正明『昭和マンガ家伝説』読了。松本零士を語る章では「...軍国少年がフケて、対戦国アメリカの芸術、軟派映画とジャズに飛びこむ過程に日本の戦後思想がある。」とまた断言。マンガを論じながらも、永久革命、ブルジョワジーとプロレタリア、ルンペン・プロレタリアート、プチブルなんて言葉がばんばん飛び出すのが平岡節。やっぱ平岡の評論は、これはひとつの(新左翼)芸能なんだと思う。こんなに楽しませてくれた評論家は平岡正明だけだったもんね。合掌... |
7月10日 雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
平岡正明が亡くなった。今朝新聞で訃報を知った。ちょうど平岡の『昭和マンガ家伝説』を読んでる最中なのでびっくりした。平岡正明(ひらおかまさあき)は二十歳の頃の俺にとって「ヒラオカセイメイ」として君臨していた。青二才が精一杯背伸びして社会や音楽を論じる時、平岡の力強い「独断」「断言」はいつも俺を励ましてくれたと思う。古臭い左翼・右翼を片っ端から蹴散らすこの新左翼の論客は、失礼な言い方を許してもらえば「新左翼と階級闘争を芸能化」した思想家だった。その芸能的敷居の低さから、俺にも入り込み易かったのだと思う。今読んでいる本の中の「サザエさん」を論じた章に平岡らしい断言が出てくる。「波平の禿頭の頂点に一本だけ残った毛は彼が福岡玄洋社系であったことの残光である。」!!...(笑)、わっかんないよな、ははは。磯野波平と頭山満を結びつけるなんてね。まあこんな断言でジャズを断じ、歌謡曲を断じ、美空ひばりを断じ、山口百恵を断じ、ペンで闘争し続けた平岡正明がついにこの世とおさらばをした。寂しいなあ。合掌... |
7月8-9日 雨/曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
西川美和『きのうの神さま』読了。小説『ゆれる』では、その才気が荒れ削りのまま放射されている感じがあり、それがまた魅力だったけど、この本作はほんとよく熟して練り込まれた味わいがあり素晴らしい。彼女が監督の映画『デイア・ドクター』がらみで宣伝されてるとおり、お医者さんと患者にまつわる短編が4つ収められていますが、医者がらみでない一編「1983年のほたる」が一番印象に残った。ここではない何処かへ行きたいと漠然と思い、往復3時間の塾通いをする少女。帰りのバスでワケアリ運転手と二人きりになってからの話しがじつに巧い。全編に感じるのは登場人物と作者との距離の取り方と視線の良さ。鋭い人間観察を温かさが包み込んでるから物語がキツクない。映画監督として、そして小説家としても西川美和は凄いのだ。 |
7月6-7日 雨/曇り/晴れ/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
ジェイムズ・ジョイス『ダブリナーズ』読了。柳瀬尚紀による『ダブリン市民』の新訳です。アイルランドの音楽が好きでアイリッシュ・ウイスキーが好きで黒ビールのギネスが大好きな俺にとって、ジョイスの『ダブリナーズ』は避けては通れない小説なのです。まあいつかは読みたいなと思っていた程度ですが(笑)。くだけた調子で描かれたダブリン市民の短編集で、やはり人々の喜怒哀楽に寄り添うようにウイスキーと黒ビールと音楽があるってのが俺には嬉しかった。 |
7月3-4日 雨/曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
『ザ・ベンチャーズ栄光の黄金時代』をパラパラ読み。ベンチャーズに対しては屈折した思いがあるんだけど、エレキ・ギター好きには避けては通れないベンチャーズだよね。ベンチャーズに関しては後から知ったことや気が付いたが多くて、例えば初期のギターはフェンダーだったとか、ギターの音がけっこうラウドで(フェンダーから高出力のモズライトに変わったから)ガレージ・ロックな風だったとか、だから改めて聴くと面白さ満載なのがベンチャーズだったりするわけですね。そして6月14日に亡くなったボブ・ボーグル、ドン・ウィルソンと共にベンチャーズの中心だったボブに合掌。テケテケテケテケ〜♪ |
7月1-2日 雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
椰月美智子『しずかな日々』読了。椰月さん、いいですねえ。この温かさが大切なんです。「おじいさんと一緒に過ごした日々は今のぼくににとっての唯一無二の帰る場所だ。だれもが子どものころに、あたりまえに過ごした安心できる時間。そんな時がぼくにもあったんだ、という自信が、きっとこれから先のぼくを勇気づけてくれるはずだ。」小学5年生男子のきらきらしたひと夏の物語。放課後の空き地に集まる仲間たちがいいね。そしてなによりおじいさん。遊びに来た仲間たちに「ほら、これ」とお盆に載ったきゅうりとなすの漬物、そして熱いお茶。「暑いときにこそ、熱いお茶がいい」とおじいさん。はじめて見る漬物というおやつのビックリする仲間たちだけど、「うまい、うまい」とみんなたべちゃう。おじいさんの古い家の縁側と少年達の夏休み。大人になった少年は思う。「人生は劇的ではない。ぼくはこれからも生きていく」と。 わたしは この手が好きです ほら あなたによく似ている |
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