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9月29-30日 雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
新潟国体なのにテレビでちっともやらないので不満な母と俺。以前いつ頃だったか、NHK教育テレビで国体の「弓道」「なぎなた」「空手のカタ?」などを放送したことがあって、普段目にすることのないスポーツがじつに新鮮で面白く、テレビに釘付けになった憶えがある。国民体育大会なんだから教育テレビで一日中やるとか(笑)まあ頑張って放送してもらいたいものだが。 |
9月26-27日 晴れ/曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
一周忌に出席した。今月は2回目。法事というと正座だが、まあ俺の場合45分が限度だな。30分過ぎからはお経も上の空だ。じつはこのごろ胡座も辛くなってきた。膝が痛くなるからだ。いやはやどうにもとしか言いようがないが。 |
9月24-25日 晴れ/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
加納朋子『モノレールねこ』読了。"
モノレールねこ "
ってなんだ?と単行本の時から気になっていて、そのうち読もうと思いながら数年経ち、文庫本が本屋の平積み台にあったので即購入。なかなか気の利いた短篇が並んでます。辛いこと挫けそうなこともあるけど、熾火のようなささやかな温かさに気付くことで救われる...こともある。ザリガニで泣かされたという解説の吉田伸子のようには泣けなかったなあ。 |
9月22-23日 曇り/雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
シルバー・ウィークも関係無しに変わらぬ毎日。おまけに昨日今日とムラ祭りで、それなりに祭り行事に参加しながらも普段どおりに店はやってるわけで、ただただ疲れるだけだ。 |
9月20-21日 晴れ/曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
半藤一利『幕末史』読了。嘉永6年(1853)ペリー艦隊来航から明治11年(1878)、山県有朋による軍参謀本部創設と統帥権独立までの政治の流れを語ったものです。半藤氏が統帥権独立までとしたのは、この統帥権の独立こそが軍事優先国家として、後に軍部の暴走を許し大敗戦を導いた元凶だからです。本書は大学内市民講座で講義された話しをもとにまとめられているので、その話し言葉から厚さのわりには楽しめる内容でした。また半藤氏の反薩長史観という立ち位置が俺と同じなので親しみも覚えました。ようするに幕末の暴力革命から太平洋戦争の敗戦までの歴史を薩長史観=皇国史観とし、幕末から明治の始まりについてあまりに薩長の言い分で語られてきた、と指摘しているところが新しく嬉しい。今の日本でも明治の誕生を「維新」として美化する傾向が強い。これは勝者による薩長史観=皇国史観が土台としてあるけど、武士が好きで西国びいきの司馬遼太郎が維新の志士を美化しすぎたことの影響も大きいかなと俺は思っている。 |
9月17-18日 晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
実りの秋。周りの田んぼで稲刈りが始まった。早朝は福寿会(ムラの老人会)が神社の清掃をしていた。秋祭りが近づいてきたな。 |
9月15-16日 曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
みうらじゅん『色即ぜねれいしょん』読了。1958年生まれのみうらは俺より2つ下だからほぼ同世代。だから彼の自伝ともいえるこの高校1年男子達の青春が、俺には痛いほど恥ずかしいほどよくわかる。「ポケットパンチOh!」やら「フリー・セックス=スウェーデン」やら奈良林先生の「ハウ・ツー・SEX」やらが時代を思い起こさせ(ヒゲゴジラも!「ハレンチ学園」...なんという時代だ!(笑))、思春期男子のエッチな妄想が生み出す悲喜劇を想い出させてくれる小説だ。小説では夏休みに3人組でフリーセックスの島=隠岐島(妄想)でユースホステルに泊まるって話しで、主人公はギターを持って行くんだけど、そこんとこも俺の想い出と重なるんだよね。俺達は4人で能登へ行ってユースホステルに泊まって、しっかりギターも持ってね(笑)、あの頃ギター持って旅に出るのが流行りだったのかなあ?でもねこの小説、思春期男子のエッチな妄想の話しが主題じゃなくて、ロックな青春物語なんだと思うよ。文化祭のシーン、周りは拓郎のコピーやかぐや姫、NSP、ふきのとうなんかのコピーバンドばかり、ディラン好きの主人公はオリジナルの弾き語り、そんなところへヤンキー・バンド
" 法然ズ "(仏教系高校だから)
が強引に割って入ってキャロルのコピーを歌い出す。ヘタクソなんだけどそこにロックなフェロモンを感じ取った主人公はフォーク調の曲をやめてロックン・ロールを歌い出す...。このへんも俺達とそっくりなんで、他人事とは思えず楽しく読ませてもらった。これは是非とも映画も見なきゃね。臼田あさ美演じるオリーブも楽しみだし。 |
9月14日 晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
『越後妻有アートトリエンナーレ2009大地の芸術祭』閉幕。津南マウンテンパークの「やまもじプロジェクト」も12日夜に
" やまもじ送り "
。作品が炎の送り火となって、芸術祭の閉幕とゆく夏を惜しんだ。写真は友人の村山榮一氏よりいただいた。 |
9月12-13日 雨/曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
寒い、と思いながらも未だ半ズボン。サンダルと半ズボン、自営稼業の証(笑)。ううっ寒い... |
9月11日 晴れ/曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
片岡義男『花模様が怖い-謎と銃弾の短篇-片岡義男コレクション1』読了。編集はハードボイルド&ミステリの案内人池上冬樹。俺にとって片岡義男は『僕はプレスリーが大好き』に尽きる。50年代以降のアメリカの音楽とそれを取り巻く風俗を描いたこの本は、俺のアメリカン・ミュージックの副読本だった。彼の小説は読んでない。トレンディ映画の原作としてもて囃されたせいであえて読まなかった気もする。だから今になって再び片岡義男だ。ハードボイルド短編集。ハードボイルド風クライム・ノヴェルといった感じかな。ハードボイルドは好きだけど、これは面白くなかった。残念。たんにドライで刹那的衝動的でストーリーが稀薄。残念。 |
9月10日 雨/晴れ/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
●V.A『Where
Have All the Flowers Gone |
9月9日 曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
7日は朝9時半に出発して夕方5時まで大地の芸術祭の作品を見て廻った。13日閉幕となる芸術祭、もう俺にとって休めるのはこの日だけなのでガンガン見て廻るつもりだったが...妻有は広いし山は深い。結局この日見た作品は15点だった。一番下の写真は十日町市池谷集落の見事なブナ林にある作品だが、ついブナの落書きに目が行った。「一九六八年八月十七日池谷中学キャンプ」と刻まれていた。68年に中学生ということは俺と同じ位の歳なので親近感が湧いた。今はもうない池谷中学校。かつては妻有そして東頸城の地の隅々まで学校があって子供達がたくさんいたのだろう。この芸術祭であまりに多くの廃校を目にし、改めて過疎そして限界集落という問題が、この地に住む俺達の眼前の問題なのだと思い知る。池谷(地元読みでイケダン)のブナ林で見つけた落書きをもう一つ。みんなにもこんな憶え、あるでしょ? |
9月7-8日 晴れ/曇り/雨/ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
昨日は一日休みをとって大地の芸術祭を見て廻った。各会場相変わらずの賑わいで、よくもこんな山奥の村に、しかも現代アートを鑑賞するために、全国から老若男女が訪れるものだと感心と唖然(笑)。写真は後ほど。 |
9月5日 曇り/雨/晴れ/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
きのうは十日町で『関口良一の手仕事・回顧展』を鑑賞。故関口良一さんは親友のお父さんです。会場となった十日町市の古民家町屋は関口さんの住居でした。僕が20代の頃、よく酒を飲んでは泊めてもらった想い出深い家です。関口さんは家業の機屋で染色デザイナーとして名声を得るかたわら、陶芸・竹芸・書にもプロを凌ぐ程の腕前の持ち主でした。会場には次から次へと鑑賞者が訪れ、故人を偲びつつ作品の美しさや素朴な味わいなど熟練の手仕事に見入っていました。 ●V.A『SACRED
STEEL Traditional
Sacred African-American Steel Guiter Music in
Florida』 |
9月4日 晴れ/曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』読了。素晴らしい!さすが小川洋子だ。まさに物語だ。私小説など実生活を描くようなものとは違う物語世界。すこしズレた世界を書かせたら、小川洋子はじつに生き生きとじつに巧い。チェスに生きた男の物語なのだが、チェスをまったく知らなくてもチェスが愛しく思える、そんな物語を創り出す才能にため息ひとつ。リトル・アリョーヒンとミイラの恋の物語。すこし悲しく、静かな感動がある。 |
9月3日 曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
新たに巨大与党が誕生した。巨大すぎるよ。まあ結局アメリカと同じ保守2大政党の時代となったわけだ。どうしてヨーロッパのように労働者市民を代表する労働党のような政党が根付かないのかな。 |
9月1-2日 雨/曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
8月29日からの続きです。S・J・ローザン『冬そして夜』読了。久しぶりのハードボイルド探偵モノですごく面白かった。コロラド州の小さな町の高校で実際に起きた事件、日頃からジョックス(アメフト部を中心とした体育会系の生徒)にいじめを受けていた二人の生徒が銃を持って登校し13人の生徒・教師を銃殺しそして自殺したあの事件、映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』の元になった事件だが、本作の背景には明らかにこの事件がある。だから社会派小説でもあるわけで、だからこのラスト、解決したのか判らない宙ぶらりんな感じに、これが現実ってことなんだろねと思うけど、でもやはりエンタメ小説的な痛快な終わり方もあったんじゃないかなあとも思う。 |
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