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10月28-29日 晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
紅葉に誘われてというか請け負っているHPの写真更新のため清津峡へ行って来た。平日なのに駐車場満杯なのにびっくり。観光地だから賑わうのは良いことだけど、人混みにいると気が落ち着かずどうも苦手だ。 |
10月27日 雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
山田詠美『無銭優雅』読了。「心中する前の日の気持ちで、これからつき合って行かないか?」とか言って、死ぬ気などまったくないのにうっとりしあう42歳の男女(不倫じゃないよ)。子供っぽい会話で始終じゃれあってる、でもなかなかオツな恋愛小説。山田詠美って『風味絶佳』でも感心したがこの『無銭優雅』もじつに巧い。父親が行列のできる店で名物のメンチカツを買って、娘の務める花屋の縁台で一緒に食べるシーンに俺はジ〜ンときたよ。俺も娘を持つ父親だから。様々な登場人物がそれぞれ良いシーンを持っていて、家庭小説としても秀逸です。 |
10月26日 雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
24-25日はムラの仲間達と車に乗って行楽。先ず松本まで南下、松本城にいたく感心し馬刺と馬肉チャーシューと生ビールで昼食。松本から塩の道を北上し長野と新潟の県境にある姫川温泉で一泊。宴会では辻元清美似と奥菜恵似のコンパニオンと楽しい一時を過ごす(詳しくは書けない...)。翌朝ホテルを出発して姫川の翡翠渓へ。断崖絶壁をロッククライミングする人達を眺めこっちが立ち眩み。糸魚川を経て能生で昼食もちろんマグロとカニとタラ汁。一緒の友が知り合いのカニ屋さんへ案内し、全員で
大量のカニを買う。帰ってきて「じょんの喜」でハバキぬぎ。こんな二日間で胃がぐったりだぜ(笑)。今日から真面目に生きようと誓う。 |
10月22-23日 雨/曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
志水辰夫『青に候』読了。深く沁み入る清冽な時代小説の実力派志水辰夫なのだが、最初に志水作品を好きになったのはハードボイルド冒険小説だった。『飢えて狼』『裂けて海峡』『背いて故郷』など興奮しながら読みまくったものだ。そんな彼が最初に書いた時代小説がこの『青に候』で、何故か未読だったので読み始めたら、やはりシミタツは面白い。逃走、剣劇、友情、愛情、時代背景などが見事に配置され物語の起伏も豊かに、もうこれは巧いとしか言いようがないのだが、シミタツの一番凄いところは豊かで繊細な感情表現なのだ。所謂シミタツ節。内面のドラマについ感情移入させられてしまう。これも物語読みの醍醐味だ。 |
10月19-20日 晴れ/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
1968年のアングラ(アンダーグラウンド)ブームはフォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」の大ヒットにより引き起こされた。当時日本の流行音楽は歌謡曲とGS、そんな中でフォークはプロテストな面を打ち出して反権力の歌として少なからぬ若者達の共感を得ていた。 |
10月17-18日 晴れ/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
18日、我が家の一大行事である祖父母の三十三回忌&父の三回忌法要を無事終えた。ふぅ〜お疲れ様でした〜俺。そんな法事前でばたばたしていた17日、夜のニュースで加藤和彦の訃報を知り、なんともいえない悲しみを覚えた。悲しみを誰かに伝えたくて友人にメールした。「加藤和彦が音楽の神様になった夜:加藤和彦は日本のフォークとロックの天皇だと俺は思っていたんだよ。
権力とか権威とかヒット曲がたくさんあるという意味じゃなくて加藤和彦は日本のフォークとロックの世界で一番偉い人だと俺は思ってた。だから加藤和彦は老衰でしか死んじゃいけなかったんだよ。あの才人加藤和彦にしても今の日本の音楽状況の中じゃ生き甲斐を見つけだせなかったんだと俺は思う。」と書いた。 |
10月15-16日 晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』読了。きちんとしたステレオ・セットでフィル・スペクターや大瀧詠一のロンバケを聴いたことがある人はわかると思うけど、左右のスピーカーの前面に立ち現れる四角い音の塊、ぎっしりと詰まった音像空間と圧倒的な音圧。『コインロッカー・ベイビーズ』を開き読み始めた時に感じたのはまさにコレ。四角いスペースにぎっしり詰まった文字の圧倒的量感。行間なんか読ませないぞと押し寄せてくるイメージの洪水。これは小説家が、文字で言葉で読者を圧倒しようとする試みの小説だ。暴力的であると共に詩的でありファンタジーでもある。本書が新刊として登場した当時、俺は村上龍のマッチョぶる押しつけがましさがキライで話題だった本書をパスした憶えがあった。あれから二十数年経ち、予定調和的日常をのほほんと生きながらも、ナニカがタラナイタラナイタラナイ...と無い物ねだりな俺にカツを入れるつもりで(それほどのイキゴミじゃないんだけど...)『コインロッカー・ベイビーズ』を手に取った。そして圧倒された。俺には今はこっちの村上さんの方が身近に思える。 |
10月12-13日 晴れ/曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
★京浜ロックフェスティバルヘ行ってきたのだ! |
10月11日 雨/曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
18日に我が家では3回忌と33回忌の法事をやるので少しづつ家の中の掃除をしている。今日はお風呂を磨いた。タイルの目地や窓枠の黒ズミだけど、洗剤を使ってもTVCMのようにキレイに落ちないのはどうしたことか。久しぶりに頑張ったので腕が疲れたぜ。今ギター弾けと言われてもムリだな。 |
10月9-10日 曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
突然発作的にポータブル・レコードプレイヤーが欲しくなって、それもできるだけチープで可愛いやつが欲しくてヤフオクで探してコイツをゲット。日本コロンビア製でコーネリアスの所謂アーティスト・モデルなのでスケルトン・ボディでオシヤレな感じ。さっそく音をだしてみると想像通りチープに音楽が流れてきた。俺もレコード・プレイヤーで育ったから違和感はないけど、レコード針なんかもの凄く頼りないしここまでシンプルというかオモチャみたいなプレイヤーは初めて。でも何度も聴いてるうちに耳に馴染んでくるから不思議。 |
10月7-8日 曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
毎月7日の夜は七日会。ムラの同年代が千円札1枚にぎりしめ公民館に集い酒を飲む会なんだが、ここが俺にとって一番和める会であり仲間達だ。幼馴染みであり青年団や消防団で共に汗を流しバカ騒ぎをし、そして今では皆五十路のおっさん達。でもみんなで集まると気持ちは青年団のまま。仲間は大切だよね。 |
10月5-6日 晴れ/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
川上弘美『此処彼処』読了。わずか4ページのエッセイの中からふわっと物語りが立ち上がる、このへんがじつにお見事で、そのほんわかした手触りに隠された才気にほれぼれする。エッセイでもやはりカワカミさんは名手だと思う。 |
10月3日 曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
十五夜だね。晴れたらいいな。ススキに団子だな、それと酒も。オリンピックはリオに決定で良かったね。やっぱり初めての国で開催するのがいいよ。それにしてもIOCのオリンピック開催国決定方法ってヒドイね。各国の首相や大統領まで呼びつけておいて、いったいナニ様のつもりなんだろ?どうせ毎回のように委員連中のキタナイ裏工作やら裏取引で決まるんだろうに。 |
10月1-2日 晴れ/曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
忌野清志郎『ロックで独立する方法』読了。ロックで「成功する」でも「売れる」でも「有名になる」でも「女にモテる」でもなく「独立する」というのがモットーだと清志郎は語る。「音楽業界は80年代にマーケティング的にファンの動向や志向を掴もうと必死になって、まあそれなりに成果を挙げたんだろうけど、そのかわりもっと重要なものを見失ってしまった。....もう自分が歌いたいことを歌うのが一番正しいし、健康にもいいんだよ。それがファンであろうとなかろうと、とにかく声が届いた人だけが受け取ってくれればいい。ファンという謎の塊=マスを満足させられる歌があるとしても、そんなものを考えてるヒマはない。...」と語る清志郎。『雨上がりの夜空に』でいきなり売れっ子になり、その後の狂騒をふり返り、結局「成功する」「売れる」「有名になる」なんてのがロックする目的じゃなくて、ロックする魂の独立だと清志郎は言いたいのだと思った。本書の結びでは「現役のロックンローラーとして天寿を全うできるなら、それはそれで最高なんじゃないか」と語る。憧れた「老衰で死んだロックミュージシャン」にはなれなかったけど、忌野清志郎は現役ロックンローラーとして天寿を全うしたんだよ。 |
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