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12月31日 雪 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
毎朝めくってきた日めくりカレンダーが最後の1枚になった。日めくりカレンダーをくれる問屋さんも商店もだんだんに減ってきて、年末にもらった新年の日めくりカレンダーはついに1個になった。不景気なんだなあとつくづく思う。それでも我が家でいえば、家族みんなたいした病気もせず悪いことも起こらず、娘も初めての中学生活を楽しそうに過ごしたし、俺のバンド活動もまずまず充実していたと思えるし、まあ良い一年だったんじゃないかな。新年もよりよい年でありますように。 |
12月29-30日 雪/雨/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
柳広司『ダブル・ジョーカー』読了。もちろん『ジョーカー・ゲーム』の続編で、形式も同じ連作短篇なので、一作毎に趣向が凝らしてあって楽しめる。特に表題作「ダブル・ジョーカー」、戦時下帝国陸軍の結城中佐率いる秘密諜報組織"D機関"(これが小説の主人公ね)に対する、同じ陸軍内から差し向けられた刺客"風機関"。陸軍大学校出身エリートで構成された風機関を手玉に取るアンチ軍人組織D機関の働きが痛快だった。 |
12月27-28日 晴れ/雨/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
やれ師走だのもうじき正月だの周りがバタバタしてるからついこっちも忙しい気になってしまうけど、年末年始ったって、こちとら世間の土日休みとなんら変わらず仕事してるわけで、こうした正月騒ぎがうっとうしくもある。 |
12月24-26日 曇り/晴れ/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
娘が中学生になったのでサンタさんの役目も終わっちゃった。あ〜あ寂しいなあ(笑)。山田詠美『学問』読了。おそらく今年100冊目の読了本。小二で出会った男女4人が友情を培いながら成長していく物語、かと思わせながら、じつは奇抜な自慰小説だったりでびっくり。いやはや山田詠美は面白い。「生身の男は使いものにならないな...」と高校生になった仁美に語らせ、「私ねえ、欲望に忠実なの。愛弟子といってもいいね」とも言わせてる。でもぜんぜんいやらしさがない小説です。清々しさを憶えるのはテンちゃんの存在が大きい。きっとテンちゃんのようなタイプが理想の初恋の男子なんだろうね、女子にとって。各章のあたまに4人の主人公(+ひとり)の人生の終着点が記してあり、終章くらいまでそれに戸惑ったけど、読み終えてもう一度その部分を読み返し、じ〜んと感動してしまった。山田詠美の思うつぼか(笑)。しかも『学問』だからね。参りました。装本も素敵! |
12月23日 晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
また行けなかった。ちょうど今、浜田真理子は渋谷パルコ劇場で歌っている頃だ。暖冬を予想して雪のないこの日を期待してチケットを用意していたんだけど、やはり無理だった。まあしかたない、そのうち聴きにいける日がくるだろう。 |
12月22日 晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
夜降らなかったので今朝は除雪作業なし。うれし〜!そのかわり国道の消雪パイプからの散水はなく冷え込んだので道路が滑りやすく、車の運転も恐る恐る。 |
12月21日 雪 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
今朝も40センチ程積もった雪を除雪。重い雪だった。12月の除雪は心身に応える。何故か考えてみた。12月はまだあまり積もらないかもという期待があるからか。1月に入るともう心も体も冬の態勢になっている(笑)。諦めというか、エエイッ春まで我慢だと開き直る。12月はなあ...今からヤダよなあ。と思ってしまう。 |
12月19日 雪/曇り時々雪 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
土門拳『腕白小僧がいた』読了。1935年から1960年の間に撮影された写真と文により構成された写真集。写真集はけっこう好きで(ヌードじゃないぞ)年に1、2冊くらい買ってしまうんだけど、そもそも値段が高いのがツライとこ。だけどこの本は文庫本なので気楽に手元に置いて眺めていられるから嬉しかった。タイトルどおり子供達を写したものだ。懐かしさがこみ上げてくる。ああこんなカッコしたやつ、こんな笑い方するやつ、いたいたこんなやつ。とにかく子供が路上で空き地で群れていたあの頃。そして閉鎖された炭坑の子供達。その貧しさとそう遠くない所に当時山間僻地だった津南のつつましい生活もあったように思う。それでも子供達は元気に群れて遊んでいた。♪ぼろは着てても
心は錦〜ってなもんだった。こんな子供達、今は日本中探してもどこにもいない。『忘れられた日本人』ならぬ"
忘れられた子供達"。忘れてはならないもの、捨ててはならないものなのに、無くしたことに気付かない。この写真集はそうしたことを私達に気付かせてくれた。 |
12月17-18日 晴れ/曇り/雪 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
北沢秋『哄う合戦屋』読了。和田竜の戦国モノのような痛快時代活劇を期待して読んだらちょっとハズレた。戦国時代の小豪族が割拠する中信濃を舞台とした面白い話しなんだけど、剣を振るえば無双の豪傑でありまた天才的な戦略家である主人公石堂一徹の孤独がツライんだなあ。 |
12月13-16日 曇ったり雨だったり雪だったり 体調・普通そして二日酔いもあり |
13日はライヴだった。『いしばしゆみこ わたしのうたvol.4』を津南町文化センターホールで開催。前日夜にPAや楽器など機材を車に積み込み、ライヴ当日の朝9時に会場へ出発。開場到着してすぐに搬入とPAセッティング開始。これらほとんどすべてを俺達バンドのメンバーで行う。俺は出演の2バンド掛け持ちだから、リハ2回やってそのまま本番。当然、本番頃には疲れも溜まる。しかしそこは老骨に鞭打ってエイヤッ〜!と頑張ったのだ。演奏にそれ程破綻はなかったと思うし、今の俺達の練習量からすればこの程度でしかたないと思う。しかしなあ...終演後に知り合い数人から「ギターの音が小さかった」と言われ大ショック。俺はロックをプレイしてるつもりなんで、ロックにとって「音が小さい」程つらいものはない。ガンガンと鳴らしてこそロックなのに。ステージ上ではちょうど良い音量だっただけに、ミキサーとの打合せミスなのかなあ。 |
12月11-12日 曇り/雨/曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
小路幸也『brother sun
早坂家のこと』読了。さすが『東京バンドワゴン』の小路幸也、おもしろホームドラマの達人だ。幼い頃に母を亡くした三姉妹がいる。男手一つで三姉妹を育てあげた父親は長女が大学を出て仕事を始めた頃に再婚する。近所で別々に暮らす三姉妹と父親の一家の関係はすこぶり良好だ。ハッピーなホームドラマ。そこへ20年も音信不通だった父の兄が現れる。謎が謎を呼ぶ。さあそこからがちょっとした三姉妹探偵モノだ。結局、みんないいひと過ぎてズルイよって言いたくなるくらい、でもこれがハッピー・ホームドラマの王道だから。ああ楽しかった! |
12月9-10日 晴れ/曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
向田邦子『思い出トランプ』読了。やまだ紫の訃報を知ったからか、ふと本棚にあった向田邦子の本に手が伸びた。さりげない日常に潜む鋭い闇を見事に描くことにかけて、やまだ紫と向田邦子は名人であったと思う。ドラマ名人であった向田さんの短篇には、名人ならではの情景描写と心理描写そして人物の造形で、短篇ながらそれを感じさせない堂々としたドラマとなっていて、読み終わる度にふっとため息がでる。文庫本のあとがきでは水上勉が「みごとな人生画帖」と讃えていた。 |
12月6-7日 曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
漫画家やまだ紫さんが今年の5月に亡くなったということを昨日知り、'80年頃に熟読していた彼女の『しんきらり』や『性悪猫』のことを想い出していた。それは単に漫画というより、大人の女性の視点で書かれた良質なエッセイのような趣があった。合掌 |
12月4-5日 雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
奥田英朗『無理』読了。あの『最悪』『邪魔』の路線が復活ですね。転がり落ちる惨憺たる人生滑落小説(?)。まるで他人の不幸を見てきたように書いてる立場にユーモアが漂ってるから、ついついこっちも他人の不幸は密の味式にもっともっと知りたいと...読んでる自分がイケナイ人に思えてくるような...。福祉行政、派遣労働、援助交際、市民運動、新興宗教、格差社会...そういったモロモロを、冴えない地方都市とそこに生きる市民に思い切りぶつけた現在形あるある小説。けっこう身につまされる(笑)。 |
12月2-3日 晴れ/曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
野菜作りが好きだった父が亡くなり家で食べる野菜に困るかなと思えば、それは農村ど真ん中、親切な皆さんが大根、白菜、ねぎ、じゃがいも、キャベツなどを「これ、食べてくんねかい」と言って取れたてを持ってきてくれる。ありがたいことだとしみじみ。 |
12月1日 晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
師走に入り、そして今日はなんとも小春日和な良い一日だった。久しぶりにきれいな青空を見た。でも洗濯物が乾かないと祖母ちゃんはこぼす。しかたないよ気温は低いんだから。 |
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