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5月29日 曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
26日夜、近所の(介護施設入居後長期入院中だった)伯父さんが亡くなり、昨日が葬式だった。今年の入って参列した親戚の葬式はこれで4回目。多いよね。老人が多いからなあ。 |
5月25-26日 曇り/雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
北重人『夏の椿』読了。『蒼火』に続く立原周乃介ものですね。風景描写がじつに巧い。海に面した江戸の町、掘り割りの様子に行き交う小舟。読んでるうちに江戸の町が鮮やかに甦り、そこで暮らす人々の生活が見えてくるような、そんな描写力の確かさを感じるんだよね。その上、剣戟描写の迫力がもの凄い。やはり北重人は凄い作家だった。 |
5月22-23日 晴れ/曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
姉が下船渡中学校2年の時担任だった池田正巳先生(もちろん退職されている)から『白銀を蹴って スキー部50年のあしあと/新潟県立津南高等学校スキー部記録集
2006』を戴いた。池田先生はノルディック・スキーの国体選手として長年活躍された県スキー界の有名人。そんな先生と菩提寺様の葬式で御一緒し、亡き姉の想い出話しなどをした、そんなご縁もあり先生編集のこの立派な本を戴けたのだと思います。読み始めると胸が熱くなりました。まだ物のない戦後の総じて貧しかったこの町で、精一杯スキーに励み、全国の舞台に飛び立って行った先達の姿が、紙面から生き生きと伝わってきます。近所の裕子ちゃんはインタハイの大回転に出場、出場選手ほぼ全員がワンピースだった中、彼女はセーターにスキーズボンでした。でも全国第二位に輝きました。宿舎にはお母さんから応援の電報が届いいていたそうです。そんなエピソードの数々に胸が熱くなる本なのです。一高校スキー部の記録集に留まらない、昭和の雪国の暮らしをも感じとれる素晴らしい本なのです。池田先生、貴重な御本をどうもありがとうございました。 |
5月19-21日 雨/曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
北重人『鳥かごの詩』読了。サキちゃんが愛おしいなあ。哀しくなるくらい愛おしい。昭和41年、東京下町の新聞販売店、主人公康夫は住み込みの新聞配達員をしながら予備校に通う浪人生。その新聞販売店で出会った様々な人々と、ささやかで切実ないくつかのできごと。中でも康夫と博徒な爺さん一族との関わりが、この物語にコクと潤いを与えている。そして博徒な爺さんの孫のサキちゃん。彼女なくしてこの物語はない。マドンナのいない青春物語なんかつまらないからね。今では懐かしい昭和の人達が生き生きと描かれた、これは作者の自伝小説でもあります。とにかく北重人の全作品を読むのが今年の目標であり楽しみです。 |
5月17-18日 晴れ/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
浅田次郎『月島慕情』読了。大正時代の吉原を舞台にした表題作に先ず涙。吉原の太夫が「アイ・ラブ・ユー..」「ばかやろう!」とハイヒールを月島の月に向かって投げつける...。泣けるねえ。「めぐりあい」は雪国の温泉でマッサージ師として暮らしている女性の悲恋話し。「シューシャインボーイ」は立身出世の裏話に泣ける。まったく浅田次郎は泣かせ上手だ。 |
5月14-15日 雨/曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
豊島ミホ『リテイク・シックスティーン』読了。いきなり「ねえ、誰にも言わないでね、誰にも言わないでね」.....「あたし、未来から来たの」と告白される主人公沙織16歳高校1年生。未来から来たという孝子は、2009年27歳から16歳に戻ってきたという....。この小説、このキテレツな設定を除けば、まあフツーの素敵な青春小説なんだよね。この未来から来た設定を、SF的にもましてやホラーやオカルト的に扱わないのが本書のキモ。未来から戻ってきたと孝子から唯一告白された沙織の戸惑いが、この青春小説の底流に流れる。まったく(笑)小説家ってのはいろいろやるよね。たいへん面白かった。 |
5月11-13日 雨/曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
またまたさぼっちまったぜ。 |
5月9-10日 晴れ/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
北方謙三『楊令伝
十三』読了。遼王より護国の剣を与えられた将軍簫珪材、宋禁軍総師童貫の秘蔵っ子で童貫亡き後は地方軍閥を率いる岳飛、この両雄の対決が素晴らしい!楊令伝全編中屈指の名シーンとなること間違いなしだ。悲運の名将とはまさにこの二人のことだね。 |
5月7-8日 晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
チャルマーズ・ジョンソンのLAタイムズ掲載の論説より |
5月6日 晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
冲方丁『天地明察』読了。素晴らしく爽快な小説。江戸時代、貞享の改暦の中心人物渋川春海を主人公にした物語。困難な学問に呻吟し、行く度もの挫折を味わいながらも、そして四十の歳を越えても、主人公渋川春海には青春の輝きがあった。困難に立ち向かう颯爽とした姿が物語りの最後まで続き、また春海を取り巻く学者達の熱い探求心もあり、まさに青春小説としての眩しさに満ちていた。鎖国の江戸時代に、算学や天文学といった分野の優れた学究の徒が切磋琢磨したことが、学問を鎖国状態から救い、明治の急速な近代化を可能にしたのだと思えてくる。 |
5月4日 晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
卯之木の春祭りである。満開の櫻を突っ切って祭りの幟がはためいていて爽快だ。その桜の下で、近所の皆さんとお花見を楽しんだ(お昼時だけの参加だけど)。境内には三橋三智也の朗々とした歌声が流れていた。 |
5月1-3日 曇り/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
5月もあっという間に3日経ち、あわてて日記を付けるの巻(笑)。1日の夜はかつてサッカーを教えた子供達が集まって一緒に飲んだ。あのサッカー少年達ももう30歳だそうだ。等しく歳を重ねたはずなのに、大人同士として飲んだせいか、昔より年の差が縮まったような気がした。連休開始に合わせたように櫻も満開、ムラの人達はいっせいに春耕に勤しみ、ようやく津南も春の盛りだ。 |
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