●2010●

 5月29日 曇り 体調・普通  アマゾン.com 自粛中!

 26日夜、近所の(介護施設入居後長期入院中だった)伯父さんが亡くなり、昨日が葬式だった。今年の入って参列した親戚の葬式はこれで4回目。多いよね。老人が多いからなあ。
石井完治&静沢真紀(グッドフェローズ)『アコギGroove!』
 
静沢真紀が着物でブルース・ギターを弾く姿に唖然とした矢先にこのアルバムの存在を知りゲット。知らなかったお二人さんなんだけど、アコギ2本によるインストならちょっと興味があったので聴いてみた。ファンキーで黒っぽい曲が多くてまあ楽しめたけど、フツーなアコギ・インストとしてBGMになってしまう、そんな感じで、新しさや驚きはなかった。


 5月25-26日 曇り/雨/曇り 体調・普通  アマゾン.com 自粛中!

 北重人『夏の椿』読了。『蒼火』に続く立原周乃介ものですね。風景描写がじつに巧い。海に面した江戸の町、掘り割りの様子に行き交う小舟。読んでるうちに江戸の町が鮮やかに甦り、そこで暮らす人々の生活が見えてくるような、そんな描写力の確かさを感じるんだよね。その上、剣戟描写の迫力がもの凄い。やはり北重人は凄い作家だった。
 25日は午後から休みを取り東京へ。浜田真理子さんのライブの前に、神楽坂でライブをやる"ふちがみとふなと" さんを訪問。時間がないのでひと目だけと会いに伺った。渕上さんと挨拶を交わし船戸さんは?と聞いたら近所のパブへ行ってるとかで(笑)会えませんでしたなあ。
浜田真理子
 『mariko live 恋暦〜love song特集』
5月25日渋谷クラブクアトロ
 
約2年ぶりの浜田さんだった。クアトロくらいな会場で、そして赤いミニのワンピースという衣装のせいもあってか、(トークも上手くなったし)とても身近な和やかな雰囲気でした。ビールも飲めたしね(笑)。前から4列目中央という久しぶりの接近戦(笑)なのに、半分位は目を瞑って聴いてたかな。もったいない?たしかにね、だけど彼女の歌には、目を瞑り耳を澄まして浸りたくなる何かがある。せっかく本人が目の前で歌ってるんだから、きちんと見ていればよさそうなもんだけど....やはり瞑って聴いてしまう。そんな中、しっかり見つめながら、ちょっとにやけながら聴いた曲が「愛して愛して愛しちゃったのよ」。このハマクラさんの名曲をTwitterでリクエストしたのは俺なんだよ。歌い出しにびっくりしながら、嬉しく激しく感激してしまったよ。
 浜田真理子の歌唱の凄さは、あらためて言うまでもないけど、万感の思いを、思いの丈を、そのまま歌で吐き出すのではなく、絶妙な抑制を効かす、その歌唱が素晴らしい。声帯がリラックスしてるから歌声も自然で、これもなかなかの歌唱テクニックだと思えるし。やはり希有なシンガーなんだよね。もっともっと有名になって欲しいんだけどなあ。
 以下はブログに掲載されていた昨夜のソング・リスト。
【第一部】
1.あなたへ(作詞・作曲:浜田真理子)
2.恋ごころ(作詞・作曲:浜田真理子)
3.抱擁(作詞・荒川利夫:作曲・山岡俊弘)
4.愛して愛して愛しちゃったのよ(作詞・作曲:浜口庫之助)
〜Time after time(作詞・Sammy Cahn:作曲・Jule Styne)
5.Song never sung (作詞・作曲:浜田真理子)
6.この恋をすてたら (作詞・作曲:浜田真理子)
7.Love song(作詞・作曲:浜田真理子)
【第二部】
1.秘めごと(作詞・作曲:浜田真理子)
2.かもめはかもめ(作詞・作曲:中島みゆき)
3.500マイル(作詞・作曲:Hedy West)〜朝日楼(作詞・作曲:浅川マキ)
4.早く抱いて(作詞・作曲:下田逸郎)
5.Since I fell for you(作詞・作曲:W.B.Johnson)
〜胸が痛い(作詞・康珍化:作曲・羽田一郎)
6.骨董屋 (作詞・作曲:浜田真理子)
7.流転(作詞・作曲:浜田真理子)
【アンコール】
1.恋(作詞・作曲:松山千春)
2.夕凪のとき (作詞・作曲:浅川マキ)
3.わたしたちのうた(作詞・作曲:浜田真理子)


 5月22-23日 晴れ/曇り/雨 体調・普通  アマゾン.com 自粛中!

 姉が下船渡中学校2年の時担任だった池田正巳先生(もちろん退職されている)から『白銀を蹴って スキー部50年のあしあと/新潟県立津南高等学校スキー部記録集 2006』を戴いた。池田先生はノルディック・スキーの国体選手として長年活躍された県スキー界の有名人。そんな先生と菩提寺様の葬式で御一緒し、亡き姉の想い出話しなどをした、そんなご縁もあり先生編集のこの立派な本を戴けたのだと思います。読み始めると胸が熱くなりました。まだ物のない戦後の総じて貧しかったこの町で、精一杯スキーに励み、全国の舞台に飛び立って行った先達の姿が、紙面から生き生きと伝わってきます。近所の裕子ちゃんはインタハイの大回転に出場、出場選手ほぼ全員がワンピースだった中、彼女はセーターにスキーズボンでした。でも全国第二位に輝きました。宿舎にはお母さんから応援の電報が届いいていたそうです。そんなエピソードの数々に胸が熱くなる本なのです。一高校スキー部の記録集に留まらない、昭和の雪国の暮らしをも感じとれる素晴らしい本なのです。池田先生、貴重な御本をどうもありがとうございました。
NATALIE MERCHANT『LEAVE YOUR SLEEP』
 
つづくとしながら又さぼり(笑)ずっと聴いてて飽きないから、ついそのまま楽しんでた。これジャケットの彼女の表情がいいな。すごく意志の強そうなそして知的な感じ。CDショップで目にしたとたん「あんた、素通りしないで手にとってよく見なさい」と叱られるような強い眼差しのジャケットだな。アメリカン・ルーツ・ミュージックは勿論のこと、レゲエ、ケルティック、チャイニーズ、クラシックなど多彩な音楽性を擁しながら、サウンド的にはオーガニックな感じがする。シンプルではなく、むしろ緻密で重層的、力強さもあり癒し系ではないけど、オーガニックな手触りがある。もちろん演奏者も多彩、ストリングス(NYフィルのメンバー)やホーン・セクションも多数だし、ま知ってると言えばウィントン・マルサリス、メデスキー・マーチン・ウッド、クレズマティックスそしてメンフィス・ボーイズと名乗るかつてのアメリカン・スタジオの面々。レジー・ヤング、マイク・リーチ、ジーン・クリスマン、ボビー・エモンズ...懐かしい!「Griselda」におけるレジー・ヤングのギター・ソロなんかほんとかっこいいよ。今年上半期を飾る一枚ってことで星三つです!!!


 5月19-21日 雨/曇り/晴れ 体調・普通  アマゾン.com 自粛中!

 北重人『鳥かごの詩』読了。サキちゃんが愛おしいなあ。哀しくなるくらい愛おしい。昭和41年、東京下町の新聞販売店、主人公康夫は住み込みの新聞配達員をしながら予備校に通う浪人生。その新聞販売店で出会った様々な人々と、ささやかで切実ないくつかのできごと。中でも康夫と博徒な爺さん一族との関わりが、この物語にコクと潤いを与えている。そして博徒な爺さんの孫のサキちゃん。彼女なくしてこの物語はない。マドンナのいない青春物語なんかつまらないからね。今では懐かしい昭和の人達が生き生きと描かれた、これは作者の自伝小説でもあります。とにかく北重人の全作品を読むのが今年の目標であり楽しみです。
NATALIE MERCHANT『LEAVE YOUR SLEEP』
 
浜田さんと美音堂周辺が良い良いとツイートしてたので聴いてみたらホント良かった。ほんと素晴らしい!2枚組CDで箱もブックレットもとても素敵な作りでホント嬉しくなる。本作はナタリー・マーチャントの2010年新作です。内容はとても一口では言い表せないほど多彩です。世界中のお気に入りを採集しましたって感じ。つづく


 5月17-18日 晴れ/曇り 体調・普通  アマゾン.com 自粛中!

 浅田次郎『月島慕情』読了。大正時代の吉原を舞台にした表題作に先ず涙。吉原の太夫が「アイ・ラブ・ユー..」「ばかやろう!」とハイヒールを月島の月に向かって投げつける...。泣けるねえ。「めぐりあい」は雪国の温泉でマッサージ師として暮らしている女性の悲恋話し。「シューシャインボーイ」は立身出世の裏話に泣ける。まったく浅田次郎は泣かせ上手だ。
MOSE ALLISON『The Way Of The World』
 
モーズ・アリソン82歳の新作登場。ジョー・ヘンリーのプロデュースってことで俄然俺的超話題盤。バックのメンバーもジェイ・ベルローズ、デヴィッド・ピルチ、グレッグ・リーズといったジョー・ヘンリーお馴染みの面々。重心低くセピア色のサウンドもいつもどおり。熾き火のような温かみも(手をかざさないと気づかない)ジョー・ヘンリーらしい。だけど待てよ、モーズ・アリスンて、'60年代からこんな音楽やってたような...。'60年代の激しいジャズの世界で、ひとり涼しい顔してバップなのかオールドタイム・ミュージックなのか、はたまたホワイト・ブルースなのか、そんな判然としない音楽を飄々とやっていた(そんな感じ)モーズ・アリスン。俺が彼の音楽を知ったのは、ジャズ誌ではなく細野晴臣が好きな音楽にあげていたからなんだよね。ピアノを弾きそして歌う、風通しの良い温かい音楽。当然飄々としたジャズだ。グレッグ・リーズの弾くギターやワイゼンボーンがじつに良い味だしてますよ。この渋さも名人芸。


 5月14-15日 雨/曇り/晴れ 体調・普通  アマゾン.com 自粛中!

 豊島ミホ『リテイク・シックスティーン』読了。いきなり「ねえ、誰にも言わないでね、誰にも言わないでね」.....「あたし、未来から来たの」と告白される主人公沙織16歳高校1年生。未来から来たという孝子は、2009年27歳から16歳に戻ってきたという....。この小説、このキテレツな設定を除けば、まあフツーの素敵な青春小説なんだよね。この未来から来た設定を、SF的にもましてやホラーやオカルト的に扱わないのが本書のキモ。未来から戻ってきたと孝子から唯一告白された沙織の戸惑いが、この青春小説の底流に流れる。まったく(笑)小説家ってのはいろいろやるよね。たいへん面白かった。
THE CHIEFTAINS featuring RY COODER
  『San Patricio 』
 
アイリッシュ・ミュージックのチーフタンズにライ・クーダーが客演し、パディ・モローニと共にプロデュースまで手掛けた待望の新作。チーフタンズ+ライ・クーダーといえば'95年『THE LONG BLACK VEIL』での共演が思い出されるが、本作も前作同様、両者に絡むゲスト満載で楽しめる内容だ。
 本作は1846年から48年にかけての米墨戦争でメキシコに味方してアメリカと戦ったアイルランド系移民たちがいたという歴史をコンセプトに創り上げたそうだ。舞台がメキシコだから当然メキシコのミュージシャンも多数参加している。ライ・クーダーもテックス・メックスなどメキシコと相性が良いし。あとカルロス・ヌニェス、リンダ・ロンシュタットそしてクラナドのモイヤ・ブレナンも参加してる。輸入盤なんで詳しいことが判らないんだよね(笑)チーフタンズもリーダーのパディ・モローニが70歳を越えたとか、あと亡くなった人や引退した人もいるそうだけど、以前から世界中の達者なミュージシャン達と共演しアルバムを発表してきた彼等なので、メンバーが揃っていないうんぬんはあまり関係ない気がする。ケルトの誇りがその音楽から立ち上がっていれば、それがチーフタンズの音楽なんだよね。


 5月11-13日 雨/曇り/雨 体調・普通  アマゾン.com 自粛中!

 またまたさぼっちまったぜ。
Marvin Gaye『LIVE ! 』
 
カーティス・メイフィールド、ダニー・ハサウェイとライヴで来たので、ここでもライヴ盤を。まあずいぶん意図的なラインナップだったな。ニューソウル3人衆。この辺を聴いてると、逆にサザン・ソウルの白人的側面があぶり出されるようで面白い。サザン・ソウルの持つ独特な甘さと郷愁って、カントリー・ソングの影響があるんだってことかな。アメリカン・スタジオやマッスル・ショールズのスタジオなんかは白人ミュージシャンが多かったし、白人のダン・ペンとかが曲を書いていたしね。ところが'70年頃を境にサザン・ソウルの現場から白人が去っていく。スタックスのサウンドもソリッドに変わった。ハイのタイトなリズム・セクションも70年代的だったと思う。そしてニューソウル3人衆だけど、カーティスもマーヴィン・ゲイも'60年代からスターだった人達なわけだ。ノーザン・ソウルを代表する人達で、人種問題にも意識が高かった。じゃあ''70年代に入ってなにが変わったかと言えば、先ずはファンクの導入、そしてヒット曲中心じゃなくてアルバムをトータルに考えて創る意識の高さ、このへんかなと思うんだけど。知識ないから、ただそんな雰囲気を感じるだけなんだけどね。まあ俺的には、このアルバムのバックのメンバーに惹かれてるってことも重要。エド・グリーン(ds)、ジェイムス・ジェマースン(b)、デヴィッド・T・ウォーカー、レイ・パーカー(g)、ジョー・サンプル(kbds)、アーニー・ワッツ(sax)など超豪華。この頃から、こうしたスタジオ・ミュージシャンが騒がれるようになったんだよね。


 5月9-10日 晴れ/曇り 体調・普通  アマゾン.com 自粛中!

 北方謙三『楊令伝 十三』読了。遼王より護国の剣を与えられた将軍簫珪材、宋禁軍総師童貫の秘蔵っ子で童貫亡き後は地方軍閥を率いる岳飛、この両雄の対決が素晴らしい!楊令伝全編中屈指の名シーンとなること間違いなしだ。悲運の名将とはまさにこの二人のことだね。
DONNY HATHAWAY『LIVE』
 
LP盤の頃からの愛聴盤。それまでのソウルとは明らかに違う聴き方をしていたことを思い出す。自分で、バンドとして、マネをしたくなるサウンドだった。こんなグルーヴが出せたらと、まあ夢想のようなものだったな。'72年アルバムだけど、俺が買って聴いたのは二十歳の頃で'76年。だからスタッフと同じ時期に聴いてるわけだ。当然コーネル・デュプリーは当時俺の一番星だった。ウィリー・ウィークスのしなやかにうねるベースにも憧れたものだ。もちろんハサウェイの弾くウーリッツァーの不思議な音色とグルーヴにも惹かれた。クールで、ソウルにしては脂ぎったところがなくて、もの凄くかっこよかった。キャロル・キングの「君の友達」、ジョン・レノンの「ジェラス・ガイ」のような白人の曲を演奏するなど、ブラック・パワーとは少し距離をおいた姿勢も感じられ、その辺も新しかったかな。会場はあまり大きくないクラブのようだけど、こんな店でウイスキーでも飲みながら、このライヴのような音楽が聴けたら最高だよね。


 5月7-8日 晴れ 体調・普通  アマゾン.com 自粛中!

 チャルマーズ・ジョンソンのLAタイムズ掲載の論説より
「....昨年、鳩山由紀夫氏が日本の総理大臣となったが、彼の率いる民主党は普天間の返還と海兵隊員の沖縄からの完全な撤退を米国に求めるという公約によって選挙に勝ったようなものであった。しかし鳩山首相は今月4日、沖縄を訪れ、県民に対し深く頭を下げて米国の要求を呑むように頼んだのだ。
 鳩山首相の態度は臆病で卑劣だと思うが、日本をこのような屈辱的な袋小路に追い込んだ米国政府の傲慢さの方が更に遺憾である。米国は軍事基地帝国の維持に取り憑かれているが、我々にはもはやそのような財源もないし、基地の「受け入れ国」の多くがますます反対の声を大きくしてきている。私が強く提案したいことは、米国がその高慢さを改め、普天間の海兵隊を米国本土の基地(私の家の近所にあるキャンプ・ペンドルトンなど)に戻し、沖縄の人々の65年間に及ぶ忍耐に対し礼を言うことである。」
 何故、以上のような論旨を日本のマスコミが主張しないのか、政治家が口にしないのか、俺はずっと疑問だった。ようするに、鳩山首相が訪れ話し合う相手は、沖縄と徳之島とその島民達ではなく、まさしくアメリカなのだということだ。アメリカに対して何も言えないんじゃ、以前の自民党とまるで変わらないわけで、それでは変革を期待して民主党に政権を委ねた国民に対し申し訳が立たないだろう。
CURTIS MAYFIELD『CURTIS/LIVE!』
 
デヴィッド・サンボーンがホストを務めたライヴ番組「ナイト・ミュージック」で初めてカーティス・メイフィールドの動く姿・演奏する姿を見た。以来彼のファンになったのだが、それが'90年頃のこと。カーティス・メイフィールドの素晴らしさに気づくのが、ずいぶん遅れてしまったわけだ。ブルースからそのままサザン・ソウルを聴くようになった'70年代の俺には、カーティスのファルセット・ヴォイスが軽すぎて、ただそれだけでピンとこなかったわけだ。まだ俺の感性が " お子ちゃま " だったわけ(笑)。「ナイト・ミュージック」で見たカーティスは丸顔・丸メガネのとてもフレンドリーなおじさんで、そしてテレキャスター・シンラインを弾きながら歌った。これがクセモノだったんだよね。フィンガーで軽いタッチで撫でるように弾くんだけど、その繊細でメロウなギターがじつにシャレていて、そしてそのファルセット・ヴォイスには鋭いメッセージが込められていた。'60年代のインプレションズ時代、「ピープル・ゲット・レディ」のような公民権運動やブラック・パワーにリンクした曲をヒットさせていたカーティス・メイフィールド。このニュー・ソウル期のライヴ盤にも、優しさと熱気が強く感じられる。


 5月6日 晴れ 体調・普通  アマゾン.com 自粛中!

 冲方丁『天地明察』読了。素晴らしく爽快な小説。江戸時代、貞享の改暦の中心人物渋川春海を主人公にした物語。困難な学問に呻吟し、行く度もの挫折を味わいながらも、そして四十の歳を越えても、主人公渋川春海には青春の輝きがあった。困難に立ち向かう颯爽とした姿が物語りの最後まで続き、また春海を取り巻く学者達の熱い探求心もあり、まさに青春小説としての眩しさに満ちていた。鎖国の江戸時代に、算学や天文学といった分野の優れた学究の徒が切磋琢磨したことが、学問を鎖国状態から救い、明治の急速な近代化を可能にしたのだと思えてくる。
V.A.『The Days of Acoustic Guitars』
 
ワーナーのWEBショップ限定で販売された4枚組CD。'60〜'70年代のシンガー・ソングライター系やウエストコースト・ロックが中心にコンパイルされている。昨日今日と3・4枚目を聴いている。俺がロックを聴き始めたこの時代のアメリカン・ロックには、トレイン・ソングやハイウェイ・ソングといったものが多かったなと、このCDBOXを聴きながら思う。列車や車で旅する(放浪する)歌って歌謡曲にあまりないよね。これはやはりアメリカ的なんだろうね。こうした歌に、アメリカの地名が出てくるだけで、俺はワクワクしたもんだ。アーロ・ガスリーの「シティ・オブ・ニューオリンズ」やクリス・クリストファソンの「ミー・アンド・ボビー・マギー」とかね。まあとにかく'60〜'70年代のワーナー系ロックが俺のルーツだったことは再確認できた。


 5月4日 晴れ  体調・普通  アマゾン.com 自粛中!

 卯之木の春祭りである。満開の櫻を突っ切って祭りの幟がはためいていて爽快だ。その桜の下で、近所の皆さんとお花見を楽しんだ(お昼時だけの参加だけど)。境内には三橋三智也の朗々とした歌声が流れていた。
★GWはブルースのEP盤を回しちゃえ!編
OTIS RUSH
  「DOUBLU TROUBLE/I'M SATISFIED」
  「I CAN'T QUIT YOU BABY/GROANING THE BLUES」
BIG MACK
  「ROUGH DRIED WOMAN pt.1/pt.2」
BUSTER BENTON
  「SPIDER IN MY STEW/DANGEROUS WOMAN」
CARTER BROTHERS
  「SOUTHERN COUNTRY BOY/BOOZE IN THE BOTTLE」
LARRY DAVIS
  「ANGELS IN HOUSTON/MY LITTLE GIRL」
B.B.KING
  「SWEET LITTLE ANGEL/BAD LUCK 」

 
こんなブルース音盤を回してみました。CDと違って、聴きたい曲1曲ごとに針を落として聴くという作業は、もちろん楽しいし贅沢な聴き方だと思うよ。プレイヤーはチープだけどね(笑)でも豊かな感じ。レコードに熱中することを憶えた、あの頃に帰った気がするんだよね。といって、オーディオ・マニア的な聴き方をしようとは思わないんだよね。オーディオにつぎ込むお金がないから無理なんだけど(笑)


 5月1-3日 曇り/晴れ 体調・普通  アマゾン.com 自粛中!

 5月もあっという間に3日経ち、あわてて日記を付けるの巻(笑)。1日の夜はかつてサッカーを教えた子供達が集まって一緒に飲んだ。あのサッカー少年達ももう30歳だそうだ。等しく歳を重ねたはずなのに、大人同士として飲んだせいか、昔より年の差が縮まったような気がした。連休開始に合わせたように櫻も満開、ムラの人達はいっせいに春耕に勤しみ、ようやく津南も春の盛りだ。
V.A.『The Days of Acoustic Guitars』
 
ワーナーミュージックジャパンよりWEBショップ限定で販売された4枚組CD。'60〜'70年代のシンガー・ソングライター系やウエストコースト・ロックが中心にコンパイルされている。馴染みの曲が多く親しめるのはもちろんだけど、更に全曲ギター用の楽譜付きなので、ちょっとギターで弾いてみたい時にぴったりだね。4枚組なので、誰もが知ってる名曲の他、けっこう渋い曲も選ばれていて嬉しい。先ず1.2枚目を聴いてるんだけど、まったく知らなかったのはアズテック・トゥー・ステップというデュオだけってことで新鮮味はないけど親近感は満点。1枚でCSN、リトル・フィート、ボニー・レイット、バッファロー・スプリンフィールド、フィフス・アベニュー・バンド、エミルー・ハリス、ジェフ・マルダーなどが聴けるだから助かりますって感じ(笑)


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月下の遊群CONTENTS
 
ロスタイムにご用心  酔んぐしなくちゃ意味ないね While My Guitar Gently Weeps