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7月30-31日 晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
浦沢直樹『BILLY BAT
4』読了。面白い!「テキサス捕物帖ピストルヘアー荒野を行く」なんて笑っちゃうくらい素敵だ。まるでパラレルワールドのように多くの物語が複雑に絡み合って進行しているようで、前巻ではそれが少しとっちらかってる印象があったけど、ここではグッと締まった感じで、さらに引き込まれてしまった。いったいこのストーリーは何処へ向かって行くのか、楽しみなような怖いような(笑)。 |
7月27-29日 曇り/雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
レジナルド・ヒル『骨と沈黙』読了。この厚さに見合う圧巻な英国ミステリいや「偉大な英国小説」。警視ダルジールの人間的ブ厚さが凄いね。この威厳に満ちた強烈なユーモアと毒はイギリスならではと思う。これはちょっと快感。物語の主軸はミステリなんだけど、サッカーのフーリガン、失業問題、文学論、神学論争を絡めて、たんにミステリに留まらない内容豊かな小説となっているとこが「偉大な英国小説」たる所以か。もちろんミステリとして超一級ですよ。 |
7月24-25日 晴れ/雨/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
28日の人間ドックまでのカウントダウンが始まった感じで気が重いなあ。この歳にしては健康体なんだよ、体重・体脂肪を除いては(笑)。どうせ今年もそのへんをチクチク突かれるんだろが....。べつに見苦しいデブじゃないんだから(自称)いいだろ、と居直りたいけど、白衣の前では弱気な俺なのだ(笑) |
7月21-22日 晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
さて、行き詰まりつつあるこの音盤日記。何故かと言えばこのWEBサイトChamkyBoxの更新が旧Macの旧OSによって成されているからなんだ。主に使う目の前のMacではなく、サイドに追いやられたMac...。そろっとこの「音盤日記」のブログ化が頭をよぎる。 |
7月17-18日 曇り/雨/晴れ 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
18日。ついに梅雨明けして夏本番かな。宮原芽映『海の見える観覧車』読了。宮原さんとはツイッター繋がりで、お互いにフォローしあっている。彼女は'78年頃タイニー・パンプスとして歌手デビュー、その後は作詞家としても活躍、作詞のリストには渡辺はま子からレベッカそしてアニソンなどとじつに幅広い。そんな宮原さんが暮らしている横浜の街をエッセーとして書き綴ったものが本書『海の見える観覧車』。鶴見線海芝浦駅に向かう古いチョコレート色の電車のはなしが特に印象に残った。 |
7月15日 雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
樋口毅宏『さらば雑司ヶ谷』読了。樋口作品を続けて読んでみた。こちらは乾いたバイオレンスだね。暴力小説。ドライな暴力描写は花村萬月を思わせるけど、それより『鉄コン筋クリート』みたいなマンガに近い乾きぐあいだ。主人公のバックに婆さんが統べる闇の組織があるって構造は『男一匹ガキ大将』のようで、こうゆうバックボーンはズルイと思う。これでハードボイルドとしては失格だ。『日本のセックス』も『さらば雑司ヶ谷』も、主人公が人間不信なとこが共通かな。『日本のセックス』の中に「十人十色というけど、ほんとは一人十色なんだよ」みたいなセリフが出てくる。一人十色と人間不信が結びつき暴走するニッポン物語なのか?。 |
7月13-14日 雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
樋口毅宏『日本のセックス』読了。たしかに淫乱三昧な小説ではある、本の中程までは。そこからどんどん転落する。物語が陰湿にならないのはヒロインが自分の悲惨な状況をどこか醒めた第三者の眼で見ているからか。面白い小説だったけど、読み終えた時は妙に醒めていた。 |
7月10-12日 雨/曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
W杯ファイナルを制したのはスペインだった。スペインのパス・サッカーは、ドイツ戦程の精緻さと華麗さはなかったが、強敵オランダに対しても自分達のスタイルで相手を押さえ込んでの勝利だった。スペインのGKは今や世界屈指と言われるカシージャス。流石の安定感だった。センター・バックの二人はバルセロナのコンビでお馴染みのプジョルと新鋭ピケ。プジョルの強かさとピケの高さでここも強かった。サイド・バック、セルヒオ・ラモスの再三の攻撃参加も印象的だった。ボランチのシャビ・アロンソはかつての名手グアルディオラを思わせる姿勢の良さとかっこよさで二重丸。タフに相手を潰しそして攻撃の絡んでいた。そしてパス・サッカーの要、シャビとイニエスタ。バルサでもチームの心臓となる二人だ。とにかく巧い。密集でのパス交換そしてドリブル、ワンタッチ・パスを小気味よく回すその中心に彼等がいた。ワン・トップにいたビジャはとにかくシュートが巧い。相手バックラインからの飛び出しも鋭く、頼もしいFWだった。終わってみれば成る程といえる布陣でタレント揃いのスペイン、今大会の優勝にふさわしい素晴らしいチームだった。 |
7月〜9日 曇り/雨 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
W杯決勝は念願のスペインvsオランダとなった。ラテン・スタイルのスペインとストロング・スタイルのオランダ。ショート・パスのスペイン対ミドル・パスのオランダ。どちらが自分達の距離・間合いでゲームの主導権を取るか、などなどとにかく楽しみな一戦だ。 |
7月1-3日 雨/曇り 体調・普通 アマゾン.com 自粛中! |
ブラジルも負けちゃったね。ま、相手がオランダだからそれもありだ。ヨーロッパではオランダのサッカーが一番好きだったから、もうこのへんで優勝してもいいんじゃないかな。スペインにも優勝して欲しいけど...、まあどっちかが優勝したらいいな。今回のW杯を見ていてつくづく思うのは、サッカーがタテに速くてしかも全体が窮屈になった感がある。中盤はゲームを組み立てる場ではなく、ボールを奪取するスペースとなった。もうファンタジスタじゃなくて猟犬がうようよいる場所となったようだ。かつてジーコ、プラティニ、バルデラマ、シーフォ、ルイ・コスタなど素晴らしいファンタジスタ達が華やかに活躍したミッドフィールド。あの頃サッカーはエレガントだったよ。 |
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